コウの原核が具現化する巨大な剣とショウの鬱憤晴らし
俺コウは初級エニウェアドラゴンのサーラの背中に乗っている、
その両隣では天使族代表のレティシアとショウコさんがいる、
俺達はもう一体のゴーレムに向かって飛んでいたが・・
「ここから先は通さないわ!」
ゴーレムを操作している10人ほど天使族が行く手を阻む、
敵の天使族はのっぺらぼうだが・・こちらの天使族は美顔だ、
それに気づいた敵の天使族がレティシアたちに質問の嵐!
「なにその美しい顔?あなたたちだけ卑怯よ!」
怒る天使族に対して・・レティシアとショウコさんが反論!
「アッカンベー!悔しかったら降伏したら?」
・・・
子供の喧嘩かよ・・
「コウさん!私たちの事は呼び捨てで構いませんよ!」
「いいのか?」
「当然です!だって・・私達はあなたの妻なんですよ!」
・・・
俺は何人妻が出来るんだ?
このままだと冗談抜きで100人超えそうな気がする・・
3人でもヘトヘトなのに・・
「あたしも忘れないでね!」
エニウェアのサーラも妻宣言している・・
さらに・・
「あっ・・あなたは・・」
敵の天使族が俺を見て・・皆が顔を赤めていた。
「もしや伝説の・・」
もはや恒例の天使族の一目惚れのようだ、だが・・
それを遮るようにレティシアとショウコは俺の腕に抱きつく!
「残念でした~このお方は私達の夫よ!アッカンベー!」
・・・
もう少し大人の対応出来ないものなのかな?
「なに言ってるのよ!そんなこと認めないわ!」
なぜか逆ギレしたのっぺらぼうの天使族が総攻撃してきた、
レティシアとショウコが魔法を乱射して相手の攻撃を相殺、
俺はサーラに雲の上に向かって飛ぶように指示する。
俺の考えが正しいのなら・・
きっと出来るはず・・
サーラは雲の上に飛んでくれた、その先には太陽が輝いている、
後を追うように天使族数人が雲の上に飛んできた!
「もう逃げられないわよ!大人しく捕まりなさい!」
赤面で脅迫されても全然説得力がないが・・
肝心なのは巨大ゴーレムを叩くことだから・・
今は邪魔しないでくれ!
俺は頭に描いていた攻撃を天使族に浴びせる。
「 光の輪!」
俺の攻撃を理解した体内の原核が反応し複数の光の輪を造る、
俺はそれを天使族に投げる、だが天使族は余裕でかわしたが・・
光の輪は弧を描くように戻り後ろから天使族を羽交い絞めにする。
「えっ?かわしたはずなのに・・」
「 光の針」
光の輪の一部が変化して無数の針となり天使族の急所を突き刺す、
そこは身体を麻痺させる経穴で天使族は動けなくなる、
気を失った天使族はそのまま武蔵の甲板に送って捕虜とした。
その時レティシアとショウコが雲の中なら出てきた、敵も一緒だ、
どうやら戦っている相手は幹部らしくほぼ互角の展開で交戦中、
そのせいか・・敵は俺には気づかず夢中で戦っていた。
俺はさっきの攻撃を繰り返し・・
敵の天使族を捕まえ同じように武蔵に送って捕虜とした、
あっさり敵を捕らえた俺を見てレティシア達は歓喜する、
そのまま俺に抱きつき・・キスを求めたがそれは断った。
ふてくされたレティシアとショウコは置いといて・・
俺は真下にいる巨大ゴーレムを砕くために雲の上に来たんだ。
「コウ兄ちゃんどうするの?」
サーラが俺に尋ねる、レティシア達も疑問だったようだ、
俺は太陽に指をさし・・説明する。
「俺の特級原核「光」は集積や蓄積をすることで力に変えられる、
その理屈だと太陽の力を加えれば無限の攻撃力が備わるはずだ、
その為に雲の上に来た、ここなら太陽の力を無限に蓄えられる」
サーラ達はキョトンとしていたが・・今は無視した。
「よし、下のゴーレムを粉砕するぞ!」
「オ~~~~~~~~!」
俺は太陽の光を集め身体の原核に送り・・ある武器を頭に浮かべる、
それに反応した光の原核は・・巨大な剣を具現化、目の前に現れた、
俺が右手を振ると剣も動く、巨大な剣は俺の意のままに操れる!
それを見たサーラ達は・・・
物凄く驚いたようで・・アンパン口開けて・・一言!
「なんじゃこりゃ~~~!!!」
・・・
もう少し女性らしい表現できないのかな?
まだ口が塞がらないサーラ達は置いといて・・
俺は急ぎスマホで武蔵に連絡、ゴーレムから離れるよう指示、
武蔵はじめ各艦は指示通りゴーレムから離れ戦況を見守る、
仲間の安全を確認した俺は・・剣をゴーレムに向けて落とす。
ここでサーラが一言!
「コウ兄ちゃん!必殺技の名前忘れてるよ?」
・・・
別にいいんじゃないか?要らないだろ?
俺がそう答えるとサーラとレティシア・ショウコからブーイング、
さらにレティシアがスマホを取り出し中継を始め抗議をする、
あまりにもうるさいので俺は急ぎ考えた、そして必殺技を叫ぶ!
「 光の破壊剣!」
巨大な剣は雲をすり抜けゴーレムの真上に現れた、皆が驚く、
そのまま剣をゴーレムの脳天に落とし真っ二つにする、
このまま切り刻めばゴーレムは砕ける・・
「コウさん~~ちょっと待って~~!」
俺の頭にショウの言葉が響く、俺は急ぎ剣を止めた。
「どうしたショウ?何かあったのか?」
「そのゴーレムの破壊僕にやらせて~」
・・・
いつの間にか武蔵の船首にスノードラゴンのショウがいた、
彼が俺に向かって大きく手を振る、俺はサーラに指示し武蔵に戻る、
そしてショウに意図を尋ねる、彼は笑いながら一言!
「僕も鬱憤晴らししたいんだ~」
・・・
頭を傾げる俺にエリーナが近づき今までの状況を説明してくれた、
なんでも他のゴーレムはスノードラゴン一族が特級魔法で砕いた、
ただショウはまだらしいので・・
・・・
要するに・・目立ちたいんだな?
俺がその目線でショウを見る、彼は笑いながら大きく頷いた、
ちなみにソニアは興味が無いらしく早々と辞退したそうだ、
そのソニアが俺に懇願、俺は気持ちを察知しショウに譲った。
「ありがとう!!!」
ショウは喜びながら武蔵の船首に移動、木人形達が待ち構える、
あらゆる機材を用意してゴーレム破壊の中継、皆がそれに釘付け、
その目線を一身に受けたショウは・・特級魔法を掌にかざす。
そして・・ゴーレムに放つ!
「 氷の爆破! 」
巨大な特級魔法が放たれ・・真っ二つのゴーレムに直撃した!
「ドカカカカカカカカカカカカカカ・・ドコーーーーーーン!」
噴火のような巨大な爆発が起こり・・
ゴーレムの巨大な体が跡形もなく砕け散った!!
「オォォォォォォォォォォォォォォォ・・・!!!」
各艦から歓喜の声が響く、それを感じたショウは満面の笑み、
さらにジェニー達が次々と祝福のキスをショウにプレゼント、
彼はものすごく喜んでいる、鬱憤は完全に晴れたようだ。
・・・
いつも笑っているショウに鬱憤なんてあるのだろうか?
頭を傾げる俺にソニアが一言!
「あの子ああ見えてもかなりデリケートなのよ」
・・・
それならなんで君たちはタライや洗面器でショウを攻撃する?
それに関しては・・ソニアは笑って誤魔化していた。
・・・
俺はこれ以上この問題に関わるのはやめることにした。
ふと空を見ると?
レティシアはじめ部下たちが捕虜の天使族を抱え飛んでいる、
どうやら一か所に集めているようだ、なぜか笑っている・・
それもなにか企んでいるような・・不気味な笑顔だった。
どうやら捕虜たちは大和に集められているようだ、俺も移動する、
各艦の幹部は大和の会議室に集まり捕虜の天使族と話を・・
・・・
「あっ・・あああ・・」
「うっ・・うううう~ん!」
「あああああああああ・・」
「あっ・・あっ・・あ・・・」
・・・
俺達の眼の前にいたのは・・
「こうですか?なかなか難しいですね」
「そうじゃないの!ここはこうして・・ほら出来たでしょ?」
「なるほど!ではこうなら・・」
「出来ました!」
捕虜の天使族全員が亀甲縛りをされて、もがいている姿だった、
そしてレティシアたちはサクラたちから縛り方を教わっていた、
さっき俺が捕らえた動けない捕虜にも笑いながら縄をかけていた。
恥ずかしい所にも容赦なく縄が縛られもがいている捕虜たち、
さらに部下がその縄を引っ張る、極度の刺激でさらにもがく、
それを笑いながら見ているレティシアたち・・
・・・
俺達は・・
ただ眺める事しか出来なかった・・




