こ、これが説明回ってヤツか!-図書室より得た情報-
いらっしゃいませ~本日もよろしくお願いします。
ここで、図書室で得た情報をざっとまとめる。
まず、この惑星には5つの大陸があるようだ。ようだとは、海には大型の魔物がわんさかいるようで、交易とかほぼ不可らしい。
空も同様、ワイバーンいるって。あまり目にすることはないがドラゴンもいるそうだ。冒険家や、勇者の手記、海岸線から確認された範囲での事だそうだ。大いに空想部もあるだろう。
で直接関係あるのが、2つの大陸。比較的近く、海峡に多くの島を抱えているので行き来可能。その一方が、北にあるのが魔大陸。そう、魔王様が治めていらっしゃる大陸である。もちろん詳細は不明。一部交易してるようだが……サキュバスさんとかいれば、是非とも訪問したいものである。
で、もう一方、魔大陸の海峡はさんで南側。この国のある大陸。魔大陸に一番近いのが、サルラセーニア帝国、俗に”帝国”というとこの国を指す。
西方、エルフが多くいる大森林を擁すユーフォルヴィア国、ここは一部のみ交易している鎖国だそうだ。エルフさんに会うのは難しいか?
で、東方は高山地帯、獣人系が多いとか?部族単位でまとまった場所だそうだ。
中央にはナスタティウム聖国という宗教国家。この大陸の宗教の中心地のようだ。聖王国と呼ばれることが多いようだ。
南部にこのディフェンヴァキュア国があり、南端に獣人の王、”獣王”が納める戦闘国家、ドラセリア・ドラコがあるようだ。
ほかに小国群があり、鍛冶に特化した小国、経済力の強い小国なんかもあるようだ。
魔王様のところメチャ遠いじゃん。侵攻されてるって(笑)。帝国や聖国は滅びてんのかい! どうせ、小国群脅して小金稼いでるんだろうな……”獣王”軍最強! って、いうし。この国いらなくね? マジで。
それから人種。この大陸には多くの”人種”が存在するようだ。
まずは、普通の人、人族、普人族と呼ばれるらしい。数が最も多いのが特徴だ。
エルフ、ドワーフ、ホビットなどの亜人種(亜人って蔑称なので禁句だそうだ)と呼ばれる種族。ホビット以外は閉鎖的なんだと。まんま指輪の物語じゃん。
で動物的特徴をもった獣人族。こちらは多種多様。人に近しい見た目から、獣に近いものまでさまざまなようだ。猫系だと猫耳ちゃんとケットシーみたいな感じか? まぁ楽しみでもある。
獣人は獣人族というより部族に重きをおき、部族間の争いが絶えないらしい。そこも人族に付け入れられるスキなんだろう。
それで、仮想敵種族……魔族と言われる魔力の多い方々。ただ魔力が多い人やら、羽があるやら、角があるやら要領を得ない謎生物だそうな。それぞれの人種の進化版とも。
サキュバスとかって種族なのかな? 魔大陸からの侵攻なんてここ500年ないそうだ。
人族が聖王国を中心とした人族至上主義を掲げ、他種族をさげすんでいる図式がうかがえる。数だけは多いからなぁ。
それで、最後に魔物が進化したような魔人族と謂われる者たち。オークやら、オーガがより人に~ってことのようだが詳細は不明。レアケースだそうな。
もともと強個体が知能を得るので手が付けられないそうな。大抵、他種族と敵対すると。ぶるぶる。それぞれの種族、オークキングなんかがこれにあたるとかなんとか。
言葉を理解するも交渉は不可。発生、侵攻が始まると多くの町や村が消えるそうだ。
極稀に妖精? 精霊や天使の目撃例もあるそうな。さすがファンタジー。この一言で片付いちゃうね。
魔物はあちこちにいるようだ。生活の一部のスライムを筆頭に、ゲームや、ラノベにでてくる輩は話に上がる。どこぞの設定みたいだが、魔物には魔石があるそうだ。
強さに比例して大きさ純度がよいそうだ。魔石がないものは獣とされるが……7m超の主クラスの大猪(ジ〇リか!) に魔石が生えたとか。線引きもまだまだ曖昧なようだ。もちろんそれらは食用、生活資材に加工されるという。まぁ、ヒドラみたいに毒で食えないものもいるらしい。
大陸中央から東へ広がる魔物の楽園、ネぺンティスの森。通称”魔の森”。奥に行くほど強い魔物がいるという。……ぶるぶる。冒険者を目指すから、お世話になるんだろうな……魔の森ぃ。
そして、文化レベル、言いたくはないが定番中のド定番。中世ヨーロッパ様式である。
建物が洋風ね。ただ、スライム浄化処理システム、生活魔法のおかげで清潔である。
そこそこのおおきさの”村”であれば、スライム下水施設があるそうだ。なくても肥えツボのなかにスライムをいれておけば事たりる。残飯なんかは貧しいためほとんど出ないそうだがそれもスラで解決だそうだ。なので異臭やら、う〇こが降ってくるようなことはない。
そのくせハイヒールがあるとか。どこで文化が開花されるかわからんものだね。
また、馬車や騎兵の馬、騎獣のフンも速攻で始末されるため街中の衛生状況は良好である。スライム様様だわ。
学業のレベルや識字率なぞは、城を脱出してからはっきりするだろう。貧富の差がいささか気にかかるな。そうそう、食事事情は勇者を多く召喚してる割に豊かではない……兵器としてだけ扱われてきたのだろうか……マヨも無いみたいだ。ってか、あれ、一歩間違えたら大量食中毒の原因になり得るもんな。封印されたのやもしれん。
おまたせ? のギルド関係。商業ギルドは大きな商店会の集まりみたいな、メインは町単位の組織のようだ。
もちろん国家を超えた組織ではあるようだが、納税、税として納められたものの買い取り等、それぞれの国との関係は切れまい。主に、情報のやり取り両替、屋台、飲食店などの許可を出してるようだ。
大店のけん制の場になってないといいなぁ。まぁあんまり関わることもないだろう。たぶん。でも食堂やりたいな。
次に、冒険者ギルド。こちらの組織は一応、国境がないことになってる。テンプレどおりギルド証一枚でいろんな国を……とはならないようだ。村、町単位で有効みたいだな。Bランク以上、または、身元引受人ありの場合のみ国をまたいで活動できる証が発行される。ある意味、あたりまえだよなぁ。
たぶんお世話になるとおもう。楽しみだ。美人受付嬢は鉄板だろうし。ムフフフ。
後は大工ギルド、魔術師ギルド、錬金ギルド……数多くあるが、国単位の組織だそうだ。互助会か? 多くの者は併せて、冒険者ギルドか、商業ギルドに属してるようだ。
宗教については人族は聖王国の唯一神であるゼフィラスという女神? さまを信仰するゼクス教が主流のようだ。どうも、人族至上主義のようなので関わり合いにならないように注意したいところだな。
でも結局、召喚者ってことで絡んできそうだなぁ。おおっとフラグたっちまったか? ほかの種族にもそれぞれ信仰はあるようだがここには資料はないようだ。また古の神、土着信仰も多くあるようだが詳細な資料はここにはない。
お金の単位はK、この大陸の共通単位だ。
発行元が主に三か所。帝国、聖王国、で……ここ、ディフェンだ。金貨なら金と謎金属の合金で強度を増し、摩耗耐性を得ている。もちろん配合率、大きさは統一規格なのだが、ディフェンの物のレートは帝国の物に比べ90%だそうだ……。
せこく金を減らしているのだろう……逆に、ドワーフ国の物は金の含有量が多く、デザインも良いため、200%、二倍の価値があるそうだ。
デザインは一応統一されてはいるが、帝国なら新皇帝、聖王国なら新教皇……まぁ、記念コインみたいな枚数限定物も発行されるようだ。この場合は大きさで、小金貨、金貨を区別する。紙幣はない。一部取引用の魔法証文があるそうだ。
白貨(1000万以上?)主に取引用だって。ミスリル聖銀と緻密な彫刻の物でクリスタルに封入されているとか。常にぼんやり光る謎硬貨だそうな。全てがドワーフの手の物でシリアルナンバーが入っているとか。一応、固定レートだが、半分芸術品扱いなのでプラスの価値があると。
もはや通貨じゃないじゃん。素材違い(金龍の鱗の欠片やら、ルビー、ダイヤなどの宝石など)の物があり、さらに高価。時価みたいな扱いだそうだ。通貨じゃないじゃん……大切なことなので2回言う。
……でもクリスタルに封入されている美しい硬貨……ほしいな
大金貨(100万円相当?90%~100%)主に取引用硬貨。金貨より2周りほど大きく厚い。純度と”信用”で調整されているのだろう。ごくたまに、ドワーフの趣味? 彫刻ものが出る時がある。白貨同様コレクターアイテムになるそうだ。
金貨(10万相当?90~200%)高額通貨。発行国によりバラツキがあると。金と謎金属の合金製。500円玉くらいの大きさ。
小金貨(1万円相当?90~100%)一般的な高額通貨だと思う。ドワーフの物は無いようだ。これも金と謎金属の合金。1円玉くらいの大きさ。
銀貨(1000円相当?)一番使われる硬貨だと思われる。銀と謎金属の合金。
銅貨(100円相当?)事実上の低額硬貨。銅と謎金属の合金。この下に鉄貨というものもあるそうだが、過去の名残で枚数も少なく、まず使われないとの事。
後は時間の概念。一日は24時間。一年は360日。一応大きな時計はある。過去勇者の業績とされている。魔石電池、歯車等に謎金属や、コーティングで摩耗も少なく長く時を刻むそうな? 教会もこれに合わせて鐘を鳴らす。ちなみに1の鐘は2時。2時間ごとに鳴ることになっるが…夜中はならない。うるさいし。鳴るのは朝の3の鐘(午前6時)から夜の4の鐘(午後8時)まで。
大体こんな感じだね。あとは先に呼ばれた勇者様たちの伝記などもちらほらあったな。
なかには、”剣”ではなく、食の伝道師みたいな勇者様も見受けられる。味噌やら、醤油も期待できるな。面白い勇者がもうひとり。ゾンビ退治と、アンデット退治に勇んで出たが、あまりのグロテスクさにトラウマになり、それきり引きこもったと……たぶん米国あたりから呼ばれたんだろう。ゾンビとチェーンソーすきだからなぁ(偏見)。
魔王落ちし、この国に甚大な被害を出した勇者もいたようだが、文献が全く残ってない。歴史書に一行あるだけだ。まぁ、わからんでもないわな。
読んでくださりありがとうございました。またのご来店お待ちしています。