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俺と魔剣と青春と  作者: 十六夜Σ
2/2

…林檎とオレンジ

「~年、…魔の………人間をほ……」

耳に声が響きわたる、目を開けると黒い板に白い文字が書かれていく。それに合わせるようにコツコツと音がする。時計に目を向けると15:34分を示していた。そういえば今日はお弁当が多かったな…どうせ残り少しの授業時間だ。もう一度睡眠を…

と思考を唱えると共にチャイムがなり響いた。

「起立!礼!」

席につく、鞄に参考書をしまい込み担任を待っていると後ろから声がした。

「龍牙!授業中寝てたでしょ!先生こっち見てたよ~」

彼女は俺の幼馴染みの『咲宮 時雨』

茶髪のロングで黄色っぽい目をしている。

クラスの中では人気だが、俺は幼馴染みということもあるのか何がいいのかよくわからない。

……林檎

「あぁ少し昼寝しちゃったよ」

「龍牙って寝るとき口空いてるけど喉痛くなるよ?」

「そうなのか。じゃあせめてマスクしようかな…」

「まず寝ることに対策を練ろうよ…」

そうやって時雨と談笑していると担任が来たので前を向き、終礼を終えた。

そして家に帰ろうと思い鞄を肩に下げると

担任は俺を職員室に呼び出した。


「失礼します。」

「おぉ十六夜、こっち」

担任の名は『五十嵐 知里』黒い髪でショートヘア、蒼い綺麗な目をしている。

……オレンジ

「どうされましたか?」

「お前、大会の出欠、どうするんだ?」

「だから出ないですって」

この学園には[滅学]という授業があり、単純に滅力の大きさを高める授業である。

「そうか…でもこのままじゃ評価されないからもう少し考えろよ。私は出た方がいいと思うが…」

「はい、分かりました。失礼します。」

扉を閉めた。正門へと鞄をもち、歩く。

「あれがあってからもう6年…制御できてると思うけどなぁ…」

五十嵐知里のその発言は扉越しに龍牙には届かなかった。





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