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森のコックさん  作者: 創介
3/3

火入れ式

 日がまだ昇る前、俺はキッチンに立って食材の準備を始める。

といっても、クーラーボックスに投げ込むだけだが。

タマネギ・にんじん・コンソメ等の調味料。

それと某大手通販で買った飯盒。

4合まで炊けるものだ。

全てクーラーボックスに詰め込み、車に放りこむ。


2月ということもあり、ハンドル・シートが氷のように冷たく体の芯から

冷えたが、初めての理科の実験まえの小学生のようにワクワクしていた。

我ながら単純だと思う。


 空も白んできた頃、公園に到着した。

流石に冬の早朝ということもあり人気は皆無だ。俺はなんとなく隅に陣取り

早速、準備を始める。

俺はまわりに落ちている枯れ枝を集め、5cm程度に折り昨日のストーブに投入していった。

満杯になると上に油をしみこませた新聞紙を置きマッチを放り込む。


ポッと着火した音とパチパチという木が爆ぜる音が公園に響く。

少しの間煙が出ていたが、すぐに缶の側面に空けた穴から火が噴き出した。


そう・・・。まさに噴き出したのだ。缶本体の1,5倍くらいの火柱が。

火力が強いとはネットに書いてあったがここまでとは思わなかった。

この公園が火器の使用がOKでなかったら通報ものだろう。

もう一つの驚きが煙が出ないのだ。着火直後は煙が出ていたのだが、

火柱が上がる頃には無くなって、目が煙で細まることもない。

正直、高い金をだして買わなくてよかった。十分だ。


俺は、クーラーボックスをあけて材料を取り出した。

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