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▷アグリーメント  作者: px-h
第4章 天使と精霊と人と神
39/64

姉妹ということ(4)

やばい……学校が始まって部活と委員会が多すぎる……辛い。

お正月を経験しただけで文字を打つのがこんなにも面倒になるとは……!!

雨が降り始めました。


「……大丈夫ですか?【陽葵(ひまり)】」


地面に辿り着く雨の音の中に、三人。

疲れ果てて横になっている者と、その横に座っている者。


「うん、私はなんとか……で、あれどーする?」


どこか楽しそうに言う陽葵と呼ばれた彼女が指差す先にはもう一人、ベンチに横たわる黒髪の男が居ました。


「ああ……私の予想が正しければなんですけど、きっとそろそろ――」


その瞬間、白い光の玉が現れました。


「遅くなりました、(ひろ)様」


「すみません、ありがとうございます未来(みらい)さん」


「……よろしければぜひ、音和(おとわ)とお呼びください」


声を遮って玉の中からその場に現れた未来と呼ばれる彼女は、その名を酷く嫌っていました。

そんな彼女の反応に、弘と呼ばれた陽葵の隣に座る彼女は苦笑で返しました。


「それで……『欠片』を回収してもよろしいでしょうか?」


「姉様のもとに連れて行くのでしたら喜んで」


「……ありがとうございます」


彼女が男に触れるように手をかざすと、来た時と同じような小さな白い玉が現れ、彼女はそのまま男と共に光の中に消えてしまいました。


「―――高菜は?」


「……無事だけど、今すぐは出せないよ?」


「そう、ですか……無事なら、良かったです」


安心したのか、糸が切れたように、弘も隣の彼女と同じように寝転がります。


「帰ろっか、【姫花(ひめか)】?」


反対に、今度は陽葵の方が起き上がり、自身が姫花と呼んだ彼女に手を差し出しました。


「……そうですね、姉様」


彼女はその手を取り、起き上がり。

そして軽く土を払い、もう一度陽葵の手を取り。

彼女らは手を結んだまま光に包まれ、その場から消えたのでした。





「―――報告を、高菜」


静まり返った約1000人の中で、まるで王のように肘をついて座っている光棄が―――否。

そこにいたのは鈴にとって絶対である、【(すず)】としての完璧なまでの理想像であった。


次回をお楽しみに!!

ちな展開が急すぎると思う方ー?

あのね!

弘と高菜としての勝負は書いてもいっかなって思ったんだけど!?

だけどね!

めんどくさかったんだよっ! 

ごめんなさい!?

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