2つの核
わああああああああああああああ!!
文字打ってて悲しくなってくるぅ……。
〖私の名前は理桜瑠〗
【私は蘭、よろしくね、理桜瑠】
〖あれ、蘭は闇を持ってるんだ〗
【闇?何、それ?】
〖誰かを殺したい、とか、誰かと結ばれたい、とかの強い想いだよ〗
【そんなこと考えたこともないよ?】
〖え?じゃあ、生まれつき持ってるのかな?〗
蘭が闇を持ってることを、私は特に疑問に思わなかった。
けれど、それから少しして、蘭の記憶にあった鈴に出会って。
蘭は、隠れていた膨大な闇を発現させた。
〖蘭、駄目!〗
【え?】
〖その力は、心に秘めておいて、絶対に!〗
【なんで?私の大切な家族を、私が守りたいと思うのは駄目なの?】
それは信頼してくれていたという証かもしれない。
けれど、それを裏返した蘭の心は、闇で満ちていた。
〖違っ、そうじゃなくて!!蘭のその力は、鈴や蘭の守りたい人も傷つけちゃうよ!?だから―――〗
【え?それはやだね、仕舞わなきゃ】
〖……は?〗
今、私が体験したことは、あまりにも馬鹿げていて。
闇は、完全に蘭に収まっていた。
〖蘭って……すごい、規格外だね?〗
【そうかな?ありがと、理桜瑠】
間違いなく確かなことは、目の前に在る笑顔の可愛い彼女は、ただの天使じゃないってことだ。
▷
彼女は侵入者だった。
持っていた短剣を仕舞い、相手に近づく。
「あら、もう来たの?随分早いじゃない」
「いやだって、この辺に敵全然居なかったし……ガードマンはちゃんと置いとかないと、危ないですよ?」
「敵が居なかった……ですって?ふざけてるのかしら?」
「さあ?どうでしょう?」
ピン、と何かを弾く音がして、相手の周りに立っていた者達がバタバタと倒れた。
「……これだから、獣は!!」
「うん、遅いね」
そして、相手―――夏宮 百合も、他の者と同じように倒れた。
彼女―――夏宮 鈴は、人気のない塔の中、一人呟く。
「お姉ちゃん、大丈夫かな……」
▷
やはり……【陽葵】はまだ在るのでしょうか?
数分戦って感じたことですが、解放している高菜のはずなのに、どこか楽しんでいるように思えます。
〖高菜〗が解放しても、【陽葵】が失われるわけではないのでしょうか?
それならば、〖高菜〗の魔力が枯渇すれば、【陽葵】に支配権が移るのでは?
(なぁんだ、そんなことだったのか。)
一気に体が冷めていくのを感じながら、それでも動き続けます。
(なら、どうすれば良いかなんて、簡単じゃあないか)
このまま魔法を打たせ続けて、【陽葵】が出るのを待てば良いのだから。
読んでくれてありがとうございました!!
しーゆーねくすとたいむっ!




