初日の終わり
すみません短いっ!!
やばい、光棄たちとはぐれた。
陽向兄さんがいた気がしたんだけどな…
うかつに動くんじゃなかった。
「あれ、アンタ」
「神来社、さん」
「何」
「え?いや、あの…」
「何もないのね」
「う、ん」
ハアアアアアと、神来社さんはすごい大きなため息をついた。
「あ、の?」
「今思った。アンタ、私の名前知らないでしょ」
「え、いや」
「いいわ別に、クラスでも神来社です、としか言ってないし」
「……」
図星。確かに覚えてないんだよね…
「天音」
「え?」
「神来社 天音、よ」
「あ、うん」
「あんたは!」
「!?」
「名前!!」
び、ビックリした………でも、天音さんは、
「渡辺 霊で、す」
「あっそ」
怒りっぽいだとか、メンヘラとかじゃなくって、
「え!?」
「やっと聞けたわ」
ただ、人見知りなだけかもしれない。
……そんなことを、コッソリと呟いた彼女の独り言を聞いて思うのだった。
「で?」
「?」
「何であいつらといたのに今一人なの?」
「はぐれ、ちゃって…」
「は?」
天音さん、目が点…
「え〜と、一応聞くわ、それって……どっちが?」
「僕、です」
ハアアアアア、またも大きなため息。
すると、今度はスクっと立ち上がって、ビシッと僕を指差していった。
「探しに行くわよ」
「え?」
「あ・い・つ・ら!!どうせあっちも動いてるだろうし!金だからすぐ見つかるわ!」
「え、あの―――」
そのまま、僕の袖を引っぱって走っていこうとするから、僕も走らされて。
「いくわよー!」
その日は、昼休みの残り10分になるまで走ることになった。
▷
「「「ただいまー」」」
「「おかえりー」」
光棄と弘と霊が帰宅。クラス同じって便利だね〜
「あ、高菜帰ってたんだ」
「やっぱり待たなくて正解でしたね」
「おかえり〜先帰ったんよ、そんで陽兄と会った」
「初日どーだった?」
花が玄関まで出てきた。
「ん……普通」
「特に言うことはないかと」
「ありまくりでしょ!!」
そうツッコんだ霊をチラリと見ると、めっちゃグッタリしてる。
ストレスかな?(笑)
「霊兄、ちなみに『ある』というのはどういった感じですか?」
「何で敬語なんだよ、高菜」
「うっせぇ黙れ阿呆」
おい高菜w猫どこいった?
弘はなんか遠い目だし、霊と花引いてるからww
「あ、お帰り霊!」
「麗華兄さん、ただいま」
「で、ちなみに。詳しくお聞きしたいのですが?」
「お前しつけぇな」
「早くリビング行きませんか?」
「お前らなぁ~!!」
そうして、1日は過ぎ去っていくのでした。




