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序章    「垣間見エル表裏」

”平凡”ってすばらしいものだと思う。

だが私の”平凡”を、彼らはあっさりと奪い去って行ったのだった…。

 この世界には表と裏がある。

わかりやすい例えを挙げるならばコイン、紙、カード…。

万物は表と裏で構成され、その表裏ひょうりは物のバランスを維持する。

そして、それは人も同じ。

人にも当然表と裏は存在する。表の顔、裏の顔…。

それが良いものであれ、はたまた悪いものであれ、その表裏もまたその人物のバランスを維持している。

…そしてそれは、この”世界”にも存在する…───




 私がこの男と出会って最初に思ったのは、”後悔”だった。

私は特に刺激的な毎日を望んでいるわけでもない。勉強も運動もそこそこできたし、それを退屈だなんて感じたこともない。

なのに、あの男はそんな私を一瞬で”非日常”へと引きずり込んだのだった…───


 私の名前は九条くじょう美里みさと。私立零命れいめい高校の2年生だ。

零命高校はレベルはそこそこ、個人個人の”個性”を大切にするということで基本的に自由な校風で人気だった。

私は成績も運動もそこそこという平凡な高校生だが、別にそれを苦に思ったこともなかった。

世の中平凡が一番。私はこんな自分が好きだった、のだが…。

「…っ」

不意に背後から視線を感じて振り返る。だがそこには誰もいない。隠れられそうな場所も特になかった。

「…またか…」

最近、私の周りで”異変”が起こりはじめている。今みたいに誰かの視線を感じたり、不自然な物音が聞こえたり…。それも学校の近くでのみ起こっている。

「…疲れてるのかな…?」

でも、私はそれを特に気にすることもなかったのだった…。


「おす、おはよう、美里」

「ん。おはよう」

教室に入ってすぐに1人の男子生徒が話しかけてきた。彼は藤原亮ふじわらりょう。昔から家が近所という、いわゆる幼馴染だ。

「なぁ、今日数学のノート見せてくれない? 課題忘れてさ…」

「…1つ貸しね」

情けない顔をする亮に、私は渋々ノートを渡した。

「サンキュー! 助かるわ」

亮はそのまま席に戻っていった。

「…ん?」

すると、また視線を感じた。だが、今回のは今までのとはなんだか雰囲気が違った。

振り返る、だがそこには案の定誰もいなかった…。


「やっぱり…おかしいよね…」

今日は特に違和感を感じることが多かった気がする。視線を感じたり、不自然な物音を聞いたり、人の気配を感じたり…。

今は昼休み。私は席に座ってお弁当を食べていた。

今までは稀にしか感じなかった”異変”が、今日に限って特に頻繁に感じられた。

もしかして…幽霊とかそういう類の話なんだろうか?

「そんなこと…あるわけないわよね…」

私はそういった類の話は基本的に信じないタイプの人間だった。

「うん…気にしないでおこう」

私がそういってお弁当に再び箸を伸ばそうとした時だった。

「何を気にしないつもりなんだ?」

「え…」

目の前に、1人の男子生徒がいた。私のクラスでは見ない顔。

だらしなく着崩した制服。黒よりの灰色の髪。顔は整っているが…なぜかその口にはトッポ。

トッポ…?

「お~い? 聞いてっか~?」

その男子生徒は私の目の前で手をひらひらと振った。

「あっ…え…誰よ、あなた」

私がそう聞くと、その男子生徒は

「俺か? 零命高校2年C組。篠原しのはら俊樹としきだ」

2年…同じ学年か…。でも、私は別に彼のことは知らないし、初対面のはずじゃ…。

「…私に何の用?」

周りの生徒も何事かとこちらを遠巻きに見ていた。正直居心地が悪い。

だが、彼───篠原はそんなことも構わず

「いやな。なんか困ってるっぽかったからさ」

そんなことを言った。

確かに困っているが…これは人に相談できるものではない。

そう言おうとしたときだった。

「例えば…急に視線や気配を感じたり、不自然な物音がしたり…とかな」

篠原の言葉に、私は眼を大きく見開いた。

「あなたっ…! あなたの仕業だったのねっ!?」

私は大きく身を乗り出して、彼の襟首を両手で掴んで揺さぶった。

「ちょっ…! 違う違う違う! やめっ…吐くって!!」

篠原は必死にそう言って止めようとする。実際顔が青くなってきていたので途中でやめた。

正直まだ苦しそうだ。

「で…違うってどういうことよ。何か知ってるんでしょ?」

私がそう聞くと、篠原は内ポケットから何かを取り出した。

「ほい、コレ」

それは名刺だった。

「高校生が名刺…?」

特に不思議なところはない…そう思ったのだが、私はその名刺のある一点に注目した。

「ねぇ…この部活のところの”依頼部”ってなによ…?」

私の質問に篠原は不敵な笑みを浮かべると。

「部室の場所は書いてあんだろ? 活動時間は基本的に年中無休だから、いつでも来な」

そう言って、立ち去ろうとする。

「なっ…! ちょっと待ちなさいよ!」

まだ質問の答えを聞いていない。だから私は篠原を呼び止めようとした。

だが篠原は振り返ると

「困ってるんだったら協力するぜ? そういう仕事だからな」

それだけ言うと、教室を出て行ってしまった…。




「…って。ここ、ほとんど人が来ない場所じゃない…」

放課後。どうしても篠原の意図が知りたくて、私は”依頼部”の部室の場所へ向かっていた、のだが・・・。

この辺りは使われてない教室や倉庫が集中している零命でも特に人気が無い場所だった。

人はここを”零命のスラム”なんて呼んでたっけ…。

だが実際この空き教室はイベントなんかではよく使われるので、特別このあたりは危ないとかそういうわけでもなかった。

「ここか…」

私は、そんな場所のさらに奥、本来は空き教室として倉庫代わりに使われている教室の前に着いた。

なるほど…確かに扉には”依頼部”の看板があった。

私は扉に手をかけ、意を決すると…。

「…っ」

その扉を、開いた。


「あっ! お帰りなさい、俊樹さ───あれ? どちらさまですか?」

そこには、2人の女子生徒がいた。1人は私の姿を見ると不思議そうに寄ってきた。

もう1人は私の姿を一瞥しただけで、そのまま目の前のパソコンのキーボードを叩いていた。

…というか、この2人は見覚えがある。確か…

「…2人とも、去年のミスコンに出てたわよね?」

「あ~…確かにそうですね」

去年、零命高校の文化祭でミスコンが開催された。男子生徒全員にアンケートを取り、全校生徒からと自分と同じ学年からそれぞれ数人の女子生徒を選ばせ、その上位数十人が強制参加というなんとも迷惑なイベントだ…しかも毎年恒例なのが忌々しい。

私もなぜかそれに参加ということになってしまい。すごく恥ずかしい思いをした。で、そのときに彼女たち2人の姿もあった。たしか名前は…

坂本さかもと奈々美ななみさんと…朝比奈あさひなかすみさん…だっけ」

「はい。そうですよ」

そう言って。目の前の人懐っこそうな女子生徒───坂本さんは笑顔を浮かべた。

あの時は間近で見たわけではなかったが…確かに可愛いと思う。クリーム色の長い髪に、頭の後ろで結ばれた大きなリボンが特徴的だ。

「ほら~。霞さんもご挨拶しないと~」

そう言って坂本さんは、後ろでキーボードを叩いていた女子生徒を呼んだ。

彼女───朝比奈さんはこちらに小さく会釈しただけで、また視線をパソコンに移した。

物静か…というよりは無口の部類に含まれるだろうか、藍色のショートカットに、眼鏡がそのイメージをさらに強くさせていた。

坂本さんは無愛想な朝比奈さんを見て慌てて

「あのっ…すいません! 霞さんって人見知りがすごくて…」

そんなフォローをした。私はそんな坂本さんの様子がおかしくて、思わず笑うと

「大丈夫よ…。私は九条美里。よろしくね」

そう自己紹介した。坂本さんもつられるように笑って

「はい。よろしくお願いします。美里さん」

そう言ったのだった。


「それで…美里さんはここに何か御用ですか?」

しばらくして坂本さんが聞いてきた。

「ああ…そうそう。篠原俊樹って男子生徒にここのこと紹介されたんだけど…」

それを聞くと、坂本さんは急に詰め寄ってきて

「じゃ…じゃあ! お客さんですか!?」

そう聞いてきた。すごく眼がキラキラしている。

「え…お客って?」

「俊樹さんの紹介で来たんですよね? 何かお悩みですか?」

「あ…」

なるほど。だから”依頼部”か…。

「…ええ。お客…かしらね」

私がそう言うと。坂本さんは嬉しそうに微笑み

「じゃあ、こちらへどうぞ~」

そう言って奥の椅子へと案内してくれたのだった…。


「お茶を淹れますね~」

そう言って坂本さんは立ち上がり、奥へと歩いていった。

「…なんか…いろいろあるな…」

改めてこの部屋を見回すと、いろんなものがあった。

もともと家庭科室とか美術室みたいな特別教室だったのか、水道がついており。なぜかその隣にコンロなどがおいてある簡易キッチン。タンスのような家具に、校長室の椅子と机…。

そういえばそれ以外の机も職員室で使われてる先生の机のような…。

「おまたせしました~」

そんな風に部屋を見ていると。坂本さんがトレイにお茶を乗せて戻ってきた、が…。

「どうぞ───って…キャアァァァ!?」

こけた! 当然ながらお茶はこぼれてしまった。

「ぅぅ…すいません…」

涙目で坂本さんは謝る。何も無いところでこけた…よね?

「あ…大丈夫よ。坂本さんも大丈夫?」

私は慌てて坂本さんに駆け寄る。

「…大丈夫です…」

精神こころの方はあまり大丈夫ではなさそうだが、とりあえず怪我はなさそうだ。

「とりあえず片付けましょう…」

私がそう言って手伝おうとした時だった…。

「まったく…お前はなんでそうサボるんだよ!」

「やだなぁ~俊樹君。僕は”調査係”として職務をまっとうしていたまでですよ?」

「ほう…? 仕事も無いのに”調査”とは仕事熱心だなオイ。いつもそのくらい頑張ってくれると俺も嬉しいんだがなぁ?」

「アッハッハッハッハ。まったくですねぇ」

そんな声が聞こえて、誰かが部屋に入ってきた。振り返ると2人の男子生徒。片方はさっき覚えたばかりの顔だった。

「お。来てくれたか」

「おや。お客とは珍しい」

「…だから客が来るって言ったろうがよ。聞けよ人の話」

篠原の隣にはもう1人男子生徒がいた。…制服が男子のだし、男子生徒よね?

そう思うのも、その彼は白よりの灰色の長い髪に、中性的な顔立ちをしていたからだ。常に笑顔を浮かべており、一瞬女性かと思った。

「ぅぅ…俊樹さぁ~ん」

私がそんなことを思っていると。坂本さんが情けない声で篠原を呼んだ。

「ん…。…奈々美…また転んだのか…」

「やれやれ…仕方ありませんねぇ。まぁ、それが奈々美さんらしいのですが」

2人は坂本さんの近くに来ると、慣れた手つきで片づけを始めた。

「オイ霞。それとお前も手伝え」

「え? …ええ」

「……わかりました」

それに私と朝比奈さんも加わる。正直、朝比奈さんが手伝うのは意外だった。


 片付けも終わり、椅子に座る私の前には篠原、坂本さん。そしてあの中性的な男子生徒(?)がいた。

朝比奈さんは片付けが終わると、また席に戻ってしまった。

「さて…改めて自己紹介しとこうか。まず俺は篠原俊樹。この”依頼部”の部長だ」

篠原は口にくわえたトッポを口にいれて食べ終えると。またポケットから短く折られたトッポを口にくわえ…って、まだトッポあるんかい!

「で、こっちが依頼部”接待係”の坂本奈々美」

紹介された坂本さんは頭を下げて

「よろしくお願いしますね」

と言った。

「で…コイツが依頼部”調査係”の久藤晃くどうひかる

あ…やっぱり男子生徒か。そういえば彼はさっきから木刀のようなものを左手に持っているんだけど…剣道でもやっているのかな…?

「よろしくお願いします」

久藤君は笑顔を崩すことなくそう言った。

「ええ。よろしく」

私も笑顔でそう返した。どうやら礼儀正しい性格のようだ。

「で、向こうにいるのが依頼部”情報係”の朝比奈霞」

「……よろしくお願いします」

朝比奈さんはそう言って会釈した。

「…私は九条美里です。よろしくお願いします」

私も自己紹介すると、頭を下げた。

「ああ、そうそう。俺たちは全員2年だ。俺と晃がC組。奈々美がA組。霞がF組」

零命学園は生徒の人数も多く。1学年にA~G組まである。ちなみに私はB組だ。


「で。この”依頼部”は簡単に言えば”何でも屋”だ。”便利屋”とも言うな。大掛かりなことから個人的な悩みまで、依頼とあらば何でも解決するぜって感じ」

自己紹介も終わり、篠原は簡単にこの部活のことを説明し始めた。

「…ねぇ? この部ってちゃんと許可は?」

ここは一応”部”のはず。なら学校の許可が必要なんだけど…。

だが篠原はさも当然という風に

「あるわけねーだろ」

と、即答した。

「非公式!? だからこんなにひっそりしたところにあるのね…」

確かにこんなに奥まったところなら非公式でも部室にできそうだ。

「じゃあ、ここにあるものは…?」

恐る恐る聞くと…

「霞が学校のデータにハッキングして注文させた。学校の名前でな」

「…ハァ…」

どうやらとんでもない人たちに関わってしまったらしい…。私は少し後悔し始めていた。

「…”依頼”なら報酬がいるんでしょ? …お金なんてそんなにないわよ…?」

だが、篠原はそんな私に首を横に振って

「報酬はお金の時もあるが、別に俺たちは金のためにこんなことやってるわけでもねーしな。今回はタダでいいよ」

「え…?」

そんな篠原の言葉は意外だった。

「…こっちのミスでもあるしな…」

「…?」

「いや、何でもない」

篠原はなにか呟いたが、その意味は私にはわからなかった。

「まあとりあえず話してみろ。そのためにここに来たんだろ?」

「…わかったわよ…」

こんなこと話してもしょうがないとは思ったが。いっそ誰かに話して楽になろうなんていう半ば投げやりな考えで、私は”異変”のことを話し始めた…。


「…なるほど。OK。こっちの方針は決まったな」

話を聞き終えると、篠原は納得したような顔で立ち上がった。

「え…? ちょっと。どうするつもりよ?」

「何とかするんだよ。つまりはその”異変”をどうにかすりゃあいいんだろ?」

「そうだけど…」

そもそもあんな話を信じたというのだろうか…?

「奈々美は準備。霞は位置の特定。俺と晃は見て回るぞ」

それぞれに指示を出していく篠原。それに皆頷いていく。

「お前は悪いんだが、しばらくここにいてくれないか?」

「え…ええ…」

私はわけがわからなかったが。そのまま従うことにした。




「…なんだったのかしら…」

あのまま待たされたのだが。結局辺りが暗くなった頃に「帰っていい」と言われ、私はそのまま帰ることにしたのだった。

正直まだ彼らが信用できないのだが…というかかなり怪しい…。

「まあ、でも…これでどうにかなったらラッキー程度に…───あ」

そこで鞄を忘れたことに気付いた。いろいろあってすっかり意識からなくなっていた。

「取りに行かないと…」

私は引き返して学校へと向かった…。


「あれ…」

校門は開いていた。それだけでも不思議だが、その校門をくぐろうとすると、一瞬”違和感”を感じたのだ。なんか、こう…そのまま引き返そうとする気になったというか…。

「…でも鞄いるし…。気のせいかな…?」

私はそのまま校舎へと向かった…。


「…不気味ね…」

校舎の扉もなぜか開いていた。校舎は不気味な静けさに包まれている。

「…早く帰ろう…」

そう思ってさっきの部屋を目指していた時だった。

ガタンッ!

「え…?」

明らかに不自然な物音。

「だ…誰…?」

だがそれに答える人はいない。

急に怖くなった私は走り出した。

さっさと帰ろう。そう思った。が…

───廊下を曲がって少ししたところに、”ソレ”はいた。

  生気のない白い肌。白い衣服。それだけでもこの学校には異様だが、それ以上に異様だったのは…。

…その手には、包丁が握られていた。そして、その包丁にこびりついている赤。

よく見ると、その白い服にも赤い汚れがあった。

「…ぁ…」

私は動けなくなった。驚きではない。その異様さがただ”怖くて”動けなくなったのだ。

だが、”ソレ”は私を見て笑みを浮かべると、確かにこっちに向かって走ってきた…!

「…っ…!? キャアアアァァァァ!?」

そこで、ようやく私の身体は機能を取り戻し。私は”ソレ”から逃げ出した。


「ハァ…ハァ…」

どのくらい走っただろうか。正直どの道を走ったかもわからない。とにかく混乱していた。

「なんなのよ…アレ…!」

私はその姿を思い出し、恐怖と疲労、混乱でその場に座りこんでしまった。

…幽霊なんて信じてなかった。だが、”アレ”は間違いなくその類だった。

「とにかく…今日はもうかえ───!」

今日はもう諦めて帰ろう。そう思って顔を上げて、気付いた。

───…さっきの”アレ”が、こちらに向かって走ってきていることに…。

「あ…」

”ソレ”は、包丁を振り上げ、もうすぐそこまで来ていた。私はもう恐怖と疲労で動けない。

私はここで死ぬ。そう覚悟して目を閉じた。

…バァン!!

「え…?」

…予想していた”死”は訪れなかった。その代わりに聞こえた音。あれは…銃声?

ゆっくり目を開けると。すぐそこまで迫っていた”ソレ”は警戒するように私を見ていた。

…いや、私の後ろを見ていた。

「…あっぶね~…あとちょっと遅かったら手遅れになってたぞ…」

そして後ろから聞こえてくる、さっきまで聞いていた声。振り向くと、そこには…

「あ…」

…そこには、”アレ”に銃口を向ける、口に短くトッポをくわえた男───篠原がいた…。


───この日から私は、この男を初めとする”非現実的”な人達によって

  ”非日常”の世界へと引きずり込まれることになった…。

3作目突入。

今回は「微ホラー」ですが、別にホラーメインじゃないのでご安心を。

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