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▷アグリーメント  作者: px-h
第5章 祝福と天呪
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エレメンタル・コア(3)

おっ久しぶりでぇーす!!

1週間ちょいですかね?

明日も出すんでこれからもよろしく願いします!

……と言いたいところですが、ええ、明日からスマホ禁止なんで、学校のパソコンで頑張りますね!

それでは!



昔から、俺と麗華(れいか)は顔以外似てなかった。

俺は外で游ぶのが好きで勉強が嫌いだったけど、麗華は勉強が好きで。

遊び回るのが嫌いだった訳じゃないだろうけど、喘息を持ってたから歩いたり喋るのがやっとで、大抵家で母さんと話してるくらいだった。


容態が急に悪化したのは、麗華が行方不明になった6歳の誕生日の前の日。

その日、麗華の体調も悪くなかったから、俺達は遊園地に行くって話だった。

玄関前で四人で母さんを待ってたらいつの間にか――いや、違う。

何で見ていなかったのと怒られたが、俺は、俺だけは確かに見ていた。

俺の目の前で、麗華が消えたのを。

呆けているところに母さんが来て、そのまま皆で警察に行った。

結局見つからなくてその日の夕方に自分で帰ってきたけど、何処へ行っていたのかは結局言わなかったから、俺も黙っておくことにした。


だけど問題は次の日――7歳の誕生日の、その日に起こった。

麗華の全身に黒い痣ができて、体からモヤのようなものが出るようになったのだ。

朝起きたときにはそうなってて、急いで母さんは麗華を連れて病院に行った。

結局原因は分からなくて、麗華は入院することになったが、容態は良くならなかった。

痣ができてから麗華はずっと苦しそうで、歩くことも、話すことすらもままならなくなってしまって。


しかし、1年と半年くらいをすぎると、次第に真っ黒だった痣は薄くなっていった。

その後母さんと父さんの離婚やら引っ越しやらごたごたして、何ともなかったようにいつの間にか中学に上がって、高校に入った。

(りょう)陽太(ひなた)も同じ高校に受かって、何故か兄弟が増えて、気にしていなかった痣。

忘れかけていたこの痣が。

忘れさせるかと言わんばかりに黒く、禍々しく現れていた。





光棄から蘭と話し合ってほしいと言われ、【譲渡(アサイン)】を受けて。

一度戻し……いえ、もう一度渡し、といったほうが正しいでしょうが、その後理桜瑠(りおる)と別れた少し後、強制的に引っ張られるような感覚がありました。


〖鈴!無事か!?〗


【はい……大丈夫ですが、これはいったい……?】


手を自由に動かせてしまい、私は混乱が隠せません。


〖お前が以前助けた男……今のお前の兄に、魔力を奪われているみてーだ〗


【……出てこれなそうですか?】


〖魔力の根源が鈴だからな……〗


【嘘……これから天主になるってことは、あの人たちと合わなければならないんですよね?私、耐えられないですよ……?】


〖いや、大丈夫だ。あいつらはこの世界から追い出してあるし、元々祭事とかはお前にやってもらおうと思っていたからな〗


違うんです、そういうことじゃないんですと、私は首を振りました。


【お願いです、どうにか……天使と顔を合わせるのが嫌なんです……!どうにかできませんか!?】


〖きっと大丈夫だと言いたいところだが、無理だと思え。祭事は魔力を使うものがほぼだ。いつ引っ張り出されてもおかしくないのに、鈴が何も知らないと困る〗


【ですが!私は兄弟や姉妹について分かりません!!今の関係を維持することができないでしょう!?】


〖問題ない。天主として態度を改めたとでも言えばいい、覚悟を決めろ鈴〗


【――っ嫌です……貴方が得た信頼を私の手で壊すだなんて……】


〖それなら尚更だぞ。この状況を改善するには俺達の兄である奴を殺す他ない、それも『欠片』だ〗


ヒュ、と。

喉から声が出ませんでした。

八方塞がりとはまさにこういう状況を言うのでしょう。


【分かり、まし、た……。アドバイスは、よろしくお願いします……】


〖……ああ〗




コメントとか色々お願いしますっ!

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