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宇宙から来た転校生  作者: ハイボールと唐揚げ
4/8

第4話 ソーカのいる日常

今回は青春要素はない(と思われる)のでご安心を。

 俺達はあの後、たいしたことも話さず「じゃあ明日学校で。」と別れた。

 俺は家に帰ってから、あることに気づいた。

「上着貸したままだ!」

 普段はいいのだが運悪く明日は完全に冬服で行かなければならず、上着を着てないと何かと面倒なのだ。というわけで帰る前に聞いておいた住所を頼りにソーカの家に行った。

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 え?

 俺は呆然としていた。理由は...

「お隣さんじゃねえか!!」

 そう、自分の家の隣にソーカの家があったのである。住所を見た時点で気づいていれば良かったのだが、「あ~、同じ町内か~」としか思っていなかった。

 とりあえずソーカを呼ぶ。ソーカは着替えていて、部屋着になっていた。そんなソーカが不思議そうに聞いてきた。

「どしたの?」

「いや、上着貸しっぱなしだから取りに来た。」

「そいえばそうだったね。ほら、入って。」

 という訳でソーカの家にお邪魔することになった。


 ソーカは俺の上着を手に持ちながら聞いてくる。

「ヒカルの上着まだ乾いてないけど大丈夫?」

「大丈夫だよ」

 と言って上着を受け取った。

「まさかお隣だったとはね~。」

 俺はソーカに言ってみた。すると

「え?そうなの?」

 ソーカも気づいてなかった様だ。

 そんなソーカが思いついたように言ってきた。

「じゃあさ、一緒に学校いこうよ。」

「え?二人で?」

「だめなの?」

「いや、二人で登校はちょっと...」

 やはりソーカには羞恥心と言うものはないのだろうか。とか思っていたらソーカが、

「でも私知り合いいないし。」と残念そうな顔をして言った。

 そこでスマホを取り出し、俺の知り合いの神無月佑典(かんなづきゆうすけ)に電話をかけた。

「もしもし、ちょっと相談があって...」

 しばらくすると俺は電話を切り、ソーカに話しかけた。

「俺の知り合いと相談して、明日から四人で行くことにするから。」

 俺がそういうとソーカ可愛い笑顔を見せた。(何もしなかったらおとなしそうに見えるのに...)

 そんなことお思いながら、俺は家へ帰った。

 次の日俺達は、俺とソーカと神無月、あと神無月の知り合いで新城香波(しんじょうかなみ)の計四名で学校に行った。

 このメンバーでいつも登校するようになり、ソーカのいる日常が俺達の平凡な日常と変わっていった。






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