ファンタジー風味 芋とパン
前回、伊達って異世界の人々に通じるの?
そんな投稿をしましたが、その他の場面でも、おや?
という場面がありますが、今回は芋とパンです。
たとえばこんな感じです。
貧しい主人公が芋ばっかり食べているシーンがあるのですが、
「あぁ、今日もまたジャガイモばっかりか……」
あれれ?ジャガイモって……。
ジャカルタからオランダ船経由で日本に伝来したような?
だから訛って、じゃかる…じゃから…、ええい、(ジャガ)イモでよかろう!となったはず。
食材そのものや鎖国時代の輸入品の命名はとても表現が難しいと思います。
ご存じの通り、芋やパンは世界中で様々な調理方法で調理され、
また様々な呼び方で親しまれています。
現代日本人に馴染みのある芋、といっても種類も味も調理方法もずいぶん違いますし
ジャガイモ、サトイモ、サツマイモが三大芋としても、馬鈴薯という日本名はどうでしょう?
どれも異世界ファンタジー風味では適さないような気もします。
では開き直ってPOTATOと表現する方法もありますが、
多数の日本人ならポテトチップスを想像してしまうのでは?
海外では…… タロイモぐらいしか思い浮かびません。
文章としては、貧しい主人公は(芋)を食べていた。でいいのかな?
ではパンは?小麦粉を練って酵母で発酵させる方法や、膨張材を使う、などがあるみたいです。
自分ではホームベーカリーで普通のいわゆる食パンやピザ生地しか作ったことが無いのですが
イースト菌は買ってきました。簡単に作れて美味しいです。
日本ではパン(ポルトガル語?)近代ではフランス式の製造方法らしいですが
他にデニッシュ、ベーグル、スコーン、ピロシキなど…‥
ナンやピザも親戚と言えるのかな?これらは大麦を使うんだっけ?
あまり名称が多くなると物語と関係が無い単語が多くなるので
貴族階級の白パン、庶民の黒パン、または冒険者ご用達の堅パンぐらいでちょうどいいのかな。
グルメものなら別だけど。
それから装備品の名称はカタカナ英語表記か日本語表記かどちらがいいんでしょう?
例えば
プレートメイル(板金鎧)
チェインメイル(鎖帷子)
ツーハンデットソード(両手剣)
ノーマルソード(片手剣)
バックラー(小型盾)
バスタードソード(身の丈を超える大剣)など。
現代日本とファンタジー風味の世界で現代社会の品物を
どう表現するか、というのは自分で物語を書く場合は結構大変な気がします。