頭の中を空っぽに⁉ ~結局、小説からは逃れられない~
急にテンションが下がって駄文エッセイを書きなぐったかと思えば、頂いた暖かい感想に心を癒されすっかり元気になった、情緒不安定な私です。
最近、考えすぎだなぁと思う今日この頃。
いろんな人から考えることから距離を置いた方がいいと言われ、その通りだなぁと思って実践してみようと思ったわけですが……。
これがなかなかむつかしい。
座禅を組んで雑念を消そうとしても、あとからあとから変な思考が沸き上がって来るんですよ。たちの悪いことにその思考が感情に結びついたりして、全然リラックスできない。
私はとことん思考に支配されているのだなぁと実感するわけですが、やはりこのままではいけない。
心を空っぽにするにはどうすればいいか、色々と試行錯誤してみました。
1 運動する
はい、これダメです。
身体を動かすと感情が沸き立って、逆にイライラします。
私は基本的に個人でできるスポーツしかしません。ジムに通うのも苦手。と言うかお金がもったいない。
よくジョギングはするのですが、走っている時に必ず何か考えてる。
危険なのでできるだけ避けるようにしているのですが……実生活で悩みを抱えていたりすると、走りながら怒りがこみあげて来て、イライラしながら走っちゃうんですね。
たまにうがーって叫んだりもします(不審者か)。
でも、スッキリするけどね。
10キロくらい走れば思考も吹っ飛ぶわけですが、季節の変わり目だとちときつい。
もうちょっと涼しくなってから……などと言い訳をしつつ、この方法はパス。
だって……10キロも走るの大変なんだもん。
たまーに走ったりもするけど、途中何度も歩いたりするよね。
最後なんてずっと歩いてる。
……それ、走ったって言わなくね?
2 寝る
まぁこれ鉄板だよね。
眠ってれば何も考えなくて済むし。
でもねぇ……これやると結局、朝早く起きちゃうのよね。
ぐっすり長時間眠れることが少なくなってきた最近。
平均睡眠時間は6時間をキープ。
次の日が休みでも早く起きるようになった。
朝早く起きてやることって……だいたいネットかな。
布団にくるまりながらスマホいじるの。
全然、頭の中空っぽにならないね。
スマホいじってなくても何か考えちゃうし。
3 食べる
これも手段の一つ。
食べてる時は食に集中できるし、調理をしている時も……って思うじゃん?
私ね、調理してる時も、食べてる時も、何か考えちゃうんですよねぇ。
食に関する以外のことを。
調理はずっと昔からしているので、身体が覚えてるんですね。
だから別のことを考えていても、要所要所で思考を料理の方へ向ければ、他は別の思考に脳のタスクを回せるんですよ。
だから……やっぱり考えちゃう。
もうここまで書いて、ほんと終わってんなって思う。
私の頭の中には思考がべっとり。
どうすれば頭空っぽにできるんだろうか?
とまぁ、こんなことを考えながらエッセイを書いているわけですが、すでに頭を空っぽにする手段を見つけています。
それは……小説を読むことです。
前々回のエッセイで、文章を読んでいると声が聞こえると書きました。
実はこのタスクが脳にとってかなりの仕事量になるようで、何か読んでるときは変な考えが浮かんでこなくなるんですよ。
これ……ついさっき気づきました。
いやぁ、本当に盲点でした。
何も考えたくなかったら小説を読めばいいんですねぇ。
それで頭空っぽにできる。
矛盾しているようですが……実は矛盾していないのです。
あくまで私の中ではですが……。
私ね、変に素直なんですよ。
他人の書いた作品を読むと影響を受けすぎる。
このエッセイも多分もろに影響受けてる。
だって普段と口調と言うか文体が全然違うんだもん。
素直な私が小説を読むと、その物語の中に没頭して、自分の思考を置き去りにできるんですね。
だから……あまりモヤモヤしなくて済むのかなって。
何を読むかも重要で、明るくて、楽しくて、ふわふわした作品を選ぶと良い感じ。他人を否定したり、マウント取ったり、アホみたいに自己嫌悪するのはダメ。
とにかく感情が軽くなるような話を読む。これが重要。
もう既にそう言う作品をいくつかなろう内で見つけたので、しばらくはなろう作家様の作品を読んで心を癒そうかなと。
多分これが一番楽だと思います。
というわけで、頭空っぽにするために小説の世界へ逃げることにしました。
私にとって小説って、拾ってきた気持ち悪い虫を籠に入れて、どんなふうに動くか観察し続けるようなものだと思っていました。
虫が気持ち悪ければ、気持ち悪いほど良いみたいな。
でもね、それ私が世界にはいろんな小説があることを知らなかったからなんですね。
なろうには明るくて楽しい物語が沢山ある。籠に虫を閉じ込める必要なんてないのだ。
変な思考に囚われたら、明るい小説を読むに限る。
これが頭を空っぽにする秘訣。
なんの解決にもなってないような気もするけど……これでいいのだ。