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目覚め

「もうそろ起こす?」

「いや、ギリギリまで寝かせてあげましょう」

「そうだね。それに二人とも気持ちよさそうだし」

 目は開けてないけど、誰かの会話が耳に入ってくる。

 あれからどれくらい経ったんだろう。あの時以降記憶がない。

 そういや、僕は何に寄りかかっているのだろうか。多分、背もたれには寄りかかっていない。

 枕ほどではないけど柔らかくて温かい。それに石鹸の良い匂いもして、心が安らぐ。

 まだ眠っていたいけど、もうそろそろ起きないといけない。七瀬さんはあれだけ疲れても運転してくれているんだ。

 僕は起きる決意をした。

 目をゆっくり開け、窓から差し込む光が眩しくて一度目を閉じる。

 眩しい、眠い、目を開けたくない。でも、申し訳ない。

 葛藤の後、先程より強く心を決めて、勢いよく目を開ける。

 薄らぼやけているが、サイドガラスから綺麗な景色が見える。

 隣に黄色いガードレールのような物があり、その後ろに線路、そのまた後ろに民家がある。

 天気は、再度目を閉じたいくらいの晴天だ。

「……おはようございます」

 起きてすぐだったこともあり、声は小さい。でも、きっと聞こえているはず。

 声を出したことにより、助手席に座ってる智樹さんが後ろを振り向く。

「おはよう」

 優しさで言葉を包むような声で智樹さんは言った。

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