黒髪メンヘラちゃんともう1人の光棄
最近なんか1話1話を短くしてるから持て余してるんですよね!
これも7月中盤にあげてます!
次めっちゃ長くしよっかなー
「『光棄』」
それは、10数年も昔の、懐かしい人の記憶。
「お前が前髪を伸ばすのは、現実を見たくないからか?
逃げることを、目をそらすことを、お前が望むからか?」
とても悲しい、思い出したくない出来事──
「──っ!?」
久しぶりに、見た。
もう、最近は無かったのに。
「夢……」
なんて、愚かで、醜いんだろう。
涙は、流さないと決めたのに。
「……」
思い出しただけで、考えただけで、これだ。
───もっと。
俺より、もっともっと。
苦しんでいた人を、俺は知っているのに。
どうしても、願ってしまう。
彼女は死んでなんかいないと。
──そして、それは断じて私のせいではないのだと。
▷
「「学園交流会?」」
2日目、登校中の朝。
「そういうのがあるんだと。昨日帰りの会で言われなかったか?」
「聞いてませんでした」
「寝てた」
グシャッ
高菜の持っていた紙が、潰れた。
「2人とも、何のために学校行ってるの?」
「言われたからですね」
「気分とノリと雰囲気で?」
パキパキッ
地面にヒビが入った。この地面って結構脆かったんだね。(笑)
「学費払わされてるママたち可哀想」
本当に、としか言いようがない。
「そうですか?」
「生活費自腹だし良くね?」
「あのねぇ…じゃあ、期末テストってのは?」
「知らん」
「知りませんね」
「お前ら大丈夫か?」
なんか高菜、呆れて面白がってる気がする。
いやしょうがないか、苦労人だし。
「てか夏休み開けたのになんで期末?」
「そういう感じなんだって、お前なら大丈夫だろうけど!」
「あっちとこっち、学力レベルってどんな感じなんですかね?」
「ほぼ同じ、お前も大丈夫だろ」
「頑張れよ~高菜」
「うっぜぇ余計なお世話だ」
光棄と弘存外頭いいからね、ムカつくわ、そりゃ。
▷
「『昔、精霊の王は1人の天使に殺されました』」
何百万年と前のことだ。
「『そして、精霊の王と共に、沢山の精霊が消えました』」
この話が事実と少し違うと知っている理由なんて、限られている。
「『けれど、精霊は滅びませんでした』」
部外者じゃないなら、当事者。
「『その滅びなかった精霊が新たに創造したのが人です』」
───そして、関係者しか、あり得ない。
「というのが、人類が誕生するまでの歴史ですが──」
何もかも、変わった。
前見た地上は、植物しかなかった。
こうも、何も感じないものだろうか。
天使より、精霊の方が頭脳において優れていたと考えれば、自然でしかないが。
「光棄?」
「ん、あー何だ?」
「なんだじゃなくって!当たってるよ!」
「うぇ、どこ?」
全く聞いてなかった。
「どこって……練習2の…」
「答え言えゃいいの?」
「うん、分かる?」
「天使《angel》」
「正解だ光棄、授業真面目に受けろよー」
「はいはーい」
これ、弘気づいてっかな……
▷
「むかつきました」
案の定、かー…
「よかったなー」
「なんも良くないです!」
そりゃあ、間違っていることでバカにされるなんて、気持ちの良いことじゃないだろうけど。
「ど、どしたの…?」
霊ビックリしてんじゃん。
「何でもないです!」
「あ、う……」
「おい」
「いや、あの霊さんを責めているわけでは…」
「そーだそーだ、無視無視」
「えっ」
「それはひどくないですか!?」
「何やってるの、あなた達」
「メンヘラちゃんじゃん」
「!?」
「何よそれ!!」
「兄様、そのあだ名最高に不名誉だと思うのでやめたげてください」
本当、やめてあげて。
「えっと、天音さん、どしたの?」
「こないだ」
「?」
「こないだ、あなたに自殺志望者って言ったの、違ったなら、ごめんなさい」
「あーやっと謝り方覚えたのか?」
「んんっ」
弘吹き出しそうww
「いや、あれは少なからずあなたも悪いわ!!」
「そうなんですか?」
「知らん」
「窓から飛び降りようとしてたじゃない!」
学んだね、天音ちゃん。
前と比べて声が控えめだもん。
「は?」
「光棄?」
「記憶喪失ですかね?」
「え、マジで?」
「転校初日の日よ!」
「うぇ?」
残念ながら、天音ちゃんが正しいよ。
「私に校長室の場所聞いたじゃない!」
「あーあの時のか!」
「思い出しましたか?」
「何で忘れてたの……?」
「そういや頭グルグルだった気する」
「なっ」
「光棄……」
「何でもいいのでそろそろ帰りません?」
なんと今は、帰りの会終わりの放課後なのでした。
見てくれてありがとう!
コメントが1番やってほしいですっ!!




