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ワイルド・ゼロ アイム・ノット・ゼロ

 円グラフの彼氏、馬脚を表したね。はてな匿名ダイアリーを持ち出して、ミソジニー撒き散らすって、そのムーブだけで一気に信用なくなるわ。こいつもしかして、ネットにあるテキストは全てが真実だと思ってるんじゃ? だって、論を展開する参考文献が、まとめサイトで知ったはてな匿名ダイアリーだよ? 驚くじゃん、そんなの。どんな伏線回収よりも驚くよ。さすがなろうエッセイだよね。ネットの広告事情に詳しいちゃんとした人なんだなあって思わせてからのまさかのどんでん返し。もうやめてよ〜。これ以上、面白いことしないでよ。これだからなろうエッセイをディグるのがやめられないんだよ。

 ちょっと褒めたの撤回しますよ。ダメだこりゃ。はあ。楽韓てなんですか。いやなんとなく字面でわかるから、知りたくはねえけど。性差がどうのとか、パヨクがどうこうとか、日本を共産主義にしたくなかったら、とかさ。エロ広告の話って、そんな話だったの?

 ただのネトウヨじゃん。しかもネトウヨとしては、かなりランクの低そうな。そして自覚もなさそう。自分からぼくは表現の自由戦士ですって言ってるやつ、初めてみたよ。こわ。そりゃ円グラフも出すわ。きみには円グラフがお似合いだよ。円グラフだけ出してりゃよかったんだ。きみのキャッチコピーを考えてあげよう。天衣無縫の円グラフ。どうかな? 右曲がりの円グラフ。どっちがいい?


 今日もなろうは、悲しい雨が降っています。この雨はいつ止むのでしょうか。


 だからさ! おれこういう下世話なトピックについて書きたくないの。でもあまりにも面白いことするからさあ! どうしても触れたくなっちゃうじゃん? 勘弁してくださいよ、本当に。本当、マジで。笑かさないでくださいよ。そんなのずるいよ……反則だよ……。しくしく。

 小学生だか中学生だかの、背伸びした少女に踊らされる大人たち。間抜けとアホのコンチェルト。誰ひとり、もしや自分は愚か者では? という視点を持ち合わせていないのが凄い。凄すぎる。人はどこまで愚かになれるのか。そういう限界に挑む競技なんだよね。なろうエッセイは。勝者は敗者であり、敗者はもちろん敗者、そんな危険なフィールドよ。


 他人ごとみたいなツラしてるけど、おまえもベンチ入りメンバーだからな。はいっ、もちろん承知しております。おれはおれで結構ギリギリのアホな戦いをしているんです。

 そろそろ、個人への誹謗中傷だって笛が吹かれても不思議じゃない。調子こかないようにはしてるんだけど、少しずつ、確実にグラウンド・ゼロに近づいて行っている。すでにガイガーカウンターがカリカリ鳴き始めた。ちょっとヤバいが、まだ止まれない。もう少し、もう少しだけ……。

 そう言って、何人の冒険野郎が消えていったことか。おまえだって、それを知らないわけじゃないだろう。

 ええ? 知らないよそんなの。おれだって人生全体で、ここまで暇してたわけじゃないもん。ここ三か月くらいだよ。小説家になろうに入り浸っているのなんて。我ながら本当にアホだよなあって思うよ。なにやってんの? なにやってるんだろうねえ。


 おれ、小説を書きにここに来たんだけどな。こんな面白文章を書くつもりなんてなかったんだよ。面白いことだけは譲らないんだ。ええ、譲れません、これだけは絶対に。そこを譲ったら、おれはこの場所の毒にあっという間に飲み込まれちまうだろうね。

 ここが危険なフィールドってのはあながち冗談でもないんだよ。おそらく、馴れ合い、ケツの舐め合いほじくり合いは、本気で気持ちいいんだろうな。だってみんな楽しそうじゃん。ものすごい多幸感に包まれてるじゃん。でもそれってただの堕落だからね。自分の弱さとかアホさとかから目を逸らしているだけです。一度その沼にハマっちまったら、自力で抜け出すのは容易じゃないわけよ。

 そういうことを表現しているフィクションなんて腐るほどあるはずなんだけどね。不思議だよね。ここの人たちは、人一倍フィクションに慣れ親しんでいるはずなのに。それなのになぜ自分の魂を自らの手で汚せるのか。どう思います? 解説の阿部千代さん。まあ馬鹿なんだろうな。それを言っちゃあおしまいよ。


 さて。一応、言っておきますよ。メリークリスマス。これってイヴに言うもんだっけか? まあいいよね、なんだって、どうだって。部屋に篭ってりゃ、メリーもジャニーもクソもないのよ。ケーキくらい買っておくか? でもたしかイヴのケーキ屋さんって、プロパー全部なくしてクリスマスケーキの予約販売のみとかそんな感じじゃなかったっけ。じゃあ止しておくか。ものすごい近所に、おいしいケーキ屋さんがあるんだけどね。それすら遠く感じる。行かない言い訳を考えちゃう。つーか、もう玄関すら遠い。外に出るのに気合いが必要。そんなクリスマスイヴ。普通の1日。


 ええい、ダメだダメだ、こんなんじゃあ! 心も身体も腐っちまうよ。動け、おれ。立ち上がれ、真っ直ぐに! まあ文字ではなんとでも言えますよね。あんた思っていることしか書かないんじゃなかったの。そうだな。阿部ちゃんそこまでダメじゃない。心も身体も腐らない。とりあえずまだ立ち上がらない。ケーキは食べたいけど、どうせお店混んでるし。日曜だよ? うへえ。そりゃ無理だ。ケーキは諦めよう。もう書くことないよう。困った、困った、こまどり姉妹。しまった、しまった、島倉千代子。この文章、面白いの? まあ、こういう肩の力の抜けた感じが、90年代っぽくていいんじゃない? 90年代ってそんな感じだったっけ。ごめん。適当こいた。


 最近、おれはあれだな。文章の中でひとりで会話することが多いな。そういうスタイルなんだって言い張ってもいいんだけど、別にわざとやってないからね、これ。なにか書くじゃん? 書いているあいだに、もう自分から茶々が入るのよ。それをまたそのまま書くと、こんな文章になります。大丈夫? キモくない? いや大丈夫ならいいんだけどさ。キチガイだと思われてたら嫌だなと思ったので。まあ別にいいか。なんと思われようがさ。明らかに統合失調症の方が、ものすごい勢いで陰謀論書いているところだよ? あの連載、みるみるうちに文章量が膨らんでいったもんな。多分起きてる間ずーっと書いてるでしょう。あの情熱は凄いよ。最初はアイタタタって思ってたけど、あそこまでやってくれると、おいそれと馬鹿にできないっつうか、一種の迫力が生まれてくるよな。プルーストってあんな感じだったのかもね。いやすごいよホント。面白いとかつまらないとか、そんなもん超越してる。いまはただ、見守りましょう。でもあれに評価をつけるのは、さすがにどうかと思うぞ。共鳴している人なら別にいいんだけどさ。いいの? いいも悪いも、共鳴しちゃったならしょうがないよね。彼らなりの真実に辿り着いちゃったんだから。彼らからしたら、あれを陰謀論っていうやつの方が、イカれてるんでしょう。


 まあどっちにしろそこまでの違いはないよね。みんな多かれ少なかれイカれてるんだからさ。クリスマスにケンタッキーフライドチキンにアホみたいな行列ができるのだって、じゅうぶんイカれてるじゃん。パヨクがどうこうって言うのもイカれてるし、おれみたいにネトウヨ死ねっつって目の敵にするのだってイカれてるのよ。みんなそれぞれ、いろんな理由でいろんな形で、イカれてるんだから。そう考えてみると、気分がすこしは良くなるじゃん。イヴの日くらいは、そういう気分でいさせてくれよ。

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