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File.2 宮間千尋

File.2 宮間(みやま)千尋(ちひろ)

 ※梅雨空あんこ 様 作:「JKのアタシが異世界転移したワケなんだけど、チートなのは相方の方でした【改訂版】」の主人公。

 (https://ncode.syosetu.com/n8933fc/)


 こちらについては、梅雨空あんこ様からイラストを頂きましたので、私のイラストはなしです。

 是非、梅雨空様のイラストを見てみてくださいね。「冒険のきろく」に貼ってあります。

 ちなみに、イラストを頂く前に抱いていたイメージとピタリ一致してました。ボブカットで、ちょいツリ目。


   * * *


 さて、これも「リサイクル希望」を頂いたことにより読みに行った作品です。

 特に当時は「代わりに完結してほしい」という要望に応えるつもりで読みに行きましたので、それには主人公が理解できないと駄目だろ、とかなり真剣に読み込みました。

 その後、実際に自分で動かしたので、かなり思い入れがあります。……ですので、今回はちょっと真面目仕様のキャラ解説(ただし私の独断)といったところでしょうか。


 まず、チヒロについてちょっと説明しますと、冒頭で「育児放棄された捨て子」で、6歳のときに現在の両親に引き取ってもらったあとも「もらわれっ子ということでイジメに遭った」、という衝撃の過去が暴露されます。

 最初に「要らない」と捨てられたこと、引き取られてからも自分の居場所をなかなか見つけられなかったこと、これがチヒロの性格形成において深刻な影響を及ぼしているんですね。


 ですので、高校に入ってからどうにか「友人」を作り、「普通のJK」になることができた彼女は、その自分の居場所を死守するための努力を怠らない。ひたすら「平凡」な毎日を望んでいます。

 彼女の行動を決める指針となるのは自分の気持ちではなく、あくまでその場に馴染むかどうか、なんですよね。枠から外れることを極端に恐れている訳です。


 さてそんな彼女は異世界トリップしてしまう訳ですが、当時そんなことはちっとも望んでいませんでした。

 なぜならば、一番辛かった子供時代に「現実の世界から逃げたい」と思っても叶えられなかったから。

 言うなれば、神様なんていない、苦しんでいても誰も助けちゃくれないのだ、とちょっと諦めているといいますか。他人の救いの手なんか期待してはいないんですね。実際に得られなかった訳だし。

 ですので自分の力でどうにか克服し、うまく取り繕えている現状に満足していたので、この平凡な日々を維持することを望んでいたんですね。


 そんな訳で、作中のチヒロは自分の心を守るために、「こんなことは何でもない」「大丈夫、大丈夫」と自分を鼓舞するかのようにフザけた言い回しをすることが多いです。あまり深刻に考えないようにしているといいますか。

 ですので物語の序盤は、チヒロの「傷つかないために平気なふりをする」「平気なふりをすることに慣れている」という様子が切なかったです。


 だけど異世界に行き、ロイズさん達に出会ったことで、変わっていきます。

 村人に『村を救う終末の巫女』として歓迎され「自分は巫女なんかではない」と非常に困ることになります。しかしせめて村の人達の役に立とう、と頑張っているうちに、「巫女」としてではなくただの「チヒロ」として村人に受け入れられ、自分の居場所を得るんですね。

 そうすると、傷つかないように心に鎧を着せる必要もなくなって本来の明るさを取り戻していき、チヒロの軽妙な口調も「フリ」ではなく本物になっていくんです。

 作中の彼女が生き生きしているので、読み進めていくうちに読者は彼女の暗い生い立ちは忘れてしまうんじゃないかな、と思います。


 好みが分かれる主人公だとは思いますが、私は好きですね。

 夢見てないし、ちゃんと地に足をつけているといいますか。周りに甘えてない。

 そしてコルデア家に行く頃には、ちょっと女の子らしいと言いますか、我儘な部分も見えるようになって、やっと年齢相応の女の子になったよね、と安心しました。


 あと特筆すべきは、チートなのは相方のフジサキであって、彼女はごくごく普通なんですよね。異世界に来てやっと本当の意味で「普通」になれたのかな、とも思いますが。

 そんな彼女が今後どうなるのか……。

 物語は残念ながらまだ途中なのですが、元々自分の逆境を自らの力で跳ね返した根性の持ち主。

 これからの旅にはさらなる困難が待ち受けているのかもしれませんが、周りに助けられつつ、打破していくのではないかと思います。

 周りに助けられる、彼女を助けようとする人間が必ずいる、というところが彼女の魅力でもありますよね。

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