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▷アグリーメント  作者: px-h
第5章 祝福と天呪
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水色の宝石箱(1)

いやあ、なんかいっそ清々しくいたいというか?

毎日出したい、出したいんだけどなんか気づくと三日過ぎてる。

後その割に対して長くない、ごめんね!!



――綺麗な宝石を見つけて、それを手に入れたいと思うこと。


『知ってるか姫?“こあ”はな、壊せるんだ』


それは、ある種本能のようなものでもあるのではないでしょうか。

兄様に幻影で(コア)を見せて貰った時。


『綺麗、ですね……』


『だろ?』


僕は魅せられたのです。

目の前に在る、煌きを伴った水色に。





《チリン》


鈴の音がしました。

それは、何度か聞いたことのある音で、けれどとても懐かしい音でした。


「姫……花」


目の前の、僕が入ろうとしていた扉から出てきた彼女は扉を閉めて、少し躊躇いながらそう言いました。


「鈴……様、ですね」


「――そうですね」


しかし、僕から彼女は目をそらしました。

そこで、


「……どうしてここにいらっしゃったのですか?」


と僕が聞くと、


「あなた方の捕まえた妖精に会いに」


と彼女は言いました。



――妖精。



天使の間で使われる、精霊を表す差別用語です。

僕の頭の中で、一つの考えが浮かび上がりました。

……彼女は精霊を恨んでいるのか。


何故、などと問うことは無意味でしょう。


母親の死に直結しているのなら、それだけで理由としては充分な気しかしませんでした。

……ふと。

彼女の雪のような白い、儚い羽を見ました。


黒い羽は純血の証。

白い羽は精霊の証。


天使の始祖の血が濃ければ濃いほど羽は黒くなる。

精霊の血が混ざるほど、羽はより白になる。



皆が見惚れ、驚き、感動する羽。


皆が畏怖し、恐れ、虐げられる原因。


誰もが跪くような、核に認めれた力の結晶。



そんな羽を、彼女はどんな思いで使うのでしょうか。


「そうですか……それでは」


小さく頷き身を翻す彼女の背を見て、少しでも彼女に星が降ることを祈りました。





ばーい!

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