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《 偽聖女 》

王太子である兄が偽聖女と駆け落ちしたせいで、俺が恋に落ちた話

作者: 新 星緒

 兄との通信を終えると、そばに控えていた侍従に急いで外出の用意をするよう指示を出し、立ち上がった。外出着に着替えなければならない。その間に思考をまとめよう。

 せかせかと隣室に向かえば、意図を察した従者アドンがついてくる。


「あまり仰々しくない服で。色合いも派手ではないものを」

 そう伝えるとアドンは

「そんな服、ありましたでしょうか」と困った顔をした。

「なるべくそうしてくれ。聞いていただろう。これから会うフェデリカ嬢は対人恐怖症だから、怖がらせてはいけないと」

「あなたは服装より、そのしかめっ面をどうにかなさった方がいいと思いますけどね。せっかく美男なのに」

 従者を睨み付けると彼は肩をすくめて口を閉ざした。


 この表情は俺の武器だ。俺の兄マクシミリアンは王太子のくせにゆるゆるした性格で、いま一歩どころかいま百歩くらい威厳が足りない。聡明なのにそうには見えず、何を考えているのか分からない。

 嫌いではないが、マクシミリアンより俺のほうが王に相応しい、なんとか王太子の位を奪えないかと考えている。その俺にとってこの表情は兄との違いを出すために重要なものなのだ。


 だが。

 そんなマクシミリアンから秘密の手紙がきた。書かれていたのは『愛するエルヴィラと共に城を出る。王子はやめるから後はよろしく!』というふざけたもので、俺は目を疑った。


 兄の婚約者エルヴィラは昨晩、聖女を騙った罪で突如断罪され、今朝方国外に移送する馬車に乗せられたばかりだ。あの断罪劇もスピード解決も異様だったが、何よりマクシミリアンが異議を申し立てなかったのが俺は不思議でならなった。あいつは婚約者が大好きだからだ。


 マクシミリアンが俺に話すことの九割は婚約者のことで、彼女がいかに可愛いかとか早くキスしたいとかむにゃむにゃしたいとか……そんなことばかりなのだ。王太子の彼は常に侍従や護衛に囲まれているし、節度ある態度を取らないとマズイことかあるようで、だいぶ窮屈な思いをしているようだった。

 そんなに窮屈なら、王太子を俺に譲れと何度思ったことか。


 とにかくそんな婚約者大好きマクシミリアンがあの態度はおかしいと思っていたのだが、まさかの出奔とは。


 さてどうするかと頭を抱えていたら、とうのマクシミリアンから連絡が入った。鏡を使った通信魔法だ。こちらがどれほど心配しているか、まるで分かっていない呑気な顔をした兄は開口一番、へらりとして

「エルヴィラとキスした!」

 とのたまった……。


 アホ兄、バカ王子、残念イケメンと思い付く限りの悪態をつく俺にマクシミリアンはアハハと笑った。本当になんなのだ、あの兄は。

 そして怒り心頭の俺に

「頼みたいことがある」

 と言ったのだった。


 聖女の証である星形の印があるのはエルヴィラの妹フェデリカなのだという。妹といっても腹違いで、彼女の母親は身分の低い酒場の踊り子。それを親戚連中に嘲笑われ続けた結果、彼女は対人恐怖症になり、他人に会えないし屋敷を出ることもできなくなってしまったらしい。

 そこでエルヴィラが妹の代わりに対外的な役割を担い、ふたりでひとりの聖女として活躍してきたのだそうだ。


 お人好しのマクシミリアンは、エルヴィラは素敵な子だろうとにやけていたけど、俺には全く理解できない。

 聖女は我が国を魔物から守るという重要な役目を担っているのだ。対人恐怖症がどんなものかは知らないが、動けないような重病や伝染病でないならば、なんとしても役目をこなすべきではないか。フェデリカという女は責任感のないろくでなしだ。


 ただ。この状況は俺に有利だ。本物の聖女を説得し表舞台に立たせれば、第二王子テレンツィオは王に相応しい人物だと世間は考えるだろう。

 欲深く目先のことしか見ていない父王は、エルヴィラを告発した男爵令嬢が聖女だと信じていて、公的にそれを認める列聖式を午前中に終えたばかりだ。

 だがあの男爵令嬢はどこかうさんくさかった。そう感じているのは俺だけじゃない。ここで俺が本物の聖女を連れ出せば。



 マクシミリアンには悪いが、王太子の地位は俺のものとなるだろう。



 ◇◇



 エルヴィラとフェデリカは他に家族はなく、姉のエルヴィラはドナトーニ公爵家の当主だ。昨日までは、という但し書き付きになるが。

 彼女たちは幼いころに両親と死別し、姉のエルヴィラが当主に収まった。子供、それも女児が爵位を継ぐのはあまり例のないことだが、マクシミリアンの話では貪欲な父がドナトーニの所領と財産を狙って容認したらしい。当主としての務めを果たせないことを理由にしてそれらを手に入れようと目論んでいたようなのだが、どっこいそうはならなかった。ドナトーニ家の執事が幼い当主を完璧にサポートして公爵家を守ってしまったのだ。

 業を煮やした父王の次の手段が、息子とエルヴィラの婚約だったらしい。


 だから彼にとって、エルヴィラが偽聖女だったことはとんでもないチャンスだったのだ。そのせいでいささか冷静さを欠いたのだろう。エルヴィラが聖女を騙った理由を話すために時間がほしいと願ったのを無視し追放し、杜撰な確認で男爵令嬢を聖女に認定したのは、完全な悪手と言える。


 ドナトーニ公爵家の取り潰しも決定しており、既に屋敷には監視人が置かれている。屋敷に住む者は明日の夜までに出ていかなければならず、守らなければ法外な罰金が課せられる。持ち出せるのも鞄ひとつまでで宝飾類は禁止だ。父王はさぞや良い気分でいることだろう。

 だがそれも長くは続かない。父王には俺が王の器ありとアピールするための踏み台になってもらう。


 そのためには一刻もムダには出来ない。

 急いだ俺は先触れも出さずにドナトーニ家を訪れた。出せば監視人に気付かれ父に連絡がいく可能性もあった。

 慌てて出迎えた当の監視人は上手く丸め込んだ。だが有能と噂の執事のほうは。慇懃な態度と表情のない顔を一切崩さず遠回しに、フェデリカの対人恐怖症の症状がいかに重いか、それは敵意のない、身分が上の王子に対しても抑えられるものではないということを説明したのだった。


 俺の手助けが必要なくせに随分と傲慢な対応だと思いながら通された応接室で待つこと、数分。案外早く、対人恐怖症とやらのフェデリカがやって来た。小柄でまあまあ愛らしい顔立ちをしている。姉と同じダークブラウンの髪に、よく似た大きな目。容姿は悪くないが顔色は真っ白でぶるぶると震えていて、視線が合わない。まるで瀕死の子ネズミみたいだ。こういう気の弱いタイプは嫌いだが、俺の輝かしい未来のために彼女が必要なのだから我慢せねばならない。


 立ち上がり、

「突然の訪問ですまない。第二王子のテレンツィオ・ジナテスラだ。兄からの連絡を受けて来た」

 と声を掛けた。するとフェデリカは膝を曲げ下手な礼をした。

「フェデリカ・ドナトーニです」

 そう言う声が、ふざけているのかと訊きたいほど震えている。

「こ、この度は私が至らないせいで、姉ばかりか王太子殿下にまでご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。私ひとりでは解決できそうにもありませんので、テレンツィオ殿下におきましてはどうぞお力添えをよろしくお願いします」

 激しく震える声は聞き取りずらかった。これが本物の聖女だとは。この様子ではあの男爵令嬢に負けてしまうのではないだろうか。あの娘はうさんくさいが、堂々としていて力強い。


「対人恐怖症だそうだな。せめて私の目を見て話せないか。これから本物と名乗り出るのにその自信のない様子では、信じてもらいにくい」

「……はい……」

 消え入りそうな声でフェデリカが、少しずつ頭を上げる。

 フーフーとうるさい音がする。何の音だ?

 と、彼女の後ろに控えていた執事が一歩前に出て口を開こうとしたその瞬間。フェデリカがくずおれた。

 執事が駆け寄り抱き起こす。

「誰か!フェデリカ様にアレを!」

 フェデリカは蒼白な顔で異常に早い呼吸を繰り返している。腕など冗談かと思うほど痙攣が激しい。

「フェデリカ様。聞こえますか、フランツです。呼吸を止めて、ゆっくりです」

 そう言いながら執事はフェデリカの腕を動かし、胸の上で左右の手が重なるようにした。左手の甲にはっきり星形と分かる聖女の印がある。


「いかがなさいました」と俺の従者アドンが彼女の前にひざまずく。

 そこに血相を変えたメイドが飛び込んできた。

「どいて下さい!」とアドンを怒鳴り付ける。

 彼が気圧されて退いたところにメイドが膝を付き

「フェデリカ様!」とその顔の前にハンカチをかざした。それからそれを彼女の手に握らせる。

「落ち着いて。ゆっくりです!」とメイドも言う。


 気づくと廊下から何人もの使用人が中を覗いていた。俺が顔を向けたら皆さっと隠れたが、中には明らかな敵意の目で俺を見たやつもいた。


「失礼して、座らせてもよろしいでしょうか」

 執事の声に再びフェデリカを見る。やや呼吸が遅くなったようだ。

「構わない。医者を呼ぶか。何の病気かは知らぬが、見たことのない症状だ」

「……対人恐怖症からくる発作です。不安から息が上手く吸えなくなり、酷いときは失神も」

 そう執事が言うと、メイドがキツイ目を俺に向け、

「ここしばらく起きてなかったのですけどね!」と言った。

 執事がフェデリカを抱き上げ長椅子に運ぶ。


「……それはつまり、彼女は私に会ったせいでそのような状態になったということか」

 そんな筈はない。俺は怖がらせないよう気を配っていた。

 彼女を座らせた執事が俺を見た。

「失礼ながら今後のために正直に申し上げます。『あなた様に会ったから』ではなく、『あなた様がフェデリカ様の不安を煽ったから』です」


 俺はそんなことはしていない。

 そう思って再びフェデリカを見る。

 彼女はハンカチをきつく握りしめ、ぶるぶると震えていた。



 ◇◇



 メイドから『落ち着きました』と報告を受けて、最初に通された応接室に戻った。確かにフェデリカの呼吸はゆっくりで震えも小さくなっていた。

 立って俺を出迎えた彼女に座るよう告げ、それから──。

「俺を見なくていい。さっきは悪かった。対人恐怖症というものを理解していなかった」

 彼女の目を見ないように気を付けながら、謝った。そんなものは甘えだと考えていたが、あれはそんな生やさしいものではなかった。自分の知らないことを自分の常識で決めつけるなんて、王になる人間がすることではない。帝王学でそう習ったはずなのに。


「いえ、お見苦しいものを見せてしまい申し訳ございません」

 そう言うフェデリカの声もまだ震えていた。


 彼女が落ち着くまでの間俺は、別室で執事のフランツから話を聞いていた。

 フェデリカは聖女の印が出てから、対人恐怖症を治そうと必死に努力してきたこと。姉のエルヴィラと屋敷の全使用人たちがそれをバックアップしてきたこと。その甲斐あってエルヴィラの友人となら、鏡越しで会話できるようになったこと。それから今日、初めてマクシミリアンとも鏡越しの対面をしたことも。


 そのマクシミリアンについてエルヴィラは、何年もかけて妹に『良い人よ』と言い続けて恐怖心を抱かないようしてきたそうだ。その結果、鏡を通してとはいえ対面は成功し、彼女は普通に会話を交わすことができたという。


 成功は自信に繋がる。


 フェデリカは心配する姉や執事たちに、マクシミリアン殿下が太鼓判を推す弟君ならば心配ないはずと言って、俺に会うことにしたらしい。

 その自信と兄の信頼とを、俺は木っ端微塵に打ち砕いてしまったのだ。ろくでもないにも程がある。




 フェデリカに俺、お互いに着席し運ばれてきた茶に口をつける。

 反省はした。先程の件は100パーセント、俺が悪い。だがこんな彼女が宮廷に出て、腹黒い国王や男爵令嬢と渡り合えるとは思えない。フランツと相談し、彼女の登城なしでことを進めることにした。それで彼女を本物の聖女と主張するのは難しいが、大丈夫、俺ならやれる。


 フェデリカにフランツと決めたことを伝える。

「──ということだ。君は聖女に認定されるまで、その役目を休んでいて構わない。そうすれば男爵令嬢が偽物だとすぐに判明する。全て俺が取り計らうから、対人恐怖症が改善するまで表に出なくていい」

「嫌です」

 震えた声で発せられた言葉。聞き間違いかと、思わず彼女の顔を見た。

「私のことを案じて下さったことには心より感謝致します。実際、こんなダメな私では陛下の御前に出てもテレンツィオ殿下の足手まといになるだけでしょう。でも、それではダメなのです」

「……何がダメなのだ?」

 目を伏せたフェデリカは膝の上で両手を握りしめた。まだ先程のハンカチを持っている。フランツによればそれは姉のもので、彼女が好んで使う香水が染み込ませてあるそうだ。

 フェデリカが俺に会うならば姉のものをお守りに持ちたいと、言っていたのだという。俺が()いたせいで、身につける前に対面となってしまったのだそうだ。


 その姉のハンカチを手に彼女は

「姉は建国記念の舞踏会という晴れの場で一方的に断罪されたと聞いています。そのまま屋敷に帰ることもできず投獄され、どれほど怖かったでしょうか。それでも彼女は私を守るために、真実を伝えなかったのです」

 と、震えながらもはっきりと意見を口にした。

「姉は素晴らしい人です。子供のころから、母が庶民ゆえに貴族の言葉遣いもできずマナーも知らない私を守ってきてくれました。彼女は決して偽聖女なんかではありません。不完全な聖女を聖女たらしめるため、その表の役目担っていたのです。姉が表で私が裏。ふたりでひとりの聖女だったのです。

 私はそのことを自分の口で公にし、姉の汚名をそそがなければなりません。ここで逃げては、私は生涯自分を好きになれないことでしょう。それに」

 フェデリカの口が弧を描いた。微笑んだようだ。

「私の大切な人たちが住むこの都を、魔物だらけにしたくありません。私は聖女の仕事をしたいのです」

「『大切な人たち』とは誰だ?」

「もちろん、この屋敷のみなさんです」

「……使用人ということか」

「ええ。かけがえのない家族です。ですから私はテレンツィオ殿下にお任せし、屋敷で安穏としていてはならないのです」

「……」


 フェデリカはハンカチを胸に押し当て、息を吐いた。

「殿下はお優しい方です。私が倒れる前より柔らかい口調でお話しして下さっています」

 別に、と答えようとして彼女はそれを自分に言い聞かせたのだと気がついた。

 フェデリカがゆっくりと伏していた目を上げる。震えるまぶた。彼女は今、どれほどの恐怖と戦っているのだろう。


 やがて彼女の紫色の瞳が俺を見た。しっかりと視線が交わる。

 ふっとフェデリカは微笑んだ。

「お待ち下さって、ありがとうございます」

「いや……」

『よく頑張った』と褒めていいのかどうか分からず、戸惑う。

「このような私ではご面倒をおかけするばかりですが、どうぞお力添えをお願いいたします。今度は私が姉を守るのです」

「ああ」


 俺は立ち上がると、彼女の前に膝をついた。

「君の勇気に誓って、最善を尽くす。必ずや君を守り姉君の汚名を晴らそう」

「よろしくお願いします」

 そう言ったフェデリカは最初のイメージとは違って頼もしく見えた。



 ◇◇



 ドナトーニ家を一旦引き上げ、城に向かう馬車の中で。アドンとこれからの手筈を一通り確認したあと、俺は

「俺が王になれるかの大事な局面だからだろうか。武者震いがする」

 と正直に打ち明けた。

「武者震い。どんな症状で?」とアドン。

「鼓動が早い。やや痛みもある。……集中力も低下している」

「なるほど」とアドン。「フェデリカ嬢」

「……彼女がどうかしたか?」

 アドンはおもむろに懐から鏡を取り出すと、俺に見せた。


「何だ?」

「お顔をご確認下さい。赤く……」

「確かに」

 どうしたことか、俺の顔はほんのりと紅潮している。

「にやけている」と従者。

「まさか。……いや、確かに」

「おめでとうございます。あなたのは武者震いではなく、恋です」

 恋?

「まさか!」

 俺は散々恋にのろけるマクシミリアンを見てきて、ああはなりたくない、恋なぞ俺には必要ないと思ってきたのだ。それなのに、よりによってあんな娘に恋だと?

「まるで求婚するかのようにひざまずいて、誓いの言葉を言ったではありませんか」

「あれは」

「良かったですね。あの状態なら異性に知り合いはいないでしょう。あなたがエルヴィラ様のために本気で奔走すれば、きっと好意を持ってくれますよ」

「好意……」


 そのとき何故か脳裏にマクシミリアンの能天気な

「キスした!」

 という声がよみがえった。

 鼓動が早くなる。


「いや逆に異性に免疫がないぶん、悪い男に騙されてころっと惚れてしまうなんてこともあるかもしれない」

「それはダメだ!」

 考えるより先に口が勝手に叫んでいた。

 ニヤニヤ顔のアドン。

「テレンツィオ様にもようやく春ですね。まずはこの件を全力で頑張りましょう」

「ああ、そうだな」


 俺が恋?

 これが恋なのか?

 彼女の前にひざまずいたときに口走ったのは自分でも驚きの、本心だった。

 恋なぞいらないと考えてきたが理不尽にもそれに落ちてしまったと言うのなら。


 フェデリカには俺に惚れてもらう。逃しはしない。






「……アドン」従者を呼ぶ。

「何でございましょう」

「次にドナトーニ邸を訪れたら、その、さりげなくフランツに彼女の好きなものを尋ねておいてくれ」

「承知しました」


 ドキドキと胸はうるさいし、アホ兄のせいで変なことを考えてしまう。

 一刻も早くこの件に決着をつけ、終わったら求愛しよう。

 弱々しいくせに『姉を守る』と宣言した彼女の頼もしくも可愛い顔が、頭から離れてくれない。






テレンツィオは王太子になりたい野心家でツンツンしているけど、実は良い子で兄のことも好きです。



こちらの本編『偽聖女だと追放されましたが、本当に偽物です。さて、どうしましょう。』はフェデリカの姉エルヴィラと、テレンツィオの兄マクシミリアンのお話です。



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― 新着の感想 ―
[一言] 活動報告に書いていらした短編がこちらなのですね。 なんというか不器用可愛い二人をありがとうございます。 二人の向いてる方向が違うから、弟くんの恋路の行き先はまだ不透明なのでしょうか?
[一言] 弟くん、想像以上に不器用な人だったー!?
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