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時を駆ける
旅路というのはいいものだ。新たな発見や出会いに心が弾む。
私「カレン!見たまえ、こんな景色なかなか見られないよ!心が晴れ渡ると思わないか!」
カレン「ええ、とても綺麗ですね」
セラ「でも、もっと明るいときに見たかったにゃ」
私「ふふふ。あえてこの闇夜に映るこの景色をみんなに見てもらいたかったのさ!」
カレン「ご主人様」
セラ「えへへ、嬉しいな!」
セバスチャン「まあ、あと数時間後には夜も明けますので。それに、いくら現実逃避をしようとも時は戻ってきませんよ。ご主人様が寝過g…!!!」
二人がセバスチャンの口を塞いでいる。ふふふ、分かっているさ。
一瞬の油断、仄かな睡魔によって私は
時を駆け
この地にたどり着いたのだから!




