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騒動の翌朝

あぁ・・・ねみぃよぉ・・・


朝鮮の使いから「今度から貿易を活発にしましょう」という趣旨の話を聞いたんだが。



俺はさ、ジャワの人々を襲った敵が朝鮮にまで侵攻してきたかと思って、


長い儀式に参列してたら、序盤に早速腹痛に襲われたような危機感をもって臨んでたもんだから、


安心してその場で倒れこんで眠っちゃったらしいんだよね。




どうだ!どうだおい。


安心しただけで倒れこむという熱心ぶり!今まで俺を眠い遊びたいと嘆いているただの


ダメ男だと思ってた奴ら!見直したかおい!


何?それだけで判断するのは木を見て森を見ない考え方?


大体それも眠かっただけだろ、だって?


アンタ・・・



どんだけ俺の心を見透かしてんだよ!いつからそんなに分かるようになったんじゃワレ!!




さて、それはさておき来月には平安京でお祭りがあるのだ。

その予定を決めるため、大根麻呂は会議室へと向かった。



会議室には、天皇、左大臣、右大臣と、宮内省総監、兵部省総監、近衛大将、近衛少将。

その横に中納言、少納言がいた。


天皇が声をかけた。


「大根麻呂。近衛少将の横に座りなさい」


はい。


左大臣が口を開いた。


「では、これより平安京の祭式の予定を決めたる会議をはじめます。まず、一礼」


左大臣は頭をあげ、落ち着いた表情で言った。


「帝の原案では、各地から地方の食材を集め、市場を特別に広くして売ること。

提灯を御内裏から平安京中に吊るすこと。

御所をきらびやかに飾りつけること。この三つがあげられましたが、いかがかな?」


中納言が高い声でゆっくりと言った。


「ええ、どれも素晴らしい案でございます」


左大臣が言った。


「それでは、この案に決定いたします。

・・・この会議は、原案を通すか通さないかのみのものなので、実に短いですが、

今回は終了とします。次回は具体的な準備について、もう少し大人数でゆっくりと

議論する予定です。では、解散してください」




短く終わって良かった・・・足すぐしびれちゃうんだよね・・・

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