レベルアップ
優雅な朝だ。窓からやさしい朝日が差し込んで、窓を開けると爽やかな風が吹き抜ける。
私「今日もすてきな一日になりそうだな」
私はこの清々しい朝を100点満点にすべく、後ろを振り返る。そこには、モーニングティーを持ったカレンがいた。
今日の一杯はなにかな?アールグレイ、ダージリンいやちょっと渋いブラックコーヒーかな。
カレン「おはようございます。ご主人様、モーニングティーをお持ちしました」
カレンの優しい笑顔が朝日を浴びてますます眩しく映る。
私「おはよう!カレン、いつもありがとう」
心地よい風が吹き、部屋いっぱいに香ばしい味噌の香りが広がる…。
味・噌
私「カレン、今日のモーニングティーはなんだい?」
カレン「はい。豚汁でございます」
豚汁!?前回は出汁だったのに比べたらレベルは上がっている。
だが、なぜ和風を貫くんだ?
そして、なぜ毎回ティーカップに入れてくるんだ?
カレン「朝食の準備も出来ていますよ」
私の鼓動が高鳴る。緊張からか武者震いすら感じる。
私「今日は何を作ったんだい?」
カレン「はい、今日の朝食は激辛巨大タコスです」
香る刺激臭、目の前に置かれた巨大なタコス。前回は、甘いもの、今回は辛いものか。
ツッコミたい所は多々あるが、今は置いておこう。
私の使命は一つ。目の前にあるものを
食らい尽くせ!!!




