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無垢と経験の歌 Songs of Innocence and Experience  作者: ウイリアム・ブレイク William Blake/萩原 學(訳)
経験の歌 Songs of Experience
19/23

土くれと石ころ。THE CLOD AND THE PEBBLE.

改訳

愛は探し求めず己が喜びを、

自分のことなど気に止めず。

他人(ひと)には与える安らぎを、

地獄の絶望の中に天国を築く。

LOVE seeketh not itself to please,

Nor for itself hath any care;

But for another gives its ease,

And builds a heaven in hell's despair.


小さな土くれこう歌った、

牛の足下(あしもと)、踏みつけられて。

ところが小川の石ころは

こんな当てつけ歌い出して。

So sung a little clod of clay,

Trodden with the cattle's feet;

But a pebble of the brook

Warbled out these metres meet:


愛の探し求むはただ己が喜び、

その愉楽に他人(ひと)を縛りつけ、

他人(ひと)の安逸、その逸失愉しみ

天国なのに地獄を築き上げ。

Love seeketh only self to please,

To bind another to its delight,

Joys in another's loss of ease,

And builds a hell in heaven's despite.

挿絵(By みてみん)

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