姉妹ということ(1)
1日に二つ出すなんてバカみたいって思うかもだけど、これは短いから!
てか出さないと次にいけない!
これは出した方がいいと思ったのです!!
「お久しぶりです、お姉様」
「久しぶりだね【音羽】」
明るいシャンデリアの光が照らす、白で満たされた部屋に、白い少女と金の少女がいた。
「うちの者がご迷惑をおかけしているようで、申し訳ありません」
「いーよいーよ、お姉ちゃんもそっちの雷花ちゃん傷つけてるでしょ?」
「それは……まぁ……ですが、本人の自業自得ですので」
「ふふっ、それ言ったらキリないけどね」
「ありがとうございます」
そこはお互いの笑い声がよく響く場所だった。
「それで?やっぱり松本ってやつがそうだった?」
「はい、流石お姉様ですね。あの母や妹とは大違いです」
「そっか、でね?」
明るく真っ白だった部屋の空気は、一気に重さを持つ。
「魔術具を作ったのは誰か分かるかな?」
明るい、可愛らしい女の子の声でも、気迫や威圧感はそんなものではなかった。
「……松本 灯火の側近、成宮 息吹です」
「あー、あいつか……ねえ、成宮って人?」
「はい。彼女とは地上で出会ったものと見られます」
「そう」
「……成宮にも監視をつけますか?」
「いや、その辺はお姉ちゃんが何とかしてくれると思うから大丈夫。それよりも、魔封じの解き方教えて?」
「かしこまりました」
一見普通のように見える少女達の間には、明確な上下関係があった。
光棄が上であるのは言うまでもないことである。
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「高菜っ、しっかりしてください!!」
それはもう、地獄絵図としか言いようがなかった。
高菜様が死んでいたとか、辺り一帯血で満たされているとかじゃなくて。
「―――高菜!!」
高菜様が、解放してしまっている。
全身に葉紋が広がってしまっていた。
自分が完全な天使でなかったことを、これほどまでに喜べたことなどない。
姉妹で殺し合いをするなんて、なんて、残酷なんだろう。
「目を!覚まして、ください!!」
願わくば。
「高菜、様……!!」
今の彼女に、意識が在りませんように。
後悔なんかしてないっ!!




