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左大臣と愚痴酒 その壱

鶏肉料理めっちゃ美味かった・・・さてと、今度は食後の読書だ。


食後はほんのり眠いから、考え事にふけるとまあ心地いいこと限りなし!

いいよね、こういう・・・君たちの世代でいうファンタジーっていうかな。

現実じゃないけど、たまにはこういうことに思いを馳せるっていうのも大事じゃないかな。


こっちでいうと光源氏とかね。もう古文だけど、俺たちにとっちゃあ感動的なんだぜ?

モテモテだよモテモテ。磁石のように女が寄ってくるっていう。いいなあ・・・






読書の時間も終わって、いつもなら寝てしまう時間だが、今日は左大臣と酒を飲み交わす

約束をしているのだ。どうだ、凄いだろう。え?凄さが分からない?

うーんと・・・そうだな。国会でいうと、官房長官と酒を飲むみたいな。



約束の縁側に到着。美しい庭。兵士がしっかり警備しているので刀無しでのんびりいけるぜ。


「お、大根。もう来てたのか」

左大臣キタコレ。左大臣の本名は海淵。かいえんという。


つまみはちゃんと持ってきたか?

「あたりめえだろ、ほれ、漬物」

この前公務を忘れて大阪の居酒屋でパァッとやってたくせに・・・

「俺は晩酌には余念がねえんだ。ええか?」

まあいいや。明日休みだしな。

「なんか最近さあ・・・帝が滅茶苦茶元気なんだよ」

帝さんが?特に体調不良とか無いだろ?

「いや・・・元気っていうのはさ、その」

ああ・・・アッチの方ね。新しい正室がきたんだっけ?

「正直さ、うらやましいぐらいの美人なんだよ。普通に美しいっていうレベルを超越している」

分かるわ・・・一目見たけど、あれはヤバイ。狙われる確立大だわ。

「帝っていいよな・・・国のトップで、正室いて・・・」

でも公務とか色々大変らしいぜ?もし武士が台頭したら、追い払われるかもしれんし。

「最近は平家とかいう奴が強いんだっけ?よく雇われて」

でも、武士だったらモテモテなんだろうな・・・キャー、強い!・・・みたいな。

「だよなあ・・・うらやましい・・・」





二人の愚痴の続きは、次回で!

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