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▷アグリーメント  作者: px-h
第3章 光ある文化祭、闇潜む過去
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【陽葵】

もういっそこの時間で毎日投稿目指すかな?

……できる気はしないけど。


彩絢(さあや)先輩、その時間貰っていいですか?」


「……え?」


「?」


高菜(たかな)が自信満々の様子で放った言葉に、彩絢は困惑状態、悠人(はると)はよく分かっていないようだった。


「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って!?高名ちゃんって光棄(こうき)君と(ひろ)君のとこだよね!?」


「はいっ」


笑みを深めながら、高菜は答える。


「完成してるの!?」


笑みを崩さず、目を細めながら続けて【陽葵(ひまり)】は言う。


「はいっ!!」


こうして、光棄の知らないところで、舞台は整えられていく──。





『ご来場の皆様にご連絡致します。開演中の会話はお控えいただき、──』


「あ、光棄、スマホ鳴ってるよ?」


「んー本当だ、行ってくる」


こちら光棄とりょう

そろそろ開演間近だというのに、光棄に電話が。

切りたいと思いながらも、霊に気づかれたので切るわけにもいかず、若干イライラしながらも会場を出る。


「もしもし?」


『──だから……あ、光姉』


『姉様!?どこにいるんですか!?』


何とグループ通話だった。

姫花もいるということに面倒だと感じながらも髪をいじりながら答える。


「何か用?」


『スイ先輩達の枠あるじゃん?後半の』


「あーうん、で?」


『代役として出ることになったから、裏のリハ室来れる?』


一瞬思考が止まる。


「……何でそうなった?」


『二人ともインフルって。来てくれるよねっ?』


「ああ、陽葵か」


『あはっ』


『姉様ー!来てくださいよー!!』


「……衣装は?」


『二人のと、予備を借りる!勿体無いからねっ』


「真っ黒のやつか」


『『あ、高菜ー』』


高菜と姫花は合流したようで、二重に声が聞こえる。


『『待ってるよ、光姉ー?』』


そう言われて、一方的にかかってきた電話は一方的に切られる。

……かける電話に一方的もなにもないが。


「はぁ……」


せめて姫花が止めてくれればよかったものの。

八つ当たりであることは間違いないが、少し位恨んでも、理由がこれなら許される気がする。

ややこしいことになりそうだと頭を抱えながら『彼女』は霊に何と言い訳をしようか、思考を巡らせる羽目になった。

あざましたっ!

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