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魔導沙の変則攻撃と被弾した重巡利根





魔導沙が繰り出した魔物達はもの凄いスピードで艦隊に迫ってくる、

それをレーダーで確認した艦隊は即座に戦闘態勢に入り各砲が動き出す、

近づかれたら不利と考えたアズミ達は即座に戦闘機隊を発信させた!




「スクランブル!!!スクランブル!各機は即座に発艦せよ!」




「各機発艦を許可する!即座に離艦して敵を叩け!」




ガシィーーーンドシューーーーンン!!!




キイイイイイイーーーードシューーーン!!!!!!




航空母艦鳳翔・龍驤・雲龍、蒼龍・飛龍、赤城・加賀と砂漠空母3隻、

これらの艦から戦闘機隊が次々と発艦して魔物達に向かって飛んでいく、

尚精鋭隊達も武器を抱え戦闘機の背中に乗り一緒に飛んでいった。




「各艦主砲発射用意!魔物達を総攻撃して下さい!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




戦艦長門を中心として各艦横並びとなり全艦総攻撃態勢に入った、

だがイージスミサイルは使わない、ここで使うと後が困るので自粛、

先で内陸部を攻撃する可能性があるのでその時に使うつもりだ。




しばらくして・・・




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




「敵魔物発見!ミサイル発射後一旦離脱します!!」




先行した戦闘機隊が敵を確認、艦隊から約300km程離れている、

この距離ではレールガンも届かないので戦闘機隊は先手攻撃を開始!

搭載しているミサイルを一斉発射して出鼻をくじき一旦戻る事にした。




「悪いな姉ちゃん達、ここは一旦引くぜ!」




「ええお構いなく・・あの数だと艦隊の援護が無いと厳しいので・・」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




「各機総攻撃開始!ミサイルをありったけ撃ち込み補給に戻れ!」




「ラジャーーーー!!!!アタッーーーーク!!!!」




ズシュシュシュシュシューーーーン!!!!!




ドゴゴゴーーー~~~~~~!!!!




ドゴドゴドゴドゴーーーーーー!ズガガガガガーーーーンン!!




グワア~~~~ギェエエエエエエーーーーー!!!!!




戦闘機隊は空対海ミサイル・・まあ空対空にも使えるミサイルを一斉発射!

同時に戦闘機隊の背中にいる精鋭達もライフルランチャーを撃ちまくる!

無数のミサイルとランチャーの攻撃を受けた魔物達は動きが鈍くなる。




「よし足止めは出来た、各機母艦に戻りミサイルを補給せよ!!!」




「了解、この海域から離脱します!!!」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!!!!!!!




グヮアアアア~~~~ギェエエエエエ~~~~!!!




戦闘機隊は一斉に反転しこの海域から離脱、魔物達は戸惑いその場で藻掻く、

なにせミサイル攻撃など想像すらしてない魔物達はこの攻撃に恐怖を覚えた、

錯乱し暴れ出す魔物達、それを見た魔導沙は・・




「ふ~~ん・・思ったよりもやるわね、それに引き際も見事だわ!」




魔導沙は戦闘機隊の攻撃、即座撤退を高く評価しながらも魔物達を宥めていく、

魔導沙の瘴気を感じた魔物達は徐々に落ちつき・・再び艦隊に向かっていった、

その間戦闘機隊は各空母に戻り補給を受けた後即座に離艦していた。




「戦闘機隊は各艦の援護に!各艦状況に応じて攻撃して下さい!」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




各艦砲撃態勢を整える、思ったより戦闘機隊の先制攻撃が効いたようだ、

魔物達の突撃スピードは当初よりも遅く・・戦闘機隊を警戒してるのだろう、

なので逆に・・そのスピードだと艦隊からしてみれば格好の的となっていた。




「敵魔物射程距離に入りました!!!!」




「各艦砲撃開始!一匹残らず殲滅せよ!」




「撃ちかた~~~はじめ!!!」




ドゴゴゴーーー!!!!




ドシュドシュドシューーーーン!!!!!




グィイイイイイーーーン!ズガガガガガガガ!!!!!!




各艦の砲が一斉に火を噴き総攻撃開始!弾は魔物目掛けて一斉に飛ぶ、

警戒して動きが遅い魔物達に・・それらはピンポイントで着弾した!




ドゴゴゴゴゴゴゴーーーーン!!!!!




ギャアアアアアアアアアアア!!!!!!!




魔物達は被弾し悲鳴を挙げる、だが艦隊は容赦無く攻撃を続行する、

魔物達は前方に鮫のような魔物・・10mはある巨大な鮫型魔物、

これらに艦隊の砲撃は集中して約8割の魔物は砲撃を受け沈んでいった。




「ふふふ・・なかなかやるわね、ではこれはどうかしら?」




グヮアアアア~~~~!!!!!!!




後ろにいたシャチのような魔物達が編隊を組み・・口に何かを咥えてる、

それは巨大な・・鉛筆の様な形をした鉄の棒、先は鋭利に尖っていた、

それを魔物達は一斉に・・吹き出した??




グワアアア~~~ボシューーーーーーーンン!!!!!!




!!!!!!!!!!




まるで魚雷の様に・・一斉に噴き出された鉄棒は艦隊目掛け向かってくる、

各艦即座に迎撃!駆逐艦隊は即座に魚雷を放ち機銃で鉄棒を攻撃したが・・




キィンキィンキィン!!!!




キィイイイイイーーーーーーン!ドゴゴゴゴゴ!!!




機銃ではこの鉄棒は抑えられず勢いは落ちない、なのでアイスシールド展開、

氷をブロック状にして盾とする、すると鉄棒は次々突き刺さり大半は抑えた、

だが数が多すぎるので一部は駆逐艦隊をすり抜け空母に向かってきた。




「敵の攻撃・・赤城に集中して向かって来ます!」




魔物達は後陣にいた空母赤城を狙っていた様で鉄の棒は一斉に向かって来た、

赤城は即座にブロックシールド展開、大半は抑えたが一部はすり抜けてきた、

さらに赤城は艦底氷針も展開、だが間に合わず鉄棒が左舷に突き刺さる・・




「させるかよ!!!!!!!」




ズザザザザザザザザザザ!!!!!!!!




「と・・利根・・・?」




即座に重巡利根が盾となり赤城を守った、だが利根は鉄棒をまともに受けた、

それを見た戦闘機隊は即座にシャチの魔物が危険と感じ総攻撃を開始した、

そのため以降鉄棒は来なくなったが・・利根はかなりの被害を受けた。




ジャアアアアアーーーー!!!!!




「海水の進水が止まりません!!!この鉄棒をなんとかしないと!!」




「そこをどいて!鉄棒を蹴り飛ばすわ!!」




「せーーの!!!!ハァアアアアアアアーーードガーーーーー!!!」




キュイイイイーーーーーン!!!!!!!




艦に戻って来た特級精鋭達が鉄棒を蹴り飛ばし利根は艦底氷針を展開した、

これは海水の進水を防ぐ為氷を展開して臨時の穴塞ぎとして応用したのだ、

だが航行は困難となったので三隈と鈴谷が挟み利根を支え難を凌いだ。




ちなみに精鋭達はバッタの魔物の対応に追われていたので鉄棒の対応が遅れた、

アメンボのように水面を飛んでくる魔物に対応するため艦から離れていた、

その隙を突かれ利根は被弾、精鋭達は悔しがりながら唇を噛みしめていた。




「よしこの程度でいいでしょう、お前達撤退しなさい!!!」




ザザザザザーーーーーーー!!!!!!




魔物達は一斉にサンフランシスコ方面に向かって撤退して行く、まるで・・

魔導沙はそっちの方向には魔物達が待ち構えていると宣伝するかのように・・

あえて大袈裟に撤退させた、それを見たアズミ達は・・




「敵魔物撤退していきます!!」




しばらくしたらレーダーからも消えたので各幹部は集まり対策を練った、

というのも・・自分達は当初サンフランシスコ方面を目指していたが・・

魔物達の撤退方向を見てそっちは囮ではないかと疑うようになったからだ。




「ねえどうする?このまま行くと敵の罠に飛び込むかも・・」




「ええ完全な揺動ですね、ですが気にもなります」




「俺もそう思う、もしかしたらロサンゼルス方面が本拠地かもしれない、

現時点そっちの方面に魔物が見当たらないから・・あえても考えられる、

もしかしたらロサンゼルス方面が本丸でサンフランシスコは囮かも・・」




・・・




幹部達は人工衛星で確認、すると大量の魔物がサンフランシスコに移動、

それは空から見ても確認出来る位の数、ここに向かうと大規模な戦闘になる、

こちらの被害は現時点利根だけだが・・かといってここに留まるのは・・




・・・




現在の位置に無人島等は無い、周りは水平線だらけなので隠れる場所が無い、

さらに兵達も疲弊・・アズミ達は急ぎ陸地に拠点を構える必要があると考えた、

そうしないと囲まれ総攻撃されたら被害は利根だけでは済まないだろう・・




・・・




現在利根は三隈と鈴谷が挟み固定させて修理をしているが応急処置が精一杯、

さらにここの海域は非常に深いので海底から奇襲されたら避けることは困難、

なのでここも危険域、早々に離れる必要があるためアズミは決断する!




「各艦進路変更!サンフランシスコを避けロサンゼルス方面に移動します」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・




各艦進路を変更してロサンゼルス方面に向かう、蟠りはあるが他に方法が無い、

サンフランシスコが怪しいとは感じているが現時点戦闘は避けたいアズミ達、

艦隊は指示に従いやむなく進路を変える、それを見た魔導沙は・・




・・・・




静かに・・怪しく微笑むのだった。











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