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▷アグリーメント  作者: px-h
第4章 天使と精霊と人と神
36/64

2つの核

わああああああああああああああ!!

文字打ってて悲しくなってくるぅ……。



〖私の名前は理桜瑠(りおる)


【私は(らん)、よろしくね、理桜瑠】


〖あれ、蘭は闇を持ってるんだ〗


【闇?何、それ?】


〖誰かを殺したい、とか、誰かと結ばれたい、とかの強い想いだよ〗


【そんなこと考えたこともないよ?】


〖え?じゃあ、生まれつき持ってるのかな?〗


蘭が闇を持ってることを、私は特に疑問に思わなかった。

けれど、それから少しして、蘭の記憶にあった鈴に出会って。

蘭は、隠れていた膨大な闇を発現させた。


〖蘭、駄目!〗


【え?】


〖その力は、心に秘めておいて、絶対に!〗


【なんで?私の大切な家族を、私が守りたいと思うのは駄目なの?】


それは信頼してくれていたという証かもしれない。

けれど、それを裏返した蘭の心は、闇で満ちていた。


〖違っ、そうじゃなくて!!蘭のその力は、鈴や蘭の守りたい人も傷つけちゃうよ!?だから―――〗


【え?それはやだね、仕舞わなきゃ】


〖……は?〗


今、私が体験したことは、あまりにも馬鹿げていて。

闇は、完全に蘭に収まっていた。


〖蘭って……すごい、規格外だね?〗


【そうかな?ありがと、理桜瑠】


間違いなく確かなことは、目の前に在る笑顔の可愛い彼女は、ただの天使(エンジェル)じゃないってことだ。





彼女は侵入者だった。

持っていた短剣を仕舞い、相手に近づく。


「あら、もう来たの?随分早いじゃない」


「いやだって、この辺に敵全然居なかったし……ガードマンはちゃんと置いとかないと、危ないですよ?」


「敵が居なかった……ですって?ふざけてるのかしら?」


「さあ?どうでしょう?」


ピン、と何かを弾く音がして、相手の周りに立っていた者達がバタバタと倒れた。


「……これだから、獣は!!」


「うん、遅いね」


そして、相手―――夏宮 百合も、他の者と同じように倒れた。

彼女―――夏宮 鈴は、人気のない塔の中、一人呟く。


「お姉ちゃん、大丈夫かな……」





やはり……【陽葵】はまだ在るのでしょうか?

数分戦って感じたことですが、解放している高菜のはずなのに、どこか楽しんでいるように思えます。

〖高菜〗が解放しても、【陽葵】が失われるわけではないのでしょうか?

それならば、〖高菜〗の魔力が枯渇すれば、【陽葵】に支配権が移るのでは?


(なぁんだ、そんなことだったのか。)


一気に体が冷めていくのを感じながら、それでも動き続けます。


(なら、どうすれば良いかなんて、簡単じゃあないか)



このまま魔法を打たせ続けて、【陽葵】が出るのを待てば良いのだから。


読んでくれてありがとうございました!!

しーゆーねくすとたいむっ!

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