──は闇(1)
嫌ああああああ……
めんどくさすぎるうううううう!!
――かつて繁栄していた世界の面影はなく、今や世界に残るのは、数少ない種族――
――精霊は、力を、重んじる――
生まれたばかりの『緑の精霊』が王となれたのはこれが主な理由である。
――獣人は、血を、重んじる――
王族の血が途絶えた場合を除き、王族以外が王となることはない。
――天使は、絆を、重んじる――
姉妹、親、叔母や娘の間でアクセサリーを贈り合い、絆を確かめ合うことを常識としている。
▷
時は少し遡り。
「あ、そういや光棄」
「ん、何?」
〖光棄〗と〖理桜瑠〗に戻った二人は、座り込んで他愛ない会話をしていた。
「未来様に家族を回収させてるっぽいけど、丁度良いし『欠片』について外野にも言っといた方が良いんじゃね?」
「確かに……そうだな」
「あとさ?」
理桜瑠にしては珍しく、慎重に言葉を選んでいるようだった。
「『欠片』、見たか?」
「いや……まだだ、それで?」
「――あれは、結構ヤバイかも」
「……なんで?」
「紋が体に広がり始めてた。闇を持つのがいないから、このままだとすぐ死ぬ」
理桜瑠は、この時【鈴】にとっての価値を計った。
どれ程彼女にとって、彼らは大事なのか。
「それは困るなぁ……」
「――だよね」
そして、『欠片』としか思っていないことを悟った。
「じゃあ、まだ残ってる仕事、達成してきてもいいかな?」
「……無事に帰ってこれるのならだな」
「そう?じゃ、ほれ」
そう言って手を差し出す。
しかし光棄はその意味が理解できなかったのか、首をかしげる。
「てーんーい、せーき!くれるよな?」
「……」
気づいて光棄は少しばかり恨めしそうに目を細め、
「分かった分かった」
「ありがとっ」
理桜瑠の方へ拳より小さいくらいの小さな蒼い玉を投げた。
「……転移場所設定し忘れとかはしないでね」
「するかよそんなヘマ」
「……ばい」
「じゃねー」
そして理桜瑠はそこから居なくなった。
待ってどうしよう放棄だけはしたくないのに文字打ちが進まない真剣にやれば30分で1000文字くらい軽くいくのに何でだよおおおお↑!?




