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▷アグリーメント  作者: px-h
第3章 光ある文化祭、闇潜む過去
24/64

幸せな文化(1))

なんか中途半端じゃね?ってなって、『霊』(2)を出したので見ておいてください!


▷文化祭当日(6時半)

朝早くから目を覚ました光棄達3人は今日の文化祭について話していた。(前提条件)



「高菜のクラスって何やんの?」


「うちは男女入れ換える喫茶店」


「やっぱり喫茶店多いんですねー」


「C組も?」


「フツーのメイド喫茶」


「……絶対行くわ」


「やめてください」


「メイド服の光兄とまわる!」


「やんねーよ」


「でしたらその時は僕も行きます」


「……待って、絶対時間足らないから今髪結おう」


「は?」


「いいですね!リボンとか入れます?」


「やめろまじやめろ」


「僕もやりますから!」


「……最っ悪」


「黒か赤がいいんじゃない?」


「調べていいですか?」


そうして項垂れる光棄が弄くられること40分余り。

他の兄達も起きてきて、光棄はテンションだだ下がり。


「最っ悪」


「わぁ~!何かアイドルみたい!」(←霊)


「嬉しくない……」


「姉様、ついでにキャラ変えます?」


髪型だけでなく、制服もスカートを履かされ、さらにメイクまでされた光棄。

なんか……普通の女の子に見えてきた…うん。


「無理。人格崩壊する……」


「女の子って本当だったんだ……」


麗華、興味津々じゃん。


「姫、折角だから私やる」


「いいんですか?ならお願いします」


「え、ずるい。光姉、後で私も~」


「高菜は男装でしょ、いらないじゃんか」


「えー」


「リボン黒でいい?」


「お揃いですっ!」


「弘ばっかずるいぃ!!」


「高菜はまた今度」


「んんー!!」


言うなり光棄は、ほっそい指で手際よく髪を結っていく。


「ほれ」


「おー!すごい細かいです!!」


「やっぱ楽しいや、他の子にもやろっかな」


「ダメです」


「絶対ダメ!」


そこで花、起床。


「あら光棄、大分飾ったわね~」


「飾られたの」


「楽しんでね~私達も後で行くから」


「行ってきます、けどなるべく来ないで」



▷(上江くん視点)分かりずらくてすいません。



案の定、道端で光棄たちを見た人は、目を見張ってた。

……どっかからスカウトされそうだな。


「光棄……本当に女子だったんだな……」


「そうだけど?何?喧嘩売ってんの?」


「性格は変わんないのな」


「建前は建前だからね、本心乗っ取られちゃダメでしょ」


唇に人差し指を持ってきて、可愛らしく笑う光棄は、本当に女の子だ。


「ふーん」


「何?」


「別に」


「惚れた?」


「馬鹿か」


「えー、人並みには可愛いと思うんだけど」


「本心を知ってると反応に困る」


「それはごめんとしか言えないや」


「光棄ちゃーん」


「あ、はーい」


呼ばれて答えたはいいもの、不安がドット押し寄せてきたらしい。


「笑顔崩れてない?大丈夫かなぁ?」


「大丈夫大丈夫、お前は十分可愛いから」


「……ありあと?」


「ホレ行け」


「ん」


手を振って見送ったが、今度は後ろに視線を感じる。


「……」


「何だよ?」


「姉様は渡しませんよ」


「要らねぇっての」


「……どうだか」


「シスコン」





普段より、数倍賑わっている学園の様子を、僕は1人で見て回っていた。

……念のため言うけど、ボッチじゃない、断じて。

それにしても、やはり喫茶店やカフェなどが多い。


(着替えの時間を含めても、まだあるな……)


そんなことを考えながら歩いていると。


「霊!!」


知らない、女の子に。

いや、未だ聞きなれない女の子の声に、名前を呼ばれた気がして。

……振り向いたときに視界にあったのは、綺麗な金色の髪だった。


「……光棄?」


イヤ待って、今光棄ってクラスの手伝いのはずじゃ?

何でここに?

ていうか、何で僕は……


「ちょっと来て!」


その光棄に手を引っ張られて走っているんだろう!?


「なになになになに!?」


「黙ってて!目立つ!!」


いや光棄って金髪だし十分目立ってるし。

そのままとりあえず走っていると、校舎裏に連れてこられた。

薄暗い。不気味。戻りたい。


「疲れたぁ~!!」


どこから走ってきたのかは知らないけど、よっぽど疲れていたようで、地面に座り込んでしまった。


「ヤバい、過呼吸以前に精神的疲労が、ヤバい」

あざます!

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