資金調達
――仕事のクビ、交通事故、株価の急落、自然災害。
メモをとった結果、何もわからなかった。
の所から一人称に変わります。
ここを書いた時、小説というものに出会ってまだ間もない頃でして、どのように書けばいいのか試行錯誤しながら書いてました。
その結果このように分かりづらい文章になってしまいました。
申し訳ありません。
現在 三人称 これから 一人称 でいきます。
「あと三ヶ月しかない。早く僕を救って」これには驚いた。
正確な数が出たのはこれが初めてだ。
今まで「後でやろう」が口癖のこの男にはひびかない、はずだった、オカルト番組を見る前までは。
この男はオカルトらしきものを信じやすい性格で、前に見たテレビの番組を元に頭によぎる心配事を全てメモ帳に書いていった。
――仕事のクビ、交通事故、株価の急落、自然災害。
メモをとった結果、何もわからなかった。仕事はしていないニート、外に出る事がないから事故にも遭わない、株なんて買ってない。
唯一考えられるのが自然災害。だがそれも違う気がした。なんせ、家があるのが長崎県で災害が起こりにくい、家が高い所に建ってるから津波の心配もそこまでないと思う、だが自然災害はあくまで"自然"なのでおこらないとは言い切れない。それを恐れてる。
自然災害から逃げるためにはどうするべきか、考える必要がある。ーー三時間後
「…………わからない」
そこからまた三時間後
「わからない!」何度考えても途中でイメージが崩れる。
家族に言ったって多分信じてもらえない、もしかすると頭がおかしくなったかと思われ病院に行かされかねない。
家族以外を頼るには友達が一人もいない。一人で旅出すにしても所持金10万じゃ不安、それにこれは今してる四人協力対戦ゲームに課金するお金だった。
こんなニートでもわかる、命よりも大切なものは無い。
"背に腹はかえられぬ"
家にあるゲーミングPC、キーボード、マウス、昔の趣味で使ってた写真機、その他諸々、自分の物で売れる物は全て、赤い四角形にロゴが入ってる、簡単に物を売り買いできるフリマアプリで販売した。
販売して1時間後には全てが売れ切った、きっと、定価半額以下にしたからすぐに買取がついたのだろう。ーー所持金は143万円になりちょっとずつ心配が消え去っていった。
お金の面は心配する事は無くなったが他に心配な点はある。
時刻は二時三十分、今日はもう寝て明日考える事にした。