姉妹ということ(3)
わっすれてたぁ!!
まず、おかしいなと感じました。
理性を飛ばして弘様を襲っているようにしか見えない高菜様と、その高菜様からの攻撃を冷めた目で避け続けている弘様。
二人から少し離れた椅子に座っている黒髪の欠片と思われる者に、しゃがんで踞っているお義姉様。
そして、目の前の光景から、真っ先に対応すべきは、お義姉様であると判断致しました。
「……お義姉様」
正常な意識があるのかを確認するため、声をかけましたが、返事は得られませんでした。
そのため、顔色などを確認しました。
目が充血していたことや鼓動が激しかったことを踏まえて、とりあえずお姉様に判断を委ねるべきだと考えたため、お義姉様を連れて帰還しました。
▷
「了解、ありがと音和」
「身に余る光栄にございます」
「それじゃあ、次。欠片とその家族……私の義理の家族の人族をこっちに連れてきてくれる?多分花がいるから」
「かしこまりました」
そう言って音和は部屋から出た。
部屋に残されたのは光棄と、理桜瑠。
「……理桜瑠、大丈夫?」
「どこが大丈夫に見える?」
踞りながら理桜瑠は恨めしそうに光棄を睨む。
「元気そうで何よりだよ、うん」
「……【蘭】が抑えられそうにない」
「え?」
「だから!【蘭】が!!膨れ上がってるって!言ってんの!!」
立っていた光棄は理桜瑠に近づいてしゃがみ、手を口に添えて考える。
「理由、分かる?」
「高菜様が解放してるの見て、自分もこうなったら、鈴を傷つけるって、思ったからだと、思う」
「そう……ちなみに今、【蘭】出せる?」
「魔法封じが邪魔で、上手く譲れない」
「じゃあ解こっか」
「……は?」
《我、忌まわしき呪縛を解きし者》
光棄は理桜瑠の手を取り、深く息を吸い、言葉を紡ぐ。
《汝、悪の厄災に見舞われた者》
「ちょまっ―――」
《汝の不幸を散らし、星を還元をすることをここに―――》
言うなり、理桜瑠を中心に大きな魔方陣が浮かび上がり、理桜瑠の額には汗が浮かび上がり始めた。
「……いいよ、譲渡しちゃって」
「ありが、と……【譲渡】」
そして、理桜瑠の瞼が閉じて、開き、その水色の目が光棄を捉えたかと思うと、理桜瑠の目に涙が溢れだし、光棄に抱きつく。
「―――鈴っ!!」
「……【譲渡】」
同じように光棄の瞼が閉じて、開いた時。
「大丈夫?蘭」
【鈴】の目が薄く光っていたことに、同じく蘭は、気づかなかった。
明日は出そうと思うんですけど、1月1、2、3は出せたらにしようと思ってます!
早速目標は叶いそうにないですっ……
いやでも!!やるよあたしはっ!!夜中にスマホ盗み出してでもやってやる!!




