旅する私と弾けないギター

～アンカラ駅～

　お昼、私はギターケースをしょって列車からホームへと降り立ちました。

　お腹をすかした私はホームに漂っているスパイシーな香りに引き寄せられます。

　私と同じ様な人はみな、ホームにあるケバブ屋に吸い寄せらていました。

　２つ買ったケバブは、以前日本のお祭りでトルコ人が出していたケバブとは、けっこう印象が違います

。

　お祭りで食べたケバブは食べ歩きしやすいような、薄いパン生地で挟んでありました。

　しかし今回のは半分に切ったバタールのようなふかふかのパンに、溢れんばかりの肉と野菜が包まれています。

　お好みで駆けたヨーグルトソースの酸味が、良い塩梅を引き出しています。

　食後、わたしはギターと、店内に観葉植物主にサボテンが溢れる喫茶店いました。

　紅茶のことはよくわからないのでおすすめとガトーショコラを注文しました。

　ガトーショコラを食べる前に紅茶を一口。

「あっま」