購買ボーイ
「何にしますか?」
ここは購買。お昼休みになると、決まった人達が集まります。
「わぁ~沢山あるっ」
「どれにします?」
「腹に溜まりゃいい」
そんな中、初めてここに来る方が、4名。
いや1人は前に来ていたかもしれない。
「これとこれと〜」
「相変わらずですね」
「めっちゃ食うんだよな」
「た、食べれるの…?」
彼女はもう既に5つのパンを選んでいました。
「おいもう止めとけ」
「店員さん困りますよ」
「コイツ生徒じゃね?制服着てるし」
正解です。
僕は家がとても貧しいので、学校の許可を得て、ここで購買的なことをしています。
「そうなの?何年生ですか?」
「お前初対面でよく喋れるな」
「カリスマです兄様」
「?」
これは…答えたほうがいいんですかね?
「ちなみに何年生?」
「結局光棄も聞くんじゃん」
「2年生です」
「わぁ!同じだ、何組?」
「ストップストップ」
「可哀想です止めときましょう通報されます捕まります」
「分かった分かった分かった!」
「Dです」
「「「「……」」」」
さっきから思ってましたがなんか色々変な人たちです。
金に水色にピンクに…。
「何でしょうか」
「いやなんか……微妙?」
「?」
「高菜高菜伝わってません」
微妙とは?
どういった意味でしょうか。
「気にすんな気にすんな」
おや、顔に出てしまったようです。
「1270円です」
「お願いします」
「ありがとうございました」
「ばいばいっ」
そのまま、彼ら彼女は去っていきました。
……そういえば、黒いの消えましたね。
「あれ、悠人?」
「ん?」
「もう購買終わり?」
「はい、終わりましたが何か用ですか?」
「もう昼ご飯食べた?一緒に食べね?」
「いいですよ?ちょっと待っててください」
「じゃあ屋上行ってるなー」
「分かりました」
「……」
「何ですか?」
「いや…なんかいいことあった?」
いい、こと。
彼女のことを頭に浮かべると顔がニヤけてしまうのはそういうことでしょうか。
「陽向はすごいですね」
「そうか?」
本当、エスパーみたいです。
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「てか何?お前あいつ気に入ったの?」
「何で〜?嫉妬?」
そう言って高菜はニヤッと笑った。
高菜ってなんか…多重人格なのでは?
「いや普通に変な趣味してますねって意味だけど」
「同感です、あれに興味を引くところがありました?」
「ん〜感覚的に?この子いいっ!てのがあるの!!」
「よくわからん」
「賛同しかねます」
「いいのいいの!奪われんのは癪だから」
「火飛ばしてくんなよ」
「今んとこ私が1番優等生だと思うんだけど?」
否定できないなぁ…高菜が偉いというより、光棄と弘が異常なだけだけど。
「今気づいたんですが、霊さんどこ行きました?」
「「あ」」
「……」
「迷 子 体質かぁ…」
なるほど、霊も、ってことか…。




