表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デート  作者: まはる
1/1

デート

「お、お待たせしました。」

待ち合わせ場所に現れた彼女は、言葉に出来ないくらいかわいかった。椿の柄の浴衣が、彼女を色っぽく見せていた。

俺は思わず言った。

「あずさちゃん!その浴衣すっごく似合ってる!可愛い」

「え、そうですか…?嬉しい」

そう言って笑った彼女の笑顔に胸がキュンとした。


「じゃあ、行こっか。」

「はい!」


俺たちは並んで歩き出した。

屋台でたこ焼きや、チョコバナナを買って、2人で分け合って食べた。

俺のくだらない話で笑う彼女を見て、幸せな気持ちになった。

こんな気持ちになるなんて、初めてだ。


しばらく話していたら、花火が始まった。

「綺麗…」


彼女は花火を見上げて呟く。

俺はその横顔に見惚れていた。


俺は思わず彼女を抱き寄せた。

彼女は驚いていたけれど、何も言わず、俺に身を預けていた。


花火が終わった。


俺は彼女から身を離した。

「あっごめん。いきなり。嫌だった?」

「…嫌じゃないです。」


彼女は恥ずかしそうにそう言った。

俺たちは、しばらく無言で2人で見つめ合っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ