第15話「ねえ奏音、勝さんってどう?」
ワタシは脱衣所で服を脱ぎ、浴室の中へ入る。
姉さんたちはすでに浴室でシャワーを浴びていた。
ワタシの家の浴室は一般家庭より少し広い。それがちょっとした自慢だ。
「かのーん!おそいよー!」
響佳おねーちゃんが走ってワタシに抱き着いてくる。
そしてワタシを抱きしめるおねーちゃんの手はワタシの胸へ――って!?
「ひゃっ!? ふえっ、あう・・・・・・。ちょ、おねーちゃん!? 揉み方がいやらしいんだけど!?」
おねーちゃんはワタシの胸に顔をうずめたり揉んだりしてくる。
「いいじゃんー!一緒に入るのって確か小学生以来じゃん!」
おねーちゃんは手を止めず、はしゃぎながら言う。
「ふにぇえええ・・・・・・あうっ・・・・・・」
思わずいやらしい声が出てしまう。
「ちょっと響佳、やめてあげなさいよ」
さっきまでシャンプーをしていた軽音おねーちゃんが混ざってくる。
「おねーちゃんもやってみなよ!この子アタシたちより断然大きくて柔らかいよ!」
「え、そうなの・・・・・・確かにぱっと見大きそうだけど・・・・・・触ると違うってわかるのかしら・・・・・・?」
響佳おねーちゃんの発言に軽音おねーちゃんが興味深そうにまじまじと揉まれ続けるワタシの胸を見る。
「ちょっと二人とも!? やめて!?」
ワタシは何とか響佳おねーちゃんを振りほどき、少し距離を置いて腕で胸を抱くようなポーズを取った。
「えーいいじゃんかーもっとおっぱい揉ませてよー!」
響佳おねーちゃんは名残惜しそうに言う。でももう揉む気はないように感じた。
・・・・・・ちょっと軽音おねーちゃんが揉みたそうに見ていたのは見なかったことにしよう。したい。
ワタシは体と髪を丁寧に洗ってから浴槽につかる。広いので姉妹3人全員同時につかることができた。
「ふぅー・・・・・・。ねえ奏音、勝さんってどう?」
軽音おねーちゃんがゆったりと背伸びをしながら聞いてきた。
「いい人だよ。優しいし、頼りになるよ」
「そう・・・・・・奏音が言うのなら、そうなのかもね」
軽音おねーちゃんはどこか遠くを見つめるようにして言う。
軽音おねーちゃんは軽度の男性恐怖症で、男性不信だ。理由は昔きいた気がするけど、忘れてしまった。
「けーねおねーちゃんはおにーちゃんと仲良くしないの? さっきもあんまり会話しないようにして他っぽいけど・・・・・・」
響佳おねーちゃんが軽音おねーちゃんが少しためらって聞く。
「やっぱりちょっと距離とりすぎよね・・・・・・家族になるんだから、もっと仲良くしたい気持ちはあるんだけど・・・・・・」
「やっぱり怖かったりするの?」
「うん・・・・・・やっぱり『何かされるかも』って言う怖さがぬぐい切れないわ」
「そっかぁ・・・・・・それなら仕方ないかもね・・・・・・ってうわぁ!?」
バシャン! と急に水が跳ねる。
「ちょ、ちょっと奏音!? なになに!?」
水が跳ねた理由は、ワタシが響佳おねーちゃんに後ろから抱き着いてさっきされたのと同じように胸を揉み始めたからだ。
暗い雰囲気はもう十分。
「さっきの仕返し!」
ワタシは笑って答える。
っていうかワタシもだけどおねーちゃんも結構あるよね・・・・・・? ていうか気持ちいな・・・・・・ずっと揉んでいたい。響佳おねーちゃんが揉みたくなる理由もわかる気がする。
「あうっ、ひゃうん・・・・・・ちょ、ちょっと、謝るから、謝るからやめ、ひゃうう・・・・・・!」
おねーちゃんは必死にワタシの手を振りほどこうとするが、うまく力が入らないみたいだった。体も少し痙攣しているよう身に見えた。
「どーしたのおねーちゃん? ほらほら! ――あひゃう!?」
バシャン!とまた水が大きな音を立てて跳ねる。
ワタシのものではない。というかワタシの胸に手が添えられていて、そっと優しく胸を揉んでいる。
「私も揉んでみたかったのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
「軽音おねーちゃん!? ちょっと!?」
キャラが壊れてる!? いつものおねーちゃんとは違って目をぎらぎらとさせながら胸を揉む。
「いいぞー! けーね! どんどんやれえ! ってええええええ!?」
軽音おねーちゃんはワタシと響佳おねねーちゃん、両方の胸を揉みしだく。
「こーのー本性を現したなーけーね!」
響佳おねーちゃんは軽音おねーちゃんの胸を揉む。
湯船では30分くらいずっと水が跳ね続けていた。
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