不穏
全国のニュース番組が、朝から「価値ある情報運動」の特集を組んでいた。
テレビの画面には、各地で開かれる“情報交換会”や、“役立つ豆知識をシェアしよう”と掲げる町内集会、SNSのインフルエンサーが“祈りより努力”と声高に主張するクリップが次々流れている。
アムが家を出ると、町の掲示板にまで「価値ある情報を集めよう」「自分の体験を発信しよう
」というポスターが貼られていた。
いつもの商店街はどこかよそよそしく、普段話しかけてくる店主や近所の大人たちも、「最近はただ祈ってるだけじゃ駄目だからね・・・。」と、皮肉まじりの挨拶を交わすようになっていた。
学校に着くと、昇降口には“みんなの知恵コーナー”が設けられ、「試験で使える暗記法」「効率的な勉強時間の作り方」など、生徒が投稿したメモやプリントが貼り出されていた。
職員室でも「祈る時間があるなら英単語を一つでも多く覚えろ。」という教師の説教が飛び交う。
教室内も空気が張り詰めていた。
グループチャットは「今日の役立ちネタ。」で溢れ、誰かが珍しい情報や勉強法を投稿するたびに、“すごいね!”と称賛が飛び交う。
けれど、その裏では「今どき神頼みしてる奴は時代遅れ」「努力できない奴は置いていかれるだけ」と、棘のあるコメントや陰口も交錯していた。
昼休み、廊下の奥で、アムは悩む。ある悩みに応じようとした所、答えるべきではない、それもエンタメではないとロミーは拒絶し、イマイチ納得が出来なかった。彼女を信じてはいるが、それは人間性やアイデアからであり、彼女の思想に関しては一切触れていない。
「今日のテーマは“地道な努力と結果”みんなで自分なりのやり方を共有しよう!」
画面の向こうでは、リスナー同士の議論も熱を帯びていく。・・・ロミー自体は元々努力派だ、神を引いて以来来る予感がしないと言っている。
「配信で話題になった豆知識、すぐに実践したらテストで点が上がった!」
「祈ってばかりじゃ何も変わらない・・・!」
誰かが褒められれば、誰かが揶揄され、情報の価値をめぐるマウンティングが絶えず続く。
ロミーは努力を多く重ね、赤い目の友好的な人間であり、それ以外は特になく、アムは痩せ細り気味な身体が華奢さを出しつつも、黄色の目は最低限を約束する。しかし所作という何よりも褒められる箇所は彼個人の努力であると分かったから、視聴者も手を抜かない。
町内会でも、最近は「ご利益」や「神引き」の話題より、「自分で役に立つ知恵を持っているかどうか」が大人同士の優劣になっていた。
「うちは娘が勉強法で賞を取って・・・。」
「息子は自己管理アプリで生活改善・・・。」
親たちの会話も競争めいて、ほんの少しだけ刺々しい。
アムは、そのすべてを遠巻きに見ていた。
誰もが“何が正しいか”を競い合い、“間違った信じ方・時代遅れのやり方”を排除しようとする。
空気が変わり始めていることに、肌で気づいていた。
「これが本当に誰かの役に立っているのか・・・。」
自分の心の中で、静かな疑問が渦巻く。
努力も祈りも知恵も、結局は“誰が優れているか・どんなやり方が時代に合っているか”ばかりが競われ、本来の優しさや寄り添いはどこか遠ざかっていく。
合理化は、利便性ではなく効率化だけしか求めない。減らして減らして、すり減らすのだ。
ロミーは配信の準備をしながら、「情報を発信しないと“損”だよ。みんなで知恵を分け合えば、もっと楽になれるはず!」そう明るく言うが、その目の奥には焦りの色が隠れていた。
涙が滴る。繋がった様に、二つ目はなぞり落ちていく。違う方向に多少生え伸びて。
SNSのタイムラインを眺めながら、アムはふと妹のことを思い出す。もし今、妹がこの空気の中にいたら、笑えていただろうか。情報を持たない子が、こんなにも簡単に置き去りにされるのを、誰も疑問に思わない世界を、妹はどう感じただろう・・・。
・・・一瞬だけ思ったものの、すぐに戻っていく。苦しみの理由は思い出せない。
教室の窓から見える空は晴れていた。
だけど、胸の奥には言いようのない重さがあった。アムは自分でも気づかないうちに、拳をぎゅっと握りしめていた。
「違うのだ・・・。」
その思いだけが、静かに、確かに膨らんでいった。祈りを知っている人間として、祈りに虚構性を見出せなかった。苦しんでいる彼は、人とは異なるものだった。
少女が学校に着くと、昇降口からもう妙な静けさを感じた。
誰かが遠巻きに『神引き』の話をしているのが、背中にまとわりつく。
下駄箱で靴を履き替える手が微かに震えていることを、本人だけが知っていた。
教室では、すでに空席がひとつだけ浮いていた。それが自分の席だと気づくまで、少女はしばらく立ち尽くした。ランドセルを机に下ろすと、机の上に・・・。友達だったはずの子たちは、朝の会話をやめ、スマホを隠しながら何かの画面を覗き込んでいる。隣の席の子がそっと椅子を引き、微かに机を離す。その動きに言葉はないが、拒絶だけは確かだった。HRが始まっても、担任の「噂に惑わされるな。」という声は、教室のどこにも届かない。空気は冷え、ただ咳払いとノートをめくる音だけが静かに広がる。
一限目の国語、先生が問題を当てても、少女の番だけ誰も反応しない。答えが合っても、小さな拍手も、声援もない。窓の外を見つめる少女の横顔は、無表情の仮面で固められていた。休み時間。少女は給食の準備係を忘れず、いつも通り配膳台に立つ。だが「ありがとう。」の一言すら返してもらえない。その姿を見て、クラスの数人が『また一人でいる』『関わりたくない』とグループで回し合っていた。昼食の時間、誰かのトレーがわざと少女の机の端にぶつかる。牛乳がこぼれる。でも目も合わさない。誰一人手伝おうともしない。女はハンカチで静かに机を拭く。沈黙の輪の中で、音だけが刺すように響いた。SNSでは匿名の『神引き少女』の話が、ますます拡散していた。動画サイトにはBGMに乗せて少女の後ろ姿を隠し撮りした映像がバズっている。『運動』の主催者グループも「努力できない奴は必ず不幸になる。」と断言した。「結局、祈るしかできないから排除されるんだよ。」コメント欄は同調の嵐で埋め尽くされる。放課後、少女は下校のタイミングを外そうとトイレに身を潜めていた。廊下には、何かを囁き合う集団の笑い声が響く。帰り道では、ご近所の大人たちが『あの子が例の・・・。』『関わると面倒なことになる。』と遠回しに話しているのが耳に入る。家に帰っても安息はない。母親はニュースを見ながら、「本当にあんたが悪いことをした訳じゃないんでしょうね・・・。」と小さく言った。食卓の上で冷めたご飯を前に、少女は声を出す気力もなかった。スマホには通知が止まらない。「大丈夫?」という一言もないまま、匿名のDMが積み重なる。
・・・かくして、少女の狭い世界は埋め尽くされ、滅びる様に崩れ去るのだった。
・・・彼女の衣服に仕込んだマイクから、失望する様にその嗚咽を聞き届け続ける。
アムはその一日をずっと、教室の隅から見ていた。少女の姿に『妹』の影が色濃く重なった。無力感と怒りが混じった感情が、じわじわと胸を焼く。
どうして誰も彼女に手を差し伸べないのか・・・。
なぜ、社会全体がこれほどまでに“孤独を押し付ける”のか。自分の拳が、膝の上で音もなく震えている。怒りであり、振るいである。それほどまでに強く、心苦しい。
神というものへの狂信から、努力というものへの狂信に。・・・人は神から科学に信仰を変えただけで、理論を自由に立て、利用し、都合良く使う。それは、役立てると言うにはあまりにも悪用に等しいものであった。窓の外、空は快晴だった。それでも教室の空気は、これ以上ないほど重く、冷たかった。
アムは心の奥底で強く思った。
「これ以上、誰も見捨てたくない。」
その決意だけが、静かに、しかし確かに、アムの中で燃え始めていた。
昼下がり、ニュースサイトが速報を繰り返していた。『価値ある情報運動』の象徴とされてきた人気の学生配信者が突然亡くなり、社会全体が、目に見えない不安でざわつき始めていた。
テレビもネットも、誰もが「祈りがもたらす危険」や「奇跡と不幸の因果関係」を探し続けていた。『神引き』や『祈りの効果』といった言葉が繰り返される中で、ひとりの少女が静かに追い詰められていくのを、誰も気に留めなかった。
近隣には、「あの子が何かしたんじゃないか。」「最近変だったよね。」「本当に偶然?」という憶測や批判が並ぶ。神の話を子から聞き、真に受けたのだろう。けれど、少女自身には、心当たりがひとつもなかった。
少女は確かに、何度も祈った。
でも、願ったのは「みんなが元通りになりますように。」「誰も不幸になりませんように。」
それだけだった。同じ状況なら、普通の子ならきっと祈らなかっただろう。でも、自分は、どうしようもなく孤独で、誰にも届かないと分かっていながらも、“せめて何かを変えたい”という切実さしか残らなかった。
・・・彼女は、その神の撃ち方を知らぬ。しかし、撃ててしまった。射抜けてしまったのだ。
クラスメイトや教師、大人たちは“現象が起きるはずだ”と決めつけ、「誰かが犠牲になったんだ。」「誰かのせいで不幸が起きたんだ。」と責任を探し続けていた。
ニュースは「原因不明の急死」「未成年の精神的ストレス増大」など、センセーショナルな言葉で社会不安を煽るばかりだった。だが、肝心の少女自身の心の中で、“何も起きなかった”という現実が、周囲の混乱よりも遥かに重く、静かな絶望となっていた。家に帰っても、母親は「本当に大丈夫なの・・・。」と目を合わせずに言うだけだった。父親は不快な視線を母に向け、沈黙のまま、食卓でスマホのニュースだけを見ていた。
夜、少女は窓の外にぼんやりと光る月を見つめていた。「もしも、もう少し違う自分だったら。」「もしも、もっと強く誰かを憎めたら。」どこにもぶつけられない思いだけが、胸の奥でぐるぐると渦を巻いていた。・・・それがもっと早くにあれば、引き金は止められた。
アムはその様子を、画面越しで、ずっと見つめていた。
「結局、誰も救われていない・・・。」
心の奥で怒りがまたひとつ、静かに燃え始めていた。
夜になると、町は普段よりも落ち着きを失っていた。主要駅前には、報道の中継車が何台も停まり、「現場から最新情報です。」とリポーターが緊張した声で騒動を伝えていた。
・・・それは、どの事件のものかは判明していない。しかし、草食動物の怯えよりも醜い騒乱が山を下る用に壊していく。
「・・・ロミー、これがお前の正解なのか?」
「・・・いや、ミスかな。」
「それでいいのか?」
「価値のあるものじゃなくて、今は稼げるものを作るのが主流の時代。全員が自分の身を守った結果価値も物も行き渡らず、物は不足し荒れる。物価高はそれと同時に金の価値が希薄になったって事だから。」
「・・・そうだな、だが、自分の責任だとは思わないのか?」
コンビニの前やマンションの下、あちこちで大人たちがスマートフォンを手に集まり、
SNSのライブ配信を見ながら「やっぱりあの子のせいだよ。」「親も大変だな。」と噂し合う。
学校から配信された公式の注意メールも、誰もがもう聞き流すだけだった。
その頃、SNSで関与した配信者は「本当にお前は何も知らないのか。」「配信者なら説明しろ。」という匿名のメッセージが溢れていた。中には「直接会って話したい。」「場所を教えろ。」と危険な要求も混じっている。
ロミーはスマートフォンを強く握りしめながら、「正直、関与するのも嫌だね。」と声にならない吐息を漏らした。
「・・・もしもの時はユリを犠牲にして話題性を奪う。それでいいか?」
「ギリギリまで稼ぐつもりだから、もう少し待ってて。」
「分かった、それで良いんだな?」
アムは帰宅し家にいながらも、気が気でなかった。ニュース速報、SNSのトレンド、町のざわめき、どれもが少女と“妹”を失ったあの日の悪夢と重なる。
「今度こそ、黙って見ているだけじゃ済まない・・・。」
怒りと後悔が混ざり合い、アムの中で巨大な熱になっていく。そのとき、ロミーから一通のメッセージが届いた。
「誰かが家の前にいるみたい。どうしたらいい・・・。」
胸が一気にざわめいた。
アムはスマートフォンを握りしめ、すぐさま外に飛び出した。通りは異様なほど静まり返り、けれどどこかから人の気配が絶えず漂っている。
ロミーの家の近くでは、“価値ある情報運動”の参加者だと名乗る数人が、小声で何かを話し合っていた。配信者嫌いの輩だからか、強盗の様にバールを持って壁を壊している。
アムが駆け寄ると、その一人が振り返り、
「配信で嘘をついてるんじゃないか。」「何を隠しているのか話してくれ。」と詰め寄ってくる。
「誰に言っている、強盗共が。」
アムは一歩も引かずにフラッシュライトを向け、ライターで火を添え、ロミーの方に向かう。
「・・・あぁ、アイツの様に犠牲になればいいのか。」
気分が悪くなって来たその瞬間、怒りと恐怖と決意が混ざり合い、アムの中で何かがはじけた。
「犠牲になるって事は、足掻けって事だな。ロミー。」
二人はその場を抜け出し、夜の町へと駆け出した。
「その選択をするのね?アム。」
町は深夜になってもざわめいていた。
どこからともなくパトカーのサイレンが響き、コンビニの明かりがやけに冷たく路地を照らしていた。
アムとロミーは人目を避けて歩きながら、少女がどこにいるのか、考え続けていた。
「きっと、どこかで震えてるはず・・・。」
ロミーは不安げに呟いた。
「でも、誰にも助けを求められなかったんだよ。」
アムは自分に言い聞かせるように答えた。
しばらく歩いていると、薄暗い公園のベンチに小さな影を見つけた。
少女が両膝を抱えてうずくまっていた。
その肩は小刻みに震えている。
近寄ると、少女は二人の足音に気づいて顔を上げた。
涙で赤くなった目が、街灯の下で光っていた。・・・その赤は・・・ロミーと同じ・・・。まだ混ざっていない段階の赤だ。
「誰も、信じてくれないの・・・。」
少女の声は震えていた。
「わたし、何もしてないのに・・・。何も起きてないのに・・・。」
その言葉は、アムの心に深く突き刺さった。
「自分を責めるな。悪いのは・・・強いて言うなら神頼みの馬鹿共だ。」
アムはそっと手を伸ばした。添えられる前に掴み、ロミーに荷物を任せる。
「本当は、何も起きなかったんだろう。君が誰も傷つけなかったから、だから、今ここにいられるんだ。」
ロミーも優しく微笑みかける。
その時、公園の奥から複数の人影が近づいてきた。スマートフォンを構えた運動の参加者たちだった。
「見つけたぞ。」「全部話してもらうからな。」
彼らの声は責め立てるように鋭かった。
「なんなんだよアイツら!?」
「多分扇動された輩だね、しかも厄介なタイプ。」
アムは少女の前に立ちはだかり、全身で守ろうとした。
「何が価値あるだ!損失ばかりじゃないか!」
怒りが混じった叫びが、夜の空気を震わせた。
ロミーもアムの隣に立つ。
「小さい子傷付けるとかホント信じらんない!馬鹿じゃないの!?」
少女は二人の背中越しに、しばらく呆然と立ち尽くしていたが、やがて涙をぬぐい、アムの腕をそっと掴んだ。
パトカーのライトが公園の端を照らし、運動の参加者たちはしぶしぶ走ってその場を離れていった。アムの心にはまだ怒りと悔しさが残っていたが、少女の手の温もりだけが、今夜だけは確かなものだった。
「ありがとう・・・。」
少女が小さく呟いたその一言が、
アムの中に新しい決意の種を落とした。
ロミーが警察に説明すると、別の事実も見えてきた。
「おかしいとは思ってたけど、移民らしいわ。」
「移民?因果関係がイマイチだな。」
「祈祷用の石、あるじゃない?中国の賭石の翡翠が効果あるって事らしいわ。」
「国を間違えてやしないか?」
「まぁ・・・様子見なんじゃない?」
夜明けはまだ遠い。
けれど三人の間には、初めて小さな静けさと希望が灯っていた。
騒動が収まった後、町は静かすぎるほど静かだった。
公園のベンチに三人で並んで座ると、夜の空気が妙に澄んでいるように感じられた。
パトカーのライトも遠ざかり、ただ虫の声と微かな風の音だけが世界を満たしていた。
少女はしばらく何も言わなかった。
握りしめた手のひらがまだ震えている。
アムもロミーも、言葉を探しながら時折少女の横顔をそっと見やった。
「・・・ごめんなさい。」
少女がぽつりと呟いた。
「わたし、皆を困らせてばっかりで・・・。」
ロミーは優しく首を振った。
「困ってなんかいないよ。みんなが間違ってるだけだよ。」
アムも静かに付け加える。
「神を知らないから妄想しているのさ、なんでもかんでも。」
少女の目に、また涙が浮かんだ。
でも今度は、少しだけ力強さが混じっていた。
事件は終わったわけじゃなかった。
SNSではまだ、責任や真実を求めて騒ぐ声が止まなかった。学校も町も、しばらくはぎこちない空気が続くだろう。
それでも三人は、互いの存在を確かめ合うようにベンチで肩を寄せて座っていた。月明かりが三人をやさしく照らし、静かな夜の中で小さなぬくもりを分け合っていた。
アムは空を見上げながら、心の奥底で決意した。
「当分は荷物持って逃亡だな、警察には話したか?」
「さっきしたわ、それより、心配なのは貴方。」
ロミーもまた、隣で微笑みながら同じ思いを胸に抱いていた。
「・・・一旦病院だな、金はあるし、逃げるには最適だろう。」
少女は、二人の存在に支えられて、ほんの少しだけ前を向くことができた。たった一晩の出来事が、三人それぞれの心に確かな爪痕を残した。
夜が明けるころ、三人は静かに立ち上がった。
誰もまだ、明日がどうなるか分からなかったが、今日だけは、孤独じゃないと思えた。
そしてまた、ゆっくりと歩き出す。
それぞれの家へ、それぞれの明日へ、
新しい希望を胸に抱きながら。
続き書く場合は伏線として取っておこうとしたんですが現在アイデア出しがゾーンなので先に言っておくと
「祈祷用の石、あるじゃない?中国の賭石の翡翠が効果あるって事らしいわ。」
「国を間違えてやしないか?」
「まぁ・・・様子見なんじゃない?」
→日本は治安が良いのと宗教的な縛りが緩いので祈る方式で揉めないからって事です。宗教系メインの回で扱う予定だったけどアイデアが数多いせいで一旦十話で中断する予定になりました。あと時間が無い。
わかりやすくかくのとてもむずかしい。