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圧倒的な力の差とタウロが扱う巨大バトルアックス




リディアと対峙するアリエノール、お互い剣を抜き身構えている、

その横でソネットが親衛隊達と交戦、だがソネットの敵ではなかった、

親衛隊は100名程いたが瞬く間に全員槍で足を貫かれ戦線離脱となる。




それ見たリディアは・・




「ふ~んお姉ちゃん達すごく強いのね、正直甘く見ていたから意外だわ、

まあ私が全員倒せばいいだけの話、だから殺すけど悪く思わないでね」




これを聞いたアリエノールは・・




「そうね・・貴方は確かに人間離れしているのは感じるわ、でもね・・

私からしたら所詮人間レベル、だから私が負けることは絶対に無いわ!」




「そうなの?それじゃ・・早速殺させて貰うね!」




「ええ来なさい!出来るものならね・・




シュン!!!!!!!!!!




シュイイイイイイーーーーン!!!!




ガキガキガキガキーーーー!!!!!




リディアは人並み外れたスピードでアリエノールに襲いかかり剣を振る、

だがアリエノールはそれらを余裕で見切り剣でリディアの攻撃を弾いていく、

尚ソネットは既に親衛隊達を蹴散らしコンセ達の護衛にまわっていた。




キィンキィンキィンキィン!!!!!!!!!




ハァアアアアアア!!!!




ズババババーーーーン!!!!!!!




更にスピードを上げて斬りかかるリディア、だがアリエノールは余裕で弾く、

当初は笑顔だったリディアだったが徐々に余裕が無くなり焦りが見えてきた、

そして渾身の一撃を放つが・・アリエノールは剣の一振りでそれを弾いた。




「ハァハァハァ・・」




「あらあらどうしたの?私を殺すんじゃなかったの?」




「そ・・そのつもりだけど・・お姉ちゃんいったい何者なの?今迄私は・・

ディャーヴォル以外に負けた事は無かったのに・・」




「簡単な話よ、貴方は確かに強いけどそれは人間の世界での話、でもね・・

この世の中には更に強い者が数多くいるの、そう私でも勝てない猛者がね、

そして・・そのディャーヴォルより強い者もいるのよ、桁違いな存在が・・」




「そ・・そんなこと・・」




「うふふ・・あり得ない話では無いと思うけど?現に貴方は感じているはず、

私ごときにここまで手こずっているのが事実よ、そして貴方は負けるのよ!

一応手加減はしていたけど・・そのお詫びに少し本気を見せてあげるわ!」




「そ・・そうなの?なら見せて!」




「ええわかったわ!出でよ!わが相棒リファイア・ホーリーエンジェル!!」




シュウウウウウウウウウウウウウ・・




「えっ?えっ?それって天使なの?それも2体も???????」




キィイイイイイイイイイーーーーーーン!




アリエノールは憑依モンスターのリファイア・ホーリーエンジェルを展開、

そして融合!さらにリファイアはアリエノールの強さを倍に引き上げた、

光り輝くアリエノール、それを見たリディアは力の差を痛烈に感じていた。




「こ・・これはまずいな・・あれだとリディアでも危ない・・」




遠くから望遠鏡でリディアの様子を見ていたアンドレイは至急早馬を飛ばした、

それはこの地域を管轄する総司令官宛、全軍船の派遣を大至急頼んだのだ、

司令官は了承、念のため備えていたようで即座に軍船を派遣させた。




そしてリディアは・・




・ ・ ・




あまりの力の差に膝をつき・・震えながら尋ねる。




「お・・お姉ちゃん達いったい何者なの?もしかして人間じゃ無いの?」




これに対してアリエノールは・・




「そうね・・今は別の世界から来たとだけ教えておくわ、さてと・・

貴方沢山の人を殺したようね、今迄を見るとそれは快感だったでしょう、

でもね、今度は貴方が斬られる立場なのよ、そろそろ覚悟はいいかしら?」




キラリ!!!!!!




アリエノールは剣を構え・・リディアを一刀両断にするつもりで気を高める、

対するリディアは震えながらも剣を構えアリエノールの攻撃を抑える気だ、

次の瞬間アリエノールは瞬時にリディアに飛びかかり剣を振り下ろす!




キィイイイイイーーーーン・・・・・ボキ・・




・・・




リディアは剣でアリエノールの攻撃を防いだが・・次の瞬間剣が折れていた、

呆然とするリディア、自慢の剣がエンジェルソードの衝撃に耐えきれなかった、

アリエノールは再び構えリディアを睨む、恐怖で震え怯えるリディアは・・




「で・・ディャーヴォル~~助けて~~~うわあああ~~!!」




思わず涙を流し助けを求めるリディア!それを遠くで見ていた男?がいた。




「し・・信じられんな・・・あのリディアが手も足も出ないとは・・」




ディャーヴォルは急ぎリディアを助けようと崖の茂みの中から飛び出した、

それを大和のレーダーで捕らえたリィブラは即座にタウロに目を向ける、

タウロは頷き即座に動き・・瞬時にディャーヴォルの目の前に現れた。




「お・・お前は??いつの間に??」




「ここからは私が貴方のお相手を致します!」




12天聖の一角牡牛座のタウロがディャーヴォルの前に立ち塞がる、

だがディャーヴォルは小柄な女子大生のようなタウロは論外と考えた。




「すまんが俺は急いでいる、お前と関わる暇は無い!!」




ディャーヴォルは突如大鎌を取り出しタウロを瞬時に斬り飛ばす・・




が・・・・




シュウウウウウ・・・




「ウフフ・・そう言わずにお付き合いください、退屈はさせませんわ!」




ディャーヴォルが斬り落としたのはタウロの幻影、本人は傷一つ無い、

驚くディャーヴォル、するとタウロはある武器を取り出し身構えた、

それは彼女専用のバトルアックス、前に頼まれたので俺が作成していた。




「唸れ疾風~~~!敵を切り裂けーー!!」




ブォオオオオオオオオオオオオ!!!!!!




バシィイイイイイイイイイイーーーーーンン!!!!




「な・・何だと?この距離から攻撃出来るのか?」




タウロが振り下ろしたバトルアックスから猛烈な風の刃が飛んで来た、

ディャーヴォルはなんとか大鎌で避けたが衝撃で手が猛烈に痺れている、

下手に動くと斬り裂かれると感じたディャーヴォルはその場に留まる。




ちなみに・・




身長は165センチ位で酒●法子さんのような風貌のタウロはまさに清純系、

だが彼女は最強12天聖の中でも桁違いのパワーの持ち主でまさに猛牛、

巨大なバトルアックスも軽々と扱いその力はあらゆるものを叩きのめす!




以前俺が12星座のゴールドソードを作成し彼女もそれを手に入れたが・・

ただ彼女は剣はあまり得意では無いので専用の武器を新たに求めてきた、

それは巨大なバトルアックス、俺は目を丸くしたが彼女には最適らしい。




・・・




そういえば前にアヤカと戦った時巨大な斧を使っていたな・・




だが俺は・・




正直清純系のタウロに真反対とも言えるバトルアックスを扱えるのか?

そう疑問に思いながらも集めていた最高素材でバトルアックスを作成、

だが重量は30kgにもなった、こんなものが扱えるか疑問だったが・・




ブゥウウウウウーーーーーゴォオオオオオオオオオ!!!!!




!!!!!!!




予想に反してタウロは軽々とこの武器を扱い振るだけで風が吹き荒れた、

ならばと俺は風と冷気、炎の原核も組み込み振れば効果が出るようにした、

さらに金銀銅を混ぜた特殊光沢にして今迄に無いバトルアックスを造り渡した。




「わあ~~~ありがとうございます!!!!!」




これにはタウロも大喜び!以降彼女はこれをメインとした戦闘訓練を繰り返す、

ただかなり費用がかかったのでタウロに代金を請求すると・・




「うふふ・・妻が夫に払うのは・・か・ら・だ・ですよ!」




・・・




俺はタウロとヤリまくり・・素材の代金は全部俺持ちとなっていた、

ちなみに円で換算すると約1億円にもなったが全部俺持ちとなる、

また借金が増えた俺は・・以降この手の要望は断ろうと心に誓った。




それはさておき・・




タウロの猛攻に押されるディャーヴォル、リディアが気になるが動けない、

そのリディアはアリエノールの威圧に怯え・・それに気づいたディアナ、

急ぎ援軍に向かおうと・・突如無数の軍船が到来し氷山の傍まで来ている。




それは味方の軍船、それに気づいたディアナが総攻撃を命じる!




「り・・リディア少佐が危ない!全船砲撃で援護して!!」




ドゴンドゴンドゴーーーーーーン!!!!!!




ディアナの大声の指示と同時に軍船が発砲、氷山を越えて砲弾が飛んでくる、

さらに崖の上からも飛んで来た、どうやら崖の裏は水路になっているようだ、

無数に飛んでくる砲弾!だがリィブラは静かに各艦に指示を出す!




「全艦アイスシールド展開、これより大和は敵船団を殲滅します!」




ドガドガドカーーーーーーン!!!!!




各艦はアイスシールド展開、砲弾は次々と爆発したが艦に被害は無い、

すると大和だけが動き出す、しかし武蔵初め各艦は甲板で白兵戦の最中、

味方も大勢いるので動けないが大和だけはいつの間にか敵がいなかった。




それもそのはず・・




天聖族最強の一角リィブラは瞬時に大和にいた敵兵達を蹴散らしていた、

なので大和だけ敵兵がいない、尚武蔵達はコンセ達を鍛えていることもあり・・

かなりの数の敵兵がまだ甲板にいて交戦中のためその場に留まっていた。




「一番二番主砲発射準備!レーダーに映る敵軍船を蹴散らします!「」




グィイイイイイイイイイイイーーーーン!!!




大和の主砲が動き出し敵軍船を狙う、その数分後・・・




・・・




同乗していたスサノオが思わず発した言葉・・




「こ・・この艦は・・皇神と呼ぶに相応しい艦だな・・」




戦艦大和は・・




・・・




その恐るべき力を発揮して・・・




・・・




敵はただ・・恐怖を抱くだけだった。












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