資料。城塞都市アヌヴィアト
アヌヴィアト。ノリナ南方の防衛都市。戦乱当時、大国ディフェンヴァキュアに対抗すべく築かれた。
特に産物も無く、守りの拠点のみとして建設。今は国境を封鎖するような大城壁、所謂第三城壁は失われているが、二重の城壁に守られる城塞都市である。その後に編入されたグロスにより、最前線の任が無くなり交易都市としての存在が大きい。
その総面積、城壁内約1・5㎢、第二城壁総延長、6㎞にも及ぶ。その中に第一城壁に囲まれる約0・7㎢には本丸ともいえるアヌヴィアト城、軍事施設があったが、現在は当時の城は消失。領主館と、一部の軍事施設。一部の近しい貴族の住まう住居群がある。所謂特級貴族街と呼ばれる。
第一城壁と第二城壁の間に居住区がある。西側は貴族の多く住む貴族街。南、北は通商区。東側は産業の中心となっている。
南門から入ると、真っすぐ城まで続く大通り。当時は階層の高い建造物囲まれていたという。敵を引き込み射殺す仕掛けだ。今は一部に名残が見られる程度である。また道沿いは一等地。に多くの商店が並ぶ。
大きなゼクス教教会を望み、東側には旧貴族街。城が消失する前の上級貴族たちの居住区だった場所だ。今では、払い下げられ、ギルド等が管理販売を行っている。金さえあれば誰でも住むことはできる。一区画当たりの面積は大きい。旧家や、大商人などの邸宅が並ぶ。ミッツたちの生活の場、”家妖精の家”もこの区画にある。
さらに西に進むと貴族たちが居を構える貴族街がある。北に行くほど価値が高いとされ(それは南からの脅威と東の魔の森の脅威から少しでも離れているから)、この領所属の貴族家、王都より出向している貴族家の家が立ち並ぶ。この貴族街も堀に囲まれており、入るには更なる検問がある。ここは一般人は住むことはできないが、大店の店舗、飲食店、銭湯などはある。他にも長年の悪しき慣習、賄賂などで生活の場を得ている者も多い。
城を迂回する形で東大通りが北区までつながっている。その間に多くの商店や取引場が並ぶ。東門側は、魔の森へと続く街道となり、冒険者向けの繁華街や、宿泊施設などがある。また産業の施設、革の加工場、鍜治場などの工場も並ぶ。
第二城壁の外、直轄領の城外町が東西南北にあり、畑などで約9㎢…そのほか、離れたところで委託運営されている衛星村などを合わせ、約70㎢(取手や焼津市相当の広さ?)がアヌヴィアトの街としての規模、領地となる。
東西南北にある中規模の町にも宿泊場やマーケットもあり、冒険者などは大抵ここで用事がすんでしまう。物価もアヌヴィアト城内に比べかなりお安い。
設定です。ホントは載せるつもりはありませんでしたけど…本日、ミス投稿が発覚…”削除”は極力しないでと赤字のアラート。それにビビッて差し替えました。都合のいい閑話が合ったらよかったんだけど…はぁ。読み辛い点はご勘弁を。




