幸せな文化(1))
なんか中途半端じゃね?ってなって、『霊』(2)を出したので見ておいてください!
▷文化祭当日(6時半)
朝早くから目を覚ました光棄達3人は今日の文化祭について話していた。(前提条件)
「高菜のクラスって何やんの?」
「うちは男女入れ換える喫茶店」
「やっぱり喫茶店多いんですねー」
「C組も?」
「フツーのメイド喫茶」
「……絶対行くわ」
「やめてください」
「メイド服の光兄とまわる!」
「やんねーよ」
「でしたらその時は僕も行きます」
「……待って、絶対時間足らないから今髪結おう」
「は?」
「いいですね!リボンとか入れます?」
「やめろまじやめろ」
「僕もやりますから!」
「……最っ悪」
「黒か赤がいいんじゃない?」
「調べていいですか?」
そうして項垂れる光棄が弄くられること40分余り。
他の兄達も起きてきて、光棄はテンションだだ下がり。
「最っ悪」
「わぁ~!何かアイドルみたい!」(←霊)
「嬉しくない……」
「姉様、ついでにキャラ変えます?」
髪型だけでなく、制服もスカートを履かされ、さらにメイクまでされた光棄。
なんか……普通の女の子に見えてきた…うん。
「無理。人格崩壊する……」
「女の子って本当だったんだ……」
麗華、興味津々じゃん。
「姫、折角だから私やる」
「いいんですか?ならお願いします」
「え、ずるい。光姉、後で私も~」
「高菜は男装でしょ、いらないじゃんか」
「えー」
「リボン黒でいい?」
「お揃いですっ!」
「弘ばっかずるいぃ!!」
「高菜はまた今度」
「んんー!!」
言うなり光棄は、ほっそい指で手際よく髪を結っていく。
「ほれ」
「おー!すごい細かいです!!」
「やっぱ楽しいや、他の子にもやろっかな」
「ダメです」
「絶対ダメ!」
そこで花、起床。
「あら光棄、大分飾ったわね~」
「飾られたの」
「楽しんでね~私達も後で行くから」
「行ってきます、けどなるべく来ないで」
▷(上江くん視点)分かりずらくてすいません。
案の定、道端で光棄たちを見た人は、目を見張ってた。
……どっかからスカウトされそうだな。
「光棄……本当に女子だったんだな……」
「そうだけど?何?喧嘩売ってんの?」
「性格は変わんないのな」
「建前は建前だからね、本心乗っ取られちゃダメでしょ」
唇に人差し指を持ってきて、可愛らしく笑う光棄は、本当に女の子だ。
「ふーん」
「何?」
「別に」
「惚れた?」
「馬鹿か」
「えー、人並みには可愛いと思うんだけど」
「本心を知ってると反応に困る」
「それはごめんとしか言えないや」
「光棄ちゃーん」
「あ、はーい」
呼ばれて答えたはいいもの、不安がドット押し寄せてきたらしい。
「笑顔崩れてない?大丈夫かなぁ?」
「大丈夫大丈夫、お前は十分可愛いから」
「……ありあと?」
「ホレ行け」
「ん」
手を振って見送ったが、今度は後ろに視線を感じる。
「……」
「何だよ?」
「姉様は渡しませんよ」
「要らねぇっての」
「……どうだか」
「シスコン」
▷
普段より、数倍賑わっている学園の様子を、僕は1人で見て回っていた。
……念のため言うけど、ボッチじゃない、断じて。
それにしても、やはり喫茶店やカフェなどが多い。
(着替えの時間を含めても、まだあるな……)
そんなことを考えながら歩いていると。
「霊!!」
知らない、女の子に。
いや、未だ聞きなれない女の子の声に、名前を呼ばれた気がして。
……振り向いたときに視界にあったのは、綺麗な金色の髪だった。
「……光棄?」
イヤ待って、今光棄ってクラスの手伝いのはずじゃ?
何でここに?
ていうか、何で僕は……
「ちょっと来て!」
その光棄に手を引っ張られて走っているんだろう!?
「なになになになに!?」
「黙ってて!目立つ!!」
いや光棄って金髪だし十分目立ってるし。
そのままとりあえず走っていると、校舎裏に連れてこられた。
薄暗い。不気味。戻りたい。
「疲れたぁ~!!」
どこから走ってきたのかは知らないけど、よっぽど疲れていたようで、地面に座り込んでしまった。
「ヤバい、過呼吸以前に精神的疲労が、ヤバい」
あざます!




