新しいクラスメイト(3)
バカでしょ、ねぇ、絶対そう。
光棄と弘(というか光棄単体?)は初対面のクラスメイトに対してものすっごく態度(と目つき)が悪かった。
みんな引いてる、絶対引いてる。
これ、兄弟ってバレたくないかも…と、思っていた矢先、光棄と目が合っちゃった。
「よっ霊!」
最っ悪、もうやだ。
「あっ、渡辺、お前こいつらの知り合いか?」
「あれっ、聞いてないですか?転入生、ってやつです。霊さんはお兄ちゃんなんですよ」
えっ、ていう皆の声が聞こえた気がした。
「ホントか?渡辺」
ご指名、入りましたあ…。
「はい、本当、です…」
「ていうか俺らも渡辺だけどな」
「おう、すまん…?」
こっちこそ謝りたいですすみません先生。
「じゃあ、お前ら二人は霊の隣でいいか?」
「あ、僕目悪いんで前の席がいいです」
「俺はどこでも」
「なら――――」
どんどん席が変わっていった。前の方の席の人たちは、隣になりたくない一心で弘との席交換を提案し続けたし、光棄が僕の右隣に来ると分かってからは目が悪いから前に行きたいという人が出た。
幸い、次の授業は担任の小鳥遊先生だったから、問題なかった。(授業は潰れたけど)
全部の席が決まって、席替えみたいになったけど、まあいい、もうなんか、疲れた。
きっと、そのせいだと思いたいけど。
「よろしくね、霊」
席を移動させたあと、頬杖をついて笑っていた光棄を、可愛いと思ってしまったのは、なんでだろう。
▷
お昼休み。
転入生あるあるの質問づくめコーナーは、休み時間になっても無かった。
そりゃそうだよね、むしろ皆ビクビクしてたもん。
校則違反ではないといえ、髪の毛金髪(黄色かな?)だし、ヤクザとかだと思われてたかも。
「光棄、それって地毛?」
「ん?ああ、髪のことか?」
「それ以外あります?考えたらどうですか」
「お前だって水色じゃん」
「えっと…?」
「ああ、地毛ですよ」「あ、地毛だぞ」
そんな髪色ってあるのか…てことは、目の色も…?
「前のお父さん外国人だったの?」
「外国人…なのか?」
「わかんないですね、というか、僕ら父親違うし分からなくないですか?」
吹いた。なんて?え?
「え、待って…光棄と弘って血繋がってないの?」
「おう」
「親戚、っていうのが正しいですかね?」
「知らなかったのか?」
「知らないし、聞いてない」
「母様はそういうの話しませんしね〜」
「極限まで問い詰めないとな」
し、知らなかった…。
「義理のお母さんが再婚ってどうなの?」
「いや花は友だちみたいな?特に考えたことなかったかも」
「母様のこと呼び捨てにするのやめてくださいって言ってるじゃないですか」
うぇぇ…
「そんなもんなのかなぁ…?」
「逆にお前は知らない人が母とかいいのかよ?」
「僕はお母さんの記憶がほとんどないから」
……余計なこと言ったな。
「ごめ「お前がソレでいいならいいや」
「僕等も結構割りきってる感ありますしね」
……なんか二人は、
「そうかな?」
「そうそう」
「そうですよ」
不思議な、感じがする
見てくれてありがとう!
これからもアグリーメントをよろしくおねがいします!




