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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に —新大陸編—  作者: SUGISHITA Shinya


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748 ラピスラズリの村 (5)

 村人を集めて、僕が話をする。

「皆さんお分かりのように、ラピスラズリは大変高価なものです。ラシード隊は適正価格で買い上げました。その結果が朝の小麦、雑貨などの物資となりました。また服も各人ラピスラズリで支払ったと思いますが、上中下の下で十分間に合ったと思います」


「そしてこの高価な宝石の産地が世に知られれば手に入れようと襲ってくる人が出るでしょう。幸い従前取引のあった店は、独り占めしようとこちらから入手しているということは公表せずに足がつかないように捌いていたようです。またラシードさんも遠くで売るようですので、心配はないと思いますが、皆さんが豊かになると詮索する人たちが出てくるかもしれません。盗賊に狙われるかもしれません。その対策として三日間全員で合宿して剣などの講習をしたいと思います。ぜひ参加願いたい。トレーニングは僕の趣味ですが、ただより高いものはないと言いますから料金はラピスラズリ一個いただきましょう。全員参加でいいでしょうか」

「もちろんだ。お願いする」


「ありがとうございます。村の留守番は僕のしもべにやってもらいます。訓練中は村の両端にテントを張って留守番します。皆さんは火の始末、戸締まりをしてもらってそれが終わり次第ここに集まってください。持ち物はなくて構いません。小さなお子さん、赤ちゃんも大丈夫ですよ。では火の始末などをお願いします」


 僕は二百人衆を2家族8人とバトルホース4頭を呼んだ。村の両端に一家族と2頭づつ配置する。何かあったら観察ちゃんが教えてくれるから大丈夫だ。


「みんなよろしくね。村人がもう少ししたら集まるから紹介が済んでから任務についてください」

「承知しました」

 二百人衆は僕だから何も言わなくても分かってやってくれる。楽だ。


 30分ほどしたら全員集まった。

「みなさん、全員集まったようですね。留守番はこの二家族とバトルホースにやってもらいます。では訓練は草原で行います。移動します」


 一瞬のうちに滅びの草原に転移した。村人はびっくりしている。


 ジェナたちも呼んだ。

 全員揃ったので挨拶しておこう。


「みなさん、ここは皆さんの住むところから砂漠を越えていくつか国を過ぎたところの滅びの草原といいます。三日間訓練を受けてください。三日すれば盗賊などは簡単に倒せるようになります。訓練は極級冒険者のゴードンさん、奥さんのロシータさん、僕の眷族のマリアさん、ブランコ、エスポーサ、ドラちゃん、ドラニちゃん、エチゼンローコーさん、エリザベスさん夫妻、リン、プリシラさん、僕の娘のジェナとその友達のチルドレン、ジェナの眷族の熱帯号、雪原号、警備員。それに食事などのお世話をさせていただく二百人衆です。エスポーサは今日の夜に少し用があって出かけますがすぐ戻ります。ではゴードンさん、よろしくお願いします」


「承知しました。俺がゴードンだ。今日から三日間、主に対盗賊戦をやろう。まずは体力錬成一日、次に剣や投石紐の訓練をやる。投石紐は石を投げる紐だ。弓矢でもいいが、矢が消耗品だから矢がすぐ無くなってしまうことも考えられる。石ならその辺に転がっているものを使えばいいからほぼ独立した村なら弓矢より投石紐の方がいいだろう。最後に魔物相手の訓練もする」


「では始めよう。まずはエスポーサ様がパラソルの下のテーブルに水を用意してくれているので飲んでくれ。飲まないと死ぬ。赤ちゃんは唇にぽたぽたで十分だ」


 僕はアカとエスポーサのパラソルの下で見学だ。アーダも出てきて僕の周りを飛んでいる。村人たちはみんな水を飲みに来る。

 僕に深々と頭を下げて水を飲んでゴードンさんのところに戻って行く。何でだ。


「正体が分かったんでしょう」

 アカがひどいことを言う。僕は暇だから神国に戻ろう。


「エスポーサ、今日の夜はよろしくね」

「分かりました。やっておきます」


 アカとアーダと神国に転移する。

 裁縫棟に行ってみる。オリメさん、アヤメさん、二百人衆の縫子さんが忙しく仕事をしている。


 縫子さんの弟や妹が、シン様、アカ様と寄ってくる。抱っこしてやる。

「元気に遊んでいるか?」

「うん。みんなで遊んでいるよ。さっきまではコッコと追いかけっこしていたんだ。コッコは飛んで逃げるからなかなか捕まえられないんだよ」

「そうかそうか」

 頭を撫でてやる。可愛い子供たちだ。


「シン様。村人の訓練着ですか?」

「そう」


「今日は体力錬成ですから、明日朝観察ちゃんと届けに行ってきます」

「ありがとう。助かるよ。明日朝は剣やナイフを村人に渡すから一緒に行こう」

「はい分かりました」


 縫子さんたちの仕事も見て、行政のオフィスに行く。ステファニーさんと二百人衆が仕事をしていた。邪魔をしちゃ悪いから、元気と声をかけてオフィスは終わり。


 道場に行ってみる。窓からのぞくと子供からお爺さん、お婆さんまで木刀を振ったり、体を動かしていたりしてる。


 次はみんなの会館だ。ここは楽しい。外の遊具で子供が遊んでいる。やや、屋敷稲荷さんが一緒に遊んでいる。幼子より小さいから仲間のように仲良く遊んでいる。


『シン神様、アカ神様、遊んで』

 屋敷稲荷さんに見つかってしまった。しばらく屋敷稲荷さんと子供たちと遊んだ。楽しい。みんな良い子だ。


 次はいつも通りのコースだ。田畑を見て、メーメー、モーモー、コッコ、ピョン、バトルホースを撫でて、ベーベーに乗って少し歩き回って、ミツバチの女王さんに挨拶、あとは御花畑のベンチでミツバチさんや小鳥さんの挨拶を受けて、アカを抱っこしてうつらうつらだ。

 いいなあ、神国。

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