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セツナ帰還す 2

いらっしゃいませ!

 そうこうしてるうちに我が家に到着。とりあえず我が家の庭先で新たな仲間たちと会談を…と思ったら我先にとセツナっちが駆け込む。が…すぐに…

 「なぜに子猫ちゃん達いないのよ…」

 愚痴りながら家から出てきた。

 「そりゃ、学校行ってるからだし?今は午後の修業?どこにいるやら…」

 「…そうだったわ…ちっ!…ビルックも居ないわよ」

 「知らんがな…町にでも出てるんだろう…?どっかの。」

 「エルザんとこ?」

 「さぁ、アヌヴィアトか、下の町か、魔の森か…」

 「ん?どういう事よ…」

 「それだけ”大きく”なってるってことだわ。」

 「そうなの?」

 「ああ。先ずは一杯。休憩してから、見て回ろうか。」

 「…解ったわ…この小屋…良いわね…」

 「ああ、それな…ルカちゃん専用とお玉さん…あ、コアさんね。彼女?が作ってんだわ…仲悪いからな…今じゃ、ニャン娘たちの別邸だ。」

 「…狭いところ好きだものね…うちの村でもそうよ。ドワーフ族と獣人族は同じ規格の家…人族じゃ天井低すぎて。大きな虎人が丸まって収まってるんですもの…笑えるわよ。」

 「種族特性…穴倉感覚なのだろうね。あ、でも、ケットシー族は…寝るときはみっちりか…一緒か。」

 「け、ケットシー!い、いるの?」

 「ああ…いるぞ。一族保護してる。赤ちゃんなんて…破壊的可愛さだぞ…ケットシー、赤ちゃん、ノータッチ!これが守れないと会わせられんがな。」

 「なんでよ!」

 「向こうから来る分はいいが…ペットじゃないんだぞ。人だ。どれだけ勝手に伸びる右手を左手で押さえたか…ある意味、苦行だぞ…」

 「そ…そうよね…人だわね…幾ら可愛くても…」

 「ああ…まんま子猫だ…歩ける前はハイハイだし…子猫がオムツ付けてんだぞ…」

 「「あああ…」」あ、すいません!お姉様!」

 「おっさん、姉貴、いい加減にしろよ…ったく。アイリさんも同類か?」

 「まぁ、それはさておき、スルガ氏の所へは?直ぐに行く?」

  「そ、そうですね。報告位しないと…養父ですし。」

 「そりゃなぁ。セツナっちは?やること無かったら付き合ってほしいんだけど。」

 「癒しを求めて…旅に…」

 「ならよろしくね。」

 「…なんでよ。」

 「暇なんだろう?街について相談したいことがある。」

 「…解ったわよ。あ、先に、”魔光石”奉納しちゃいましょう。」

 「よっしゃ。じゃぁそういうことで。トワ君、茶!」

 「はいよ~」


 「で、そのごっつい、筋骨隆々の山のようなゴリゴリな素晴らしい大胸筋と上腕二頭筋と引き締まったお尻のゴリラの足のようなおじさまは何者よ?ただ者じゃないわね…良い筋肉だわ…」

 お茶を啜りつつ…開口一番、筋肉かい。前置き長いし…愛か!

 「あれれ?まだ…だったなぁ…家の執事になってもらったカイエン氏だ。」

 跪く巨人…

  「ご挨拶が遅れました。セツナ様。私はカイエンと申します。ミッツ様たちに救われ、生きる場所を頂きました。未熟者ですがよろしくお願いします。」

 「セツナです。こんな形ですがトワの姉です。こちらこそよろしく。貴方が未熟ものでしたら、誰もが未熟…赤ちゃんでしょうに。」

  「セツナ様、初対面で不躾ではございますが…後程お時間を頂きたいのですが…」

 「了解。貴方ほどの御仁に誘われたら時間取らないとね。」

  「ありがとうございます。」

 「やめてよ。普通にして。」

  「はい。」

 「セツナっち、それがカイエンの普通だぞ?優良執事だしな。」

 「そうなの?その覇気…身のこなし…執事に勿体ないわ。」

 「いいの。面白おかしく暮らすんだから。なぁ。」

  「はい。」

 「姉貴、強いぞ。うちの最強じゃね?」

 「ほう。朝練にでもお手合わせいただけない?」

  「よろしくお願いします。」

 ”ばん!”

 「おいおい!アツミはいるかぁ!」

 「おお!スルガさん!どうした!今から行くところだったぞ。」

 「’グミ’様にお教えいただいてな!」

  「スルガさん…いえ、養父殿…この度、急ですが、嫁を貰うことになりました。」

 「はぁ?本当だったのかぁ…’ちょこ様’達、最近冗談言うから…洒落だと思ってたわ…はぁ。」

 まじ?

  「義父様。私はアイリーンと申します。アイリとお呼びください。未熟者ですがよろしくお願いします。」

 「あ、ああ…旦那ぁ、どおぅすりゃ良いんだ?」

 「どうもこうも…反対じゃ、ないんだろう?」

 「まぁ、なぁ…でアイリーン嬢はどこの出自で?」

  「領地なしの新しい子爵家、ジャスミナ家の三女です。子爵令嬢程度では”麒麟児”様には不釣り合い。などと言われてます。」

 「ジャスミナ家…あの”永世男爵”といわれた?おっと、失礼。そうはいってもなぁ。本気か?アツミ…」

  「はい。何といいましょうか…一緒に居て気持ちの良い女性…でしたので…あ、変な意味じゃないですよ。まだ結納も終わってませんし、式も…」

 「わかった、わかった。落ち着け。二人で決めたのだろう?全力で応援するるよ。幸せになれよ。」

  「はい。父さん。」

 「…うむ。で、どこに住むんだ?」

 「そのことだけど、まだお預かりしてるお嬢さんだし。うちで預かるわ。」

 「お嬢…お願いします」

 「いやはや、高々、ひと月程度しかたっていないけど、報告事項が満載だなぁ。各自それぞれで時間取った方が良いか?」

 「自己紹介だけでしょう?あとはおじさまの話だけよ?一番、満載なんでしょうどうせ。アツミはスルガさんとこに行っていいわよ。勿論アイリも。話す事、多いでしょう。オラムおじさまはもうちょい付き合ってね。」

  「はい。セツナ様」

 「ん?そういえば見ない顔だね。ミッツです。」

  「これは”勇者様”私は王都で菓子屋を営んでおります。オラムと申します。何代も前、当時の”勇者”様より、レシピを頂き…代々菓子を作っていました。今では失われたレシピ…当時は口伝のみでしたので、それと二ポン語の物もありまして。…その復活にと供を願った次第です。」

 「なんでも当時、パテシエの称号を頂いたそうよ。」

 「ほう…ん?…セツナっちでも解るんじゃない?おいらより、ケーキ屋行ってるでしょうに。」

 「おっさん、姉貴は食い散らかすだけでクッキー一つ作れないよ。メシマズだし。」

 「うっさいわね!クッキーくら…い…たぶん…」

 「高校の時のバレンタインの…」

 「あ、あれは仕方ないのよ!」

 「マニュアル通り作って半分の量しかなかった恐怖の実験だったもんな。残り半分次元の狭間に消えたか?…おっさん、クッキーが、酸っぱいんだぜ。」

 「おふぅ…セツナっち?」

 「だって、お酢って火を通すと甘くなるじゃない…」

 「レシピに絶対入らないと思うが…酢なんぞ…おっそろしいクッキーだな…味音痴でもないのに…一種の天才かもしれん…」

 「でしょう!」

 「「褒めてないし」ねぇし!」

 「あう…。そ、そんなことはどうだっていいのよ!彼にレシピを!私に甘味を!街に平和を!」

 「逆切れして意味不明だな。姉貴…」

 「まぁ、それだけ…女性を狂わせる甘味…罪深いものだな。まぁ、いいや、しかし…材料が無いんだよね…特に牛乳が…子供たちの分でカツカツだ。卵も今増やしてる段階だし。ゼラチンはさすがに作れんし…寒天ゼリーくらいかね…逆に、王都の方じゃどうしてるの?」

 「おじさま、キリがない後にしましょう。一回解散しないとアツミも出られないでしょう。ハンも顔見せに行くの?」

  「へ?へぇ…一応…は」

 「無理に行かなくともいいわよ…別に…」 

  <我も使徒様と、ここのコアに話がある。時間を貰いたい。>

 「ルーも?どうせ、たいしたことじゃないんでしょう?」 

  <全く失礼な奴だな。相棒。とっても大切な…特に主にとっては有意義なことぞ?>

 「ふ~ん…」

  <ふん。なら止めるか…忘れてくれ。>

 「なによ!もったいぶって。」

 「セツナっちが悪い。それで、ルー殿どのような件でしょう?」

  <うむ。さすが使徒殿、相棒殿とは違うな。魔力の質、量ともに優秀だし。乗り換えたいくらいだ。>

 「行けばいいでしょ。ふ~んだ」

 「ガキか姉貴」

  <まぁ、名を貰い共に征くと決めたからな。まだまだ楽しませてくれるのだろう?で、話というのは、後でじっくりとも思ったが…まぁ、良い。我が”ドラゴンゲート”と、ダンジョンゲートを解析し、融合。古の”ゲート”の復活をとな。それでセツナの村とここを繋げられぬかと思ってる。ここは魔力も潤沢。コアの演算と我の術式。魔石もある。多くの問題も排除できるだろう。どうだ、有意義であろう?>

 「ははぁ~大変失礼コキました!ルー様。」

 「姉貴。謝るときは真剣にだな…」

 「御免ね。ルー。」

  <うむ。そういうことで。時間が欲しい。ああ、たまに”睡魔”に襲われるがそれで遅延しても勘弁願いたい>

 「ルーは1000年以上、身動きできずに覚醒させられていたから…」

 「なるほど…私の魔力を通してみましょうか?もちろん先に”鑑定”させていただきますが…」

  <ふむ…後程お願いしようか。>

 「それじゃ、一回解散。と。アツミ君も今日はゆっくりしてくれ。スルガさんもね。できれば案内頼むわ。」

 「ああ。大きくなったからな。」

  「護衛の諸君は、そうだな…空いてる家を貸し出そう。そこで休んでくれ。後で案内しよう。’ちょこ’、マーレンかアルス呼んでくれ。」

  「合点で!セツナ姉様おひさ~」

 「’ちょこ’ちゃん、おひさぁ~」

 おいおい。

  「あ、あのぉ…アルス…ですか?」

  「まさか、虎人の…」

 「ああ。うちの村一つ預けてる。適当に案内させるよ。」

  「”使徒様”および…ぬぅ。」

 「あ、セツナっち、初めてだったね…あ…こりゃ、紹介先にした方が良いか…大混乱だわ。とりあえず、マーレンとリオン呼んだ方が良い?」

  「そうですな…我ら獣人族はそれで通ります故。」

 「じゃ、役場にいくわ…主だったの集めておいて」

  「はっ。では…」

 「すまない言動があっち行ったりこっちっ行ったり。先に主だったものに紹介しちゃうわ。アツミも付き合ってくれ。文官軍団も居よう」

  「はい。」

 「じゃぁ、こっちだ」

本日もお付き合いいただきありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。

 いつまでコロナは続くのでしょうね。

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