表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
▷アグリーメント  作者: px-h
第3章 光ある文化祭、闇潜む過去
23/64

裏と表・女と男

文化祭まだかな~まだかな~

そうして、日常は戻った……はずが、次の日。


「すいません!!皆さん起きてください!!」


「あれ?弘、まだ全然時間大丈夫だよ?」


思えば高菜がこの時、目を瞑っていたのも原因じゃないかな?


「いえ!僕文化祭の準備で朝早くから行かなきゃ行けなくて!!」


「あー、頑張れ」


「ご飯炊けてるのでよろしくお願いします!!」


「え!?あ、ちょっ!!」


高菜がやっと目をはっきり開けたとき、そこに弘はもう居なかった。


「どんだけ慌ててたの……髪の毛はまだしも、スカート履いてくとか……大丈夫か……?」


当然、大丈夫じゃなかった。





「兄様ぁ~!」


「あれ、弘、髪下ろしてんの?てかスカートだし」


「間違えたんですよ!!」


「んーでも面白いしそれでいいと思う」


「面白い!?ふざけないでくださいぃ……」


弘、心なしか元気がない。


「兄様も道連れになってください~!」


「おはよーって光棄、誰だよその美少女」


「これか?」


「これって言わないでください……」


「弘に決まってんだろ」


「は!?あいつか!?髪と目の色以外別人だろ!大体アイツは男で……」


「女ですよ」


「え?」


「『渡辺 弘』は女です!失礼なこと言わないでください!!」


教室がザワッとなった。

他のクラスからも何か見物人来てるし。


「ん?じゃあ今なら姫って呼んでいいか?」


「いいですけど!?」


「何でキレてんの」


「髪で遊ばせてください!!」


「いいけど」


「髪って……光棄は髪短いし遊びようが無くないか?」


「何言ってるんですか!?ていうかあなた誰ですか!!」


「姫、お前の方が失礼」


「ヴゥー!!」


「なになに」


「それと!ついでに言いますけど!?兄様も立派な女の子です!!」


「は!?」


余計教室が騒がしくなった。

弘が光棄の後ろに立って、少しクイッと髪をいじると……!

な、なんと!1メートルほどの綺麗な金髪の髪が!


「は!?えそれどーなってんの!?」


「後ろで髪を纏めてるんですよ、僕も普段やってます」


「えぇー」


「兄様、髪ゴム他に持ってます?」


「リュックん中にあるよ」


「え?声…口調も……」


「髪を上げるときと下ろすときは、一種のスイッチみたいにしてて、口調とか声とか変えるようにしてるんです。『女の子』らしく、『男の子』らしく、ってやつです」


そうこうしてると、なんと廊下が他クラスで埋まってきた。


「ねぇねぇ光棄、何で今日こんなに人がいる、の……」


そりゃ、固まるよね。光棄も黙ってりゃ美少女だから。


「あれ、霊、おはよ」


勿論、口調と声が変わっただけで、相変わらず表情筋は死んでるけど。


「こ、光棄……?」


「そうだよ?」


「姉様、言ってることと顔が合ってないです」


「人ってこんな変わるんだな……」


「あっちいってください、邪魔です」


「辛辣ぅ」


「姫」


「やっぱ俺と光棄の仲だもんな!」


「あっち行け」


「なんで!?」


漫才かよ。


「あれ、光兄が髪下ろしてる!」


なんと高菜登場。


「ひろひろ、私にも遊ばして!」


「あ、でしたらここのぶぶん三つ編みにしてもらって……」


「完成ですっ」


光棄はいじりにいじられまくって、髪がすんごく細かくなって結ばれてた。


「そろそろホームルームだぞ、座れ」


なんかここまで行くと神々しい。


「みんなおはよーって誰だそいつとこいつ」


「光棄と弘だそうです!」


上江くんだっけ、ナイス。


「なるほどあいつらの代理か、可哀想に……帰っていいぞ?」


「何言ってるんですか、小鳥遊先生」


「……弘か?」


「はい、ついでにあれは兄様です」


「嘘ぉ」


顔ww顔がwww!!


「本当です、髪結んでくるの忘れたのと、兄様は道連れにしました」


「……元に戻してほしい」


「ちなみにあの状態だと兄様は授業中寝ませんしスマホもしません」


「……よし良いだろう」


まぁ、本当にスイッチだからね。



……そしてあっという間に一日が経ち。


「光棄、お前本当に毎日それでいてくれ」


「ストレス貯まるんで無理です」


「そうですよ、それにタマにの方が面白いですし」


「弘……」


「姫、殴ってい?」


「良くないです」


「だがA組のー高菜だったか、あの子はいつも下ろしてるだろ?」


「高菜はその方が解放感?だそうです」


「まあでもタマにでいいから!!頼むぞ!!」


「姫に頼まれたらやるわ」


「てことは私も下ろしてなきゃいけないってことですか?」


「そ」


「なるほど、よっぽどがない限りやりたくないですね」


「弘ぉ……」


こうしてまた少し違う日は終わった。

明日は文化祭!!



光棄はなんと女の子でした!?

見てくれて(読んでくれて)ありがとう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ