楽しいことなんぞありゃしない
寒いね。こんなおれでも、昨日はかぼちゃを食べて、風呂に柚子を浮かせてみた。毎年やってるってわけではないけど、そういう気分だったってことだ。崩れゆく日常にせめてもの彩りを。そんな感じだ。
ところで、今日のおれはものすごくテンションが低い。もうなにもかもが億劫でたまらない。はっきり言って超どうでもいい。文章を書いているうちに調子が出てくればいいのだけど、もしそうならなかったら低空飛行のまま、突然通信が途切れるかもしれない。だからなんだと言うのか。うーん。言葉が続きません。
なんか満点評価してくれた人がいたね。果たして本当かな? 今までなんにもつかずにいたのに、馬鹿が雑魚がと書いて、どうして評価がつくのだろうか。おれがかわいそうになった? それともあれかな。北風と太陽みたいな話なのかな。意地悪でへこたれないんだったら、優しくしてやれってやつ? 饅頭こわいみたいな。それはちょっと違うけど。まあなんでもいいですね。どうもありがとうございます。謹んでお受けいたします。どっちにしろおれに選択肢なんてないですものね。評価とか気にしたら気持ちが翻弄されるだけですからね。本当のこと言うと、なんでもいいんですよ。おれの文章に評価くらいつくのが当たり前だろう、くらい余裕で思っている傲慢な男ですから。でもみんなおれの思い通りに動いてくれないですからね。そんなこと言ったらおれだってたぶん思い通りに動かんヤツですから。評価つけてくれた方は、おそらくめちゃくちゃ喜んでくれるだろう、そう思って馬鹿だの雑魚だのクソだの書いてある文章にポイントぶち込んでくれたんでしょうね。そりゃそう思いますわね。ブクマひとつで大騒ぎですから。でも、あんなん冗談ですよ。評価ゼロに困惑していたのは本当ですけどね、そりゃ困惑するでしょう。エロ広告がどうだーこうだー言ってる連中があれですよ? 連中に比べれば、おれなんてよっぽど真面目に文章書いていますよ。ためになること書いていますよ。だってエロ広告の話ですよ? 冷静に考えてみてくださいよ。興味ありますか? エロ広告の話。見たくないだの気にしないだの。仕方ないだの許せないだの。どうでもいいっつうんだよ! 人様の友だちを悪く言うヤツがいると思えば、運営に言えと吠えるヤツ、果ては円グラフを出してきやがるヤツまで! なんなんだよコイツら。
ね? 何日か前におれが書いた通りになったでしょう? これ別におれが凄いわけではないですからね。なろうエッセイを日常的に見ているやつなら、もう100%読める流れですから。ランク入り熱望少女にレンタル対案野郎が襲いかかった時点で、連中はエロ広告について一斉に考え出し、エロ広告のことを調べだし、エロ広告への自分のスタンス表明する文章を書き始めたんですよ。まあ一斉にっつっても数人ですけどね。その中にひとり、突出して気に喰わないやつを発見しましたけど、それは誰でしょうか? 円グラフの人ではないです。彼はむしろ、超絶真面目に詳しくあの手の広告のことを書いていて、普通におれもへぇ~ってなりました。もう彼が全てを解説してしまった感じですね。最初から彼ひとりで済む話でした。そんなもんですって。ひとり専門の人がいれば、もう解散、ってレベルの話なんですよ。それなのに、一部の人はエッセイジャンルが盛り上がってる、つって喜んでいるんですよ。なにが、どう、喜ばしいのでしょうか。そういうこと考えたことあるのかな。
ついでにこれから未来のことを予言しておきますよ。円グラフの人がばらまいた知識を、さも最初から知っていたようなツラして書くやつが出てくるでしょうね。それが今回とは限りません。一度火が付いた案件はひょんなことでまた燃えだしますから、その時にそういうヤツが出てくるとおれは睨んでます。
はあ。おれなにやってんだろう。誰? おれ。なにポジション? おれ。実況の阿部千代さん? 解説の阿部千代さん? レポーターの阿部千代さん? マジで虚しい。文章書いててこんな辛い気持ちになったのは久しぶりだ。睨んでます、じゃねえよ。そもそもなろうエッセイを日常的に見ているんじゃねえよ。なんなの、マジで。気持ち悪い。おれのこの覗き趣味、なんとかならんもんか。これこそ性癖だよ。止められないのよ。馬鹿馬鹿しいと思いつつも。学生時代からこうでした。体育の授業をサボって、クラスメイトの机を漁るのです。女子陣の交換手紙? みたいなやつを読み漁るのです。大したこと書いてないし、面白くもなんともないのですが、おれはそれから目を逸らせない。
オタク女子の交換日記に、阿部ちゃん超カッコいいとか書いてあって、うげえってなったり。なぜかおれと彼女が、わぴこ!元気予報を一緒に歌う妄想ストーリーが書いてあって、更にうげえってなったり。学校の廊下で大声でわぴこ!元気予報を歌っていたおれが彼女の心をとらえてしまったらしい。それ以来、アニメの主題歌を大声で歌うのを止めたよ。彼女、太ってたなあ。
たまにお宝もあるんですよ。一番のお宝はなんつっても派手なギャルの机から出てきた「見るな! 見たら殺す!」と題されたノートですね。見ますよ。そんなもん。ぱかっとノートを開くと、目に飛び込んできたのは、少女マンガチックにデフォルメされた本人モデルとおぼしき少女が両手首から血を流しているというイラスト。ついに見つけた! 興奮しましたねえ。そのあともすげー暗いポエムと、いつもどこかしらから血を流している少女のイラストが続いていてね。共犯者ふたりと爆笑していましたね。
そんな彼女もいまや良いお母さんですよ。知らないけど。いや本当は知っていますけど。お母さんになったかどうかは知りませんが、良い人と御結婚されたのは知っていますよ。このギャルの兄貴が実は……いやこの話は止めておこう。マジでやばい。小説家になろうではセンセーショナルすぎる。訴えられてもおかしくない。
こんなやつですよ、おれなんか。お気に入りの人に、ばーか。ばーか。って罵られても仕方のないことですよ。落ち込みましたけどね。でも、落ち込んでる場合じゃねえんだよ。どんな場合なのかはわからないけどね。それがわかったら苦労はないよ。苦労なんてしたくないよ。本当にもう、なににもなりたくないし、なんにもしたくない。でも退屈は嫌いなんだ。それがジレンマでありディレンマ。おれは偽物ディレッタント。なんか謝りたくなってきたな。とりあえず謝ります。ごめんなさい。許せとは言いません。もうみんな、みんな、ごめんねー!
マジでなにを書いてるんだって。一応、言っておきますけど、おれこの文章をにやにやしながら書いてるからね。いらぬ心配は無用ですぞ。健康体そのものでござる。ただ低空飛行なだけで。メーデー、メーデーなだけで。どーんといこうや! こういうことは茶化しちゃいけませんよね。でもどこからなら茶化していいんだろう。本当はすべてを茶化してもいいはずなんだよ。それでもおれはいま、自分にストップをかけた。これはなんだ。良心の芽生え? 小学館のめばえ? アンパンチ? 切れが悪いっ! 面白くないっ! 説明的すぎるし、芽生えとめばえってそのままじゃん。で、アンパンチとか字面として流れ悪いよね。今日の阿部ちゃんはマジで調子が悪い。調子が悪いなりに頑張ったとは思うけどね。5回1/3を投げて4失点。先発としてまあ最低限、試合を作ったって感じかな。ま、こういう日もあらあな。いっつもクソだの馬鹿だの言ってらんないよ。威勢のいいことばっかり言ってらんないのよ。それでもクソはクソ。馬鹿は馬鹿。嫌なヤツは嫌なヤツ。こいつらを笑顔にするわけにはいかないんだ。立ち上がれ、阿部ちゃん……。




