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スノードロップ  作者: 黒薔薇
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花言葉

はじめて書くのでうまくかけていないと思います。宜しくお願いします。

「スノードロップ」

私が好きな花。お母さんはいつも病気の私にこの花をくれた。早く良くなるようにと言ってね。

花言葉は、「希望」「慰め」「逆境の中の希望」「まさかの時の友」どれも素敵な言葉。この言葉をお母さんはいつも会う度に言ってくれたよね。覚えているよ。この年になるまで本当の意味を知らずにお母さんを愛していたよ。

今度は私が贈る番だよね。今でも、大好きなスノードロップを贈るよ。スノードロップが好きだといえば皆が口を揃えて、素敵な花言葉だものねって、言うの!でも皆が素敵だというのは表面上の虚像の言葉。みんな勿体ない!こんなに素敵な言葉を知らずにスノードロップを好きだなんて!この言葉を知ったらもっともーっと好きになれるね!

私がスノードロップを好きな理由のもう一つの花言葉、贈り物として使う時の言葉

「あなたの死を望みます」


生まれた頃から、体が弱くてあまり動けなかった。足腰も弱くて長い間立つことも出来なかった。でもお母さんは見捨てずに私を育ててくれた。お父さんは私も見るたびに、下劣で貧相極まりない言葉を連ねてくる。でもね、私にはお母さんがいると思ってた。毎日毎日、看病してくれて毎日毎日スノードロップを贈るお母さんが大好きだった。13になるまではね!お母さんは今日も今日とて私の介護をしてくれてる。お父さんは私を酷く罵ってから仕事に行った。

「はい。(ステラ)!スノードロップ今日ももって来たよ。」


「お母さん、ありがとう。ごめんなさい!毎日苦労を掛けてしまって。」


「何を言ってるの!お金が無くて病院にも行かせてあげられない……本当にごめんね?」


「大丈夫!心配しないで!何だか眠くなってきたから少し眠るね?」


「よく眠りなさい。星おやすみ。」


私が住んでいるのはこの国一番とも言える貧民街、到底私を病院に連れていくお金もない。お母さんも私の一通りの介護が終わったら仕事に行き一所懸命お金を稼いでは私の薬の当てにしてくれている。そんなお母さんに迷惑は掛けたくない。だからせめてお母さんが仕事に行っている間私は静かに眠ることしか出来ないので眠るのが習慣だった。

今日はやけに目が冴えて眠る事も出来なかった昼も眠れずに横になることしか出来ず夜になっても眠れ無かった。お母さんもお父さんももう既に寝ていると思っていた。が、よく耳をすまぜば話し声が聞こえる。私は何の気無しにお母さんとお父さんの話を聞こうと耳を傾けた。


「星は起き…か…?」


「もう2時よ、寝てる……いるは……」


「薬の効果は……ないのか?」


「毎日飲……いるけど…スノードロップの……も……無いわ」


「あのヤブ医者目、騙……のか!スノードロップと薬があれば星は……言ったではないか!」


微かに聞こえる話し声を拾い会話の内容を探る。大方お父さんは高いお金を払っているのにくんの効果が出ない事に怒り、討論になっているのだろうと全く自分に気持ちのいい、ご都合主義の考え方で聞いていた。が次の一言で私の背筋は凍り、何を言っているのかよく分からなくなった。


「声が大きいわよ!星が起きたらどうするの?もし、死んでほしいと思っているなんて分かったら……!」


何を言ってるの?お母さん……?死んでほしい?聞き間違いだよね?


「お前こそ声が大きいぞ、もっとだ、もっと薬を飲むようにさせろ早く死んでくれないと……」


お父さんのお母さんに対する答えでそれが聞き間違いでもなんでもなく現実なのだと脳内から引き戻された。私はその日一睡もすることが無く朝を迎えた。

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