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78歳で初めて結婚し、子供を授かりました!

作者: 七瀬





”78歳で初めて結婚し、子供を授かりました!“



僕が76歳の時に、孫ほど年の離れた女の子と知り合い、

そのまま僕は結婚して、幸せな事に子供まで授かりました。

しかも? 今まで僕は結婚をした事がなかった。

仕事一筋、恋愛にそれほど興味もなくずっと独身を貫いていた。

でも? 僕が70歳の時に仕事を他の者に全て譲り僕はその仕事

から仰け反る事になる。

事実上、”完全なる引退なのだろう。“

それから仕事以外の事を何か探していたが、なかなか見つからず

月日だけが過ぎて行ってしまった。

そんな時僕は、”バスツアー“に参加するようになった。

しかも? ”マッチングバスツアー“

この機に、女性と知り合う機会を持ちたいと想った僕はバスツアー

からはじめる事にしたのだ!



【みなさーん! 今日は今からバスツアーに行きます!

たくさんのカップルが成立出来るように我々もお力添えしますので、

各々皆さん頑張ってくださいね!】


『えーと? 僕の席は、右の前から三列目の窓側席か。』

『スミマセン、私! 窓側でもいいですか?』

『えぇ!?』

『バス酔いするかもしれないので、外の風景を見てたら、

酔わないと思うんです、本当にすみませんが代わってもらえませんか?』

『ああ、それならいいですよ、どうぞ!』

『今日は何処から来られたんですか?』

『○○です、夜行バスで来ました。』

『そうなんですか、私は○○から来て、昨日の夜は緊張して

なかなか眠れなかったな。』

『・・・失礼ですが、今おいくつですか?』

『私ですか? 今、28歳です。 貴方は?』

『”僕は今、76歳です。“』

『”じゃあ、今日のバスツアーの中で貴方が一番、年上なのでしょうね。“』

『でしょうね、76歳のジジイがバスツアーなんかに普通は参加しない

でしょうし。』

『ごめんなさ、失礼な言い方でしたね。』

『いいんですよ、本当の事ですから。』

『・・・でも? 何故、今回のバスツアーに参加されたんですか?

奥さんに先立たれたとかで?』

『・・・い、いや? 僕は未婚なので。』

『”えぇ!? 一度も結婚されてないんですか?“』

『仕事一筋の人間だったので、結婚は一切考えてなかったんです。』

『そうなんですか? じゃあ、今は仕事は?』

『今は他の者に全て任せています、私はもう仕事は引退しました。』

『”どこの会社の社長さんだったんですか?“』

『ええ、○○会社を最初から立ち上げたのは僕なんですよ。』

『えぇ!? 本当なんですか! ○○会社って凄く有名な会社じゃ

ないですか? 凄い!』

『そんな事ないですよ、今は僕は無職ですから。』

『ユーモアもお持ちなんですね!』

『それはどうなんでしょうね? 76歳にもなると酸いも甘いも味わって

きたのでね。』

『凄くステキですよ。』

『こんな若い女性にそういう風に言われると照れますな~!』

『本当にステキです!』

『今日は楽しいバスツアーにしましょうね。』

『はい!』







 *




・・・凄くその日のバスツアーは僕にとって仕事以外で楽しく

過ごせた日になった。

しかも? 僕は隣に座った彼女とカップルになる事もできし!

嘘みたいな話だが、こんなに嬉しい事はない!

76歳の爺さんが、こんな若い女の子とカップル成立なんてあり得ない話

だと僕は思っていたのだが、その後。

僕は彼女と1年半付き合い、”結婚、子供を授かった。“

今は一児のパパに僕みたいな人間でもなったのだ!

”初めての子供。“



ただ、街を子供を連れて歩くと?

当たり前だが、”お爺ちゃんと孫とその子供“と見られてしまう。

まさか? 家族だと誰も思ってもみないだろう。

妻が僕を、”私のお爺ちゃんじゃなくて、私の夫です“と相手に言うと?

凄く驚かれるんだ。

それに子供が20歳まで、僕は生きていられるだろうか?

それが一番、僕の今の悩みになってしまった。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
確かに…… 頑張って長生きしてください!
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