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ラーメン

別にお湯を沸かしてたのは、あのじゃがりこ擬きに会うからとかじゃなかったんだけど。

ただ単にカップラーメンつくるのに必要だっただけでね。

何故同じようなヤツと対面しなければならない。


「はあ? あんなじゃがりこ信者と俺を一緒にすんなよなー。」


こいつもプライバシーの侵害を平然とおこなうわけで。つまるところ、結局どいつもこいつも変わんないサイテーだ。


「だからアレと一緒にすんなってー。」


サイテーと言ってるにも関わらず、構わずに思考読みやがるのね。

だいたいこいつなんなのさ。

これからお湯を注ぐ、ってところでカップラーメンが飛んでくし。追いかけたらいつのまにか知らないとこにいるし。そこにはまた非常識がいるし。


「あ、知りたいー? 知りたいんだー、俺のこと。」


非常識とは関わんないのが一番楽だと思うんだよね。


「俺のこと知りたいとか、なあにー? もしかして、惚れちゃったー?」


わけわからん。こういうときだけ都合よく無視しやがる。

あれか、こいつもナルシストなのか。自分大好き人間か。


「しょーがないなー。君には俺が特別に教えてあげよおー。」


こいつもスルーしとくのが一番なんじゃなかろうか。

よし、そうしてみよう。


「まず、俺の名前はラメーンってんだなー。苗字は松由(しょうゆ)なー。」


今日の夕飯は、さっき食べ損ねたカップラーメン。


「ほうほう、なかなか空気の読めるやつじゃんか。ラーメンはいいぞー。」


ごつ盛り、とか書いてあったから一杯入ってるんだろうな、って楽しみにしてたのに。


「あー、ごつ盛りはボリュームが他と比べて多くて、大満足だったぞー。旨かったなー。」


なに勝手にひとの夕飯食べてんの? この何故か火から降ろしてもグツグツしたまんまの熱湯はどうしろと?

こいつに書ければいいの? そしたら三分待てばいいわけ?


「ちょいちょいー! そんなことしたら俺の完璧な顔が火傷して爛れるー! 美しくなくなるじゃんかー。」


やっぱりナルシだったよ、こいつ。名前何だっけな。まあ、いいや。


「よくないっしょー。名前だろうがー! 君も名前で呼んで欲しいっしょー?」


いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいややいや! やめろ! むしろ全力で止めるから。


「なんでだよー? いいじゃーん。いい名前じゃないのー? 鈴──」


「黙れ! 黙れるかなー? 黙ってて欲しいなあ。黙んないの? 黙ろうよ。」


「ぐぅ....っ!」


ペチペチペチじゃなくてね、黙るんだよ。


「ぁ"ま、る"!」


学習しないよね。こいつら。


「いやいや、俺今のが初めてだからー。何回も息止められてないからー。」


なんでもいいけど語尾がむかつく。普通に喋れよ。


「えー? し...、君がー、どぉ~してもーっていうんならー? そうしよっかあー?」


もういいか。聞かなくていいと思う。

イコール、帰っていいと思う。


「駄目! 帰る、って言ったら終わりなんだっての! そこ、ノットイコールだから。イコールじゃないから。」


あ、普通に喋れるんだ。

でもやっぱり帰ろうか。


「駄目なんだっつってんの! まだ全然醤油ラメーンの良さを語ってないんだからな!」


やっぱこいつはじゃがりことおんなじだ。だから、帰ろう。


「あーあー、言っちゃったー。駄目って言ったのにー。」


うおぅ、やっぱり引っ張られるー。きゃ、あ、あ、あ、あ~。


「え? それって悲鳴?

し...、じゃなくて、君はやっぱり面白いなー。また来いよなー!」


名前言いかけたの三回目! こんなヤツがいるとこに誰が行くか。


◇◆◇◆◇◆◇◆


「何故にごつ盛りが復活している?」


味噌だったのに醤油になってるし。

まだもう一個味噌のカップラーメンがあったはず。そっち食べよう。

いまだにお湯がグツグツいってる。どうなってんの?


まあ、それは結構どうでもよくて、ラーメンは醤油じゃなくて味噌なんだよ。

昨日の夕飯で食べたごつ盛りラーメン(醤油)から出てきました。

深雪はラーメンは醤油が一番だと思います!

そういえば、醤油以外のラーメンを食べたのは何年前でしょうかね?

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