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パイレーツファンタジア  作者: 名も無き小説作家
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プロログ  冒険の始まり

プロログ  冒険の始まり

かつてこの海洋世界であるオーシャンワールドで名を轟かせた


海賊王エドワード・ロックス、彼が隠したとされる13のオーパーツを巡り様々な海賊が


旗をあげる。


そんな海賊の一人にとある海岸に佇む一人の少年もまた憧れを抱き旅に出ようとしていた。




波間に揺れる小舟の上で


「さて、船出したは良いがこれからどうするかな」


少年の名前はシルバート・ヴァイスたった今船出した少年海賊はこれからどうするかを考える


「とりあえず街のある島に行かないとな」


そこでかれは手元に有った銀色のコンパスから力を放出して潮の流れを変え島の方向を目指す


彼の持つコンパスは力が封印されたオーパーツと呼ばれる物で洞窟の奥底に有った物を


ヴァイスが見つけた物だった。


この銀のコンパスには水を操る力が封印されておりこの力を使う事で帆の無い小舟でも


この大海原を進めて居た。


「先ずは船と仲間を集めないとな、いくらこの力が有っても船が無いとな


それに仲間が居ないつまらんしな、だが今は波に任せて寝るか」


そうしてかれは小舟に横になり眠る、彼こそが後に大海賊として世界に名を轟かせた


海狼シルバート・ヴァイスその人だった、こうしてヴァイスは海に出た。




そして彼が海に出て10年後彼は新進気鋭の海賊の一人としてある程度なが知れるように


なっていて船もまだまだ小さいが持った流れの海賊をしていた。


この世界では海賊もそこまで取り締まりを受けない世界、ここでは一人で様々な仕事を


受け持つ流れの海賊も結構多く、ヴァイスもその一人だった。


「まぁ、そろそろデカイ船と仲間が必要なんだがな」


酒場で飲みながら酒場の店主に最近の活躍を誉められてヴァイスはそう言って答る。


「それで仲間つってもどうするつもりだ?お前なら引く手数多だろうに」


「いや、だいたい戦闘員として誘われるばかりだ、俺は船長になりたいのにな」


「当たり前だ、幾らお前が最近色々と功績を挙げる海賊とは言え若い


そんな奴に船長を任せて下に着くなんて他のプライドが高い海賊がすると思うか?」


「確かにそうだが、俺は伝説の海賊エドワード・ロックスみたいに成りたいだがな」


「そんな夢を見ずに現実をみろよ、お前は腕が良いだからどっかの船に入って


戦闘員でも水夫でもから始めたらどうだ?」


「確かにそれしか無いんだが、、、、、」


「お前は本当に、、、!!!どうした!?急に入って来て」


店主の話しを遮るように勢いよく扉が開き一人の少女が店に入ってくる


「店長!私、街を歩いていた海賊に襲われてそれをお侍の女の人が


助けてくれたんですが、、、結構な数の海賊に囲まれてたから、、、、、」


「その侍の女の人は何処にいる!?」


「私を逃がしてくれたら、海賊達をつれて街の裏手の路地に入るのが見えたよ


ヴァイス兄ちゃん」


「まったく俺のお気に入りのこの島でいい度胸だ、ちょっくらぶっ飛ばしてくる」


「待て!ってもういねぇアイツ大丈夫かね」


飛び出たヴァイスを店主が止めようとするがもうヴァイスはそこには居なかった。




ヴァイスが路地裏につくと大勢の海賊と誰かが会話していた。


「幼い女の子にこんな大人数で感心しないでござるな」


「うるせぇ!お前が代わりに相手してくれるんだろ?その後は売り飛ばしてやるぜ!!」


「下賎な、そんなお主等に手加減は不要でこざるな」


そう言うと女は一瞬で海賊の男をすり抜けヴァイスの前に立ち鞘に刀を戻す


その瞬間に男達の首が飛び血が吹き出す。


「む!コイツ等の仲間の海賊でござるか?ならお主も切り伏せるが」


「いや、俺はコイツ等とは関係無い、アンタの助っ人に来たが意味が無かったな」


「いや、かたじけない、それより私が逃がした小さい女の子を見なかったでござるか?


なんとか賊の隙間を掻い潜って逃がしたが、、、、、」


「ああ、あの女の子ならそこの先の酒場の店長が!危ない!!!」


女侍に女の子の居場所を教えようとしてると女侍の後ろに隠れて居た


首が飛ぶ斬撃を辛うじてかわした男が襲いかかろうとしていた。


ヴァイスは女侍の脇を抜けその男を二本の片刃剣で切り伏せる。


「すまぬ、一人かわして居たらしい油断した私を助けてくれてありがとうでござる」


「いや、まぁ気をつけろよ」


「それにしてもつかぬこと聴くが、そなたもしや海狼ヴァイス殿では無いか?」


「ああ、そうだか?」


「命を救われた恩義は有るがそれでも悪名高い海賊を野放しにもできなくてな、


すまぬがお覚悟を」


そう言ってヴァイスに切りかかる女侍、それを二本の片刃剣で受けるヴァイス


「それは流石に酷く無いか?女侍ちゃん」


「黙れ!海賊が!!お主もこやつ等と同じでは無いのか!?」


「まったく違うね!」


女侍の刀を片刃剣で弾きながらヴァイスは吠える


「奴等は『アクアイーター』略奪、殺戮、強盗、恐喝何でもするクソヤロウどもだ」


女侍は剣を構えながら聴いて来た。


「ではお主は違うのか?」


「当たり前だ!俺みたいな奴は『エグザイルワーカー』自由を愛し放浪する者だ


俺は一度も民間の人間に手はたしてねぇ!!」


「ならば何故『海狼』と呼ばれ恐れられている?」


「アクアイーターをかなり狩ってるからな、それで懸賞金を掛けられた」


暫く女侍は刀を構えヴァイスを睨めつけていたがやがて刀を鞘に納めた。


「すまない、海賊の種類等は疎くてな、貴殿の噂を聴いては居たのだが、、、、、」


「悪い噂を聴いてここで切り伏せておいた方が良さそうと判断したわけだ


まぁ海賊していれば嘘でも悪い噂は立つのはなれてるけどな」


「かたじけない」


「おおかた俺に刈られた海賊の残党が流した噂だろうな


まぁアンタの気にする事じゃないさ」


「しかし!」


「まぁとりあえず酒場に行こうあの子も居る筈た」


「かたじけない」


二人は酒場を目指した。




酒場で二人は飯を食う事にした。


ヴァイスは酒とつまみを食べ、女侍はものすごい勢いで飯を食べていた。


女侍はは粗方食べ終わり恥ずかしそうに話しを始める


「すまぬ、最近満足に食べてなくて死にそうだったゆえ」


「わかったわかった、そんな恥ずかしそうにしながら


それでも食べる勢いがあんまり落ちて無いのは目を瞑るから、まず名前を教えてくれ」


「某は炎堂朱音、流浪の剣士でござる」


「俺は必要無いだろうが一応な、シルバート・ヴァイス、


エグザイルワーカーの流れの海賊だ」


「先程も言っておったがその『えぐざいるわーかー』だったかそれは何でござる?」


「『エグザイルワーカー』と『アクアイーター』だろ


これは今の海賊の在り方の話しになるが、放浪する者と略奪する者というのが


一番の違いだな」


「つまりお主は放浪者という認識で間違いないな?」


「まぁ、目的自体は有るし、アクアイーターどもから略奪とかはするがな」


「とりあえず民間の船は襲わないのだな」


「当たり前だ、逆に奴等は略奪や人殺しも好んでやる位だからなな


まぁだがほとんどの奴がアクアイーターの部類だがな」


「それでお主の目的はなんでござるか?」


「伝説の海賊王が残した13の秘宝オーパーツを見つける事だな」


「それはあの?」


「そうだ、13個有ると言われてる力を持つ秘宝だ、これもその一つだな」


ヴァイスはそう言って銀色のコンパスを机の上にだす。


「これには水の力をやどしてある」


「それはもしやこれもではござらぬか!?」


朱音が赤い紐に結ばれた鈴を出す。


「これは!!」


「これは我が家に伝わる秘宝の『火衣の鈴』と呼ばれる物でござる」


「なぁ、秘宝を持っているとか関係無いだが俺の仲間に成ってくれないか?」


「海賊をやれと本当に申されるのでござるか!?だがしかし、、、、、」


「まぁ、気乗りしたらで良いからな」


(しかし世間的に悪人に加担することは果してどうであろうか、、、、、)


「どうだ、やっぱり無理か?」


「ウム、流石に本当は違うとは言え世間的には極悪人であるお主に着くのは少しでござるよ


本当に申し訳ないでござるが」


「いや、それが普通の判断だろ、この港街ではそうでも無いが他の街では


普通に賞金首だしな」


「、、、、、」


「とりあえず、隣の港街に位なら送ろう」


「かたじけない」


二人は船に向かう事にした。

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