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▷アグリーメント  作者: px-h
第5章 祝福と天呪
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宝石箱の鍵(3)


「で、どうする、鈴?」


「やはりお任せします。私はもう、気にしていませんので」


「……分かった」


それは、異常だった。

いきなり世界が異質なものに感じられた。

鈴様と光兄は、()()()()()()()()()()()会話をしていた。

どれくらい異常なのかと言うと、走り縄跳びの二重飛びを、二人でそれぞれ縄跳びの片方ずつ持って一緒に飛んでる感じ。

とにかくやばい、凄い。


「じゃあ、これは私からの天罰。天使っていう種族に胡坐をかいてたお前にあげる、最後のプレゼントだよ」


光兄はすうっと右手を掲げた。

そこに光が集まって、白い羽も相まって。

――凄く、神秘的に見えた。


(……神様みたい)


周りを見渡してみると、光兄の神々しさに当てられてか、感動したような表情を浮かべてる奴もいる。


(ここまでいくと、神様の化身とか言い出す奴いそうだなあ……)


実際、私もそう思う。

光兄が、神様だったらいいのに。

喜んで跪いて崇められるのに。


(早く出てこないと、神様ってば……)


――高菜は自分の口角が上がっていることに気が付いた。


(その地位、奪われちゃうよ?)


ああ、楽しい、面白い。

この世は本当、良くできてる。







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