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無垢と経験の歌 Songs of Innocence and Experience  作者: ウイリアム・ブレイク William Blake/萩原 學(訳)
無垢の歌 Songs of Innocence
1/19

序。INTRODUCTION.

挿絵(By みてみん)

笛吹き下ろすは野生の谷間へ、

笛吹く歌は歓声愉しく、

見れば子どもが雲に乗って、

笑顔で私に求めて曰く

PIPING down the valleys wild,

Piping songs of pleasant glee,

On a cloud I saw a child,

And he laughing said to me:—


「吹いてよ歌を、仔羊の」

されば笛吹く、陽気に弾む

「今しがたの歌、今一度」

されば笛吹く、聞いて泣く。

"Pipe a song about a lamb:"

So I piped with merry cheer.

"Piper, pipe that song again:"

So I piped; he wept to hear.


「捨ててよ笛を、幸せな笛を

 歌ってよ喜びの歌を、幸せに。」

されば歌うは同じく、今一度、

されば聞き泣く、喜びに。

"Drop thy pipe, thy happy pipe,

Sing thy songs of happy cheer:"

So I sung the same again,

While he wept with joy to hear.


「笛吹きよ、座って書いて

 本にして、みんなで読める」

そう言って、目の前で消えて。

そして私は、中空の葦を摘む、

"Piper, sit thee down and write

In a book that all may read—"

So he vanish'd from my sight;

And I pluck'd a hollow reed,


そして田舎のペンを作った、

そして水をきれいに染める、

そして幸せな歌を書いた

子供がみんな聞いて喜ぶ。

And I made a rural pen,

And I stain'd the water clear,

And I wrote my happy songs

Every child may joy to hear.

挿絵(By みてみん)

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