第962次戦争 IV 完
前回のあらすじ
子供「ママー、いろいろまがってるよー」
母親「そうね、登場人物が暑さで歪んじゃったのね。」
こうして戦闘が終わった。
あとは中央を落とすだけだ。
弾丸を補給し、再び走り
出す。
中央へ着いた。
そのまま走りながら機関銃の弾をばらまいていく。
しかし、敵の姿がない。
それに、この匂いは……
脳が極大の危険信号を発し、半ば本能的に飛び退る。
目の前が焔の様な、いや、焔の紅に染まる。
同時に猛烈な熱が襲って来る。
やはり、あの匂いはガソリンだったか。
目の前では焔が激しく燃え盛っており、とても前進などできない。
仕方ない。こうなりゃ地面ごと吹き飛ばすまで。
手榴弾3発のピンを抜き、焔の中へ投げる。
刹那、焔が大きく膨れ上がり、そしてすぐに収まった。
そのまま中央を落とすべく前進する。
先程のガソリンは戦争屋の入れ知恵だったようで、トラップはもう無かった。
走りながら弾をばらまき、指揮官のいるだろう場所に手榴弾を投げ込み、制圧完了だ。
これでこの戦争は終わりだ。
まだこの戦乱は終わらない。
おまけ
もともとの予定ではあのシーンは
煙が少しずつ晴れてくる。
その中に人影が見える。
マ ジ か よ 。
な?
戦争屋って怖いだろ?
あ、私は戦闘技術に長けているだけで、あの猛毒に機関銃と手榴弾まで喰らって立ってる化け物とは違うからね?
……違うからね?
ん?でも、ふらついてる。
毒が回ってきたのか。
ふむ。
へんじがない。
ただの しかばね のようだ。
こうして戦闘が終わった。
第962次戦争編完結です。
次回から間章です。
次回 間章I 既知との遭遇