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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に —新大陸編—  作者: SUGISHITA Shinya


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549 アーダを世界樹の元に連れて行く

 朝、コーリスから神国に転移。アーダを二百人衆に紹介した。

 可愛いからみんなに人気だった。


 それからアーダに畑を見せて、メーメー、モーモー、コッコ、ピョンちゃん、バトルホースに紹介して、ベーベーに紹介。ミツバチの森へ、女王さんに紹介。ミツバチに紹介。ドラちゃんに乗ってぐるっと神国一周した。

 環状の森へ行って、時間がないからところどころ転移してみんなに紹介。


 スパエチゼンヤへ。ぐるっと紹介。ゴードンさん、エチゼンヤさん夫婦ときょうちゃんに紹介。託児所、孤児院へ行って三馬鹿、神父さんなどに紹介。あとはまただな。

 大急ぎで回って、お昼には神国にもどった。お昼にして、お昼寝。


 しばらくするとジェナたちがお昼寝から起きた。よし、世界樹の元へ行くぞ。忙しい。魔の森の泉へ転移。ティランママとティランサンが待っていた。みんなで沐浴。泉はアーダを生み出すのにエネルギーを使ったろうからね。補充だ。泉の周りも散歩する。


 十分聖域が強化されたろう。世界樹の台地の崖下へ。みんなで崖を登る。アーダはすぐお狐さんに掴まった。崖上に到達。

 崖の端から巨樹の森の手前まで転移。


「アーダ、入るよ。ここから巨樹の森だ。世界樹に許されたものしか入れない」

 アーダは僕の服の中に逃げ込んでしまった。巨樹の森にそっと入る。アーダも無事入れた。服の中から顔を出してみている。生き物の気配が全くないからびっくりしている。急ごう。走る。竹林、河原の脇を通って泉まで走る。泉で沐浴。人化して、着替える。アーダの服は僕の収納に入っていた。着替える。


 もう少しだ。走る。すぐ里芋畑になる。今日は通過。

『ほら世界樹だよ。服から出てご覧』

 アーダがそっと僕の服から出て飛んで行って世界樹に抱きついた。みんなも抱きつく。


『よく来たね。シンとアカの子、ジェナと眷属みんなの妹』

『おとたんとおかたんのおかたん?』

『そうよ。世界樹よ』


 『アーダは魔の森の泉から生まれたけど、シンとアカ、眷属が泉のほとりや泉を利用して、みんなのエネルギーが蓄積され聖域化して、そしてアーダが生まれたんだよ。みんなのエネルギーの蓄積がなければアーダは生まれなかったんだよ。みんなに感謝しなさいね』


『うん。わかった。みんながあたしの生まれるエネルギーをくれたんだ。おとたん、おかたん、おにたん、おねたん。ありがとう』


『いい子ね。その気持ちを忘れたらだめだよ。忘れたら忘れた人のエネルギーがなくなってやがてアーダは消えてしまうよ』

『うん』


『みんなのエネルギーからできているから、バングルはいらないけど、後でお揃いのアクセサリーとしてシンに作ってもらいなさい』

『うん。おとたん作って』


 作った。例の象形文字入りだ。アクセサリーだけど。

『ほらアーダ、これをしな。みんなとお揃いだよ』

『おとたん、ありがとう』


 あたりは暗くなり始めている。

 急いで森の恵みで夕食。世界樹の下の広場で横になって眠る。観察ちゃんは今日も天体観測だ。空気が澄んでいて普段見えない星も見えるらしい。

 今日は忙しかったからみんなすぐ眠ってしまった。


 朝、冷たい霧が頬を過ぎていく。目を開けるとアカも起きていた。みんなが起きるまでじっとしていよう。やがてドラちゃんとドラニちゃんが動き出した。アーダは丸くなったお狐さんの中だ。気に入ったみたいだ。


 みんなも起きた。アーダは霧にびっくりしている。

「霧というんだよ。里芋の葉っぱに水が溜まっているから飲んでごらん。すぐそこの大きい葉が里芋の葉っぱだよ」

 飛んでいった。丸くコロコロしているので苦戦していたが葉を押さえてやったら飲めた。

「おいしい」

「そうだね。ここでしか飲めないよ。いっぱい飲んでおきな」


 里芋の葉っぱの水を飲んだらいつものように森の恵みで朝食。美味しい。格別な味だ。

「今日は夕方までに戻ればいいからすこしゆっくりできる。里芋をもらっていこうね」

 みんなで少しづつ里芋を掘って収納した。アーダは興味深げにみていた。


「そしたらみんな、世界樹に挨拶してね」

 みんな世界樹と挨拶を交わしている。

「それじゃいいかな。また来ます」

『いつでもおいで。愛しい子たち』

 里芋をかき分けて巨樹の森へ。振り返って世界樹に手を振る。


「さあ、泉に行こう」

 泉で沐浴。


「次は果樹園などを一周するよ」

 ブランコが先頭になって走っていく。美味しい美味しいといいながら。

 果樹園についた。


「ここは世界樹が僕らのために作ってくれた果樹園だよ。世界樹を中心にぐるっと一周、果樹園、野菜畑、穀物畑、岩塩がある。いつもくるたび収穫しているんだ。アーダはみんなから貰えばいいよ。一周してみようね」

 収穫しながら一周した。


「次は谷川の河原でおやつにしよう」

 河原まで駆け足。いつものように相棒で岩をスパッと切ってテーブルにしておやつ。

 なんとなく忙しい。おやつが終わったら河原から飛び上がって竹林を過ぎ、急ぐ。今日は竹水筒に補充はなしだから巨樹の森を出る寸前の川には寄らない。


 巨樹の森を出る。膜を通り抜ける感じだ。蟻さんが今日も忙しそうに歩いている。

『飛んでるのが増えた』

 まったくよく観察している。またね。

 台地の端まで転移。


 お昼にしよう。テーブルを出して食事。もう先が見えて来たからゆっくりだ。

 シートを出してジェナたちがお昼寝。アーダはお狐さんのところに行って寝かしつけてもらっている。お狐さんは優しくて子供が好きだからね。アーダもそれがわかるのだろう。


 僕たちはお茶にした。リンが淹れてくれる。王宮に居ただけあって上手だよ。美味しい。しばらく雑談しているとジェナたちが起きて来た。


 それじゃあ行きますかね。片付けて崖の端へ。みんな飛び降りる。アーダはお狐さんにしがみついている。お狐さんが飛んだ。無事にみんな着地。魔の森の泉まで走る。


 今日は神国には戻らないので世界樹製の服を脱いで着替える。ブランコ、ドラちゃん、ドラニちゃんは人化を解いた。ティランママとティランサンは崖下に戻って行った。またね。

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